日本史上、最も愛された悲劇の主人公といえば源義経(1159~1189)だろう。1180年に始まる治承・寿永の乱で平氏を滅ぼす大功をたてながら、兄・頼朝にうとまれ、頼りにしていた藤原泰衡(やすひら)にも裏切られて、奥州平泉の衣川館(ころもがわのたち)で自刃する。その義経が平泉では死なず、さらに北へ逃げ延びていたという説がある。義経北行伝説――。その真偽が知りたくなり12月上旬、旅に出た。…[続きを読む]

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