幸田露伴の『五重塔』を、昔から愛読している。名人気質の貧乏大工のっそり十兵衛が、朗円上人の知恵を得て、塔の建造に心魂を打ち込む。それをやさしく見守る川越の源太。この二人の雄々しい、職人魂の争闘の物語。…[続きを読む]

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