10月30日朝、青森県つがる市牛潟の小高い丘は風がやや強く、見渡す日本海には白波が立っていた。だが、130年前のこの日はそれを何十倍も上回る大シケで、米国の大型貨物帆船が座礁、乗組員23人のうち19人が犠牲になった。残る4人は地元の漁師らが命がけで救い出し、仮死状態で流された水夫は漁師の妻が自らの肌で温め、蘇生させた。海に生きる人々の決死の救助は地域で語り継がれ、毎年続く米国との交流につながっている。…[続きを読む]

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