この国で、「家族」は最後にして最大の防波堤として期待されています。日本の場合、農業国としての特徴が強く、戦後間もないころまで就業者の半数は農林漁業従事者で、いわば農村の村落共同体が「親族共同体=家族」を形成していました。そのような中で、背景にはいわゆる「ミウチの恥はヨソには見せない」という規範意識が残存したまま、高度成長期に急速に工業化を遂げ、人口が都市部に流入し、核家族化していった経緯があります。…[続きを読む]

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