ソーシャルメディア全盛の中、早急に結論に飛びつこうとして、過激な意見に走ったり、デマの拡散に加担したりしてしまう――。感染が拡大する新型コロナウイルスについてもフェイク情報が出回りました。そんな今だからこそ、「ネガティブ・ケイパビリティ」という考えが注目されています。イギリスの詩人キーツが19世紀に提唱し、答えのない事態に耐えうる能力を指すそうです。なぜ今、「急がず、焦らず、耐えていく」ことが必要なのか。早くからこの概念に注目している作家で精神科医の帚木(ははきぎ)蓬生(ほうせい)さん(73)に、自身の臨床やフランス留学の体験も含めて語ってもらいました。…[続きを読む]

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