1987年5月3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に押し入った男が散弾銃を発砲し、小尻知博記者(当時29)が死亡、犬飼兵衛記者(当時42)が指を2本失った。「反日分子には極刑あるのみ」などと書かれた犯行声明が「赤報隊」の名で届き、事件は言論に対するテロとみられている。朝日新聞は事件を機に「『みる・きく・はなす』はいま」という企画を始め、言論をめぐる状況を毎年報告してきた。今回のシリーズではコロナ禍やヘイトスピーチなどを通じて、社会で増幅する不寛容を考える。…[続きを読む]

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