5月12日に豊臣秀吉が最後に築いた京都新城の発見を京都市埋蔵文化財研究所が発表した。京都新城は文字史料では知られていたが、これまで研究上でも小説でもほとんど注目されてこなかった。その解明の端緒が考古学によって得られたのは大きな成果である。京都新城は秀吉が豊臣家の行く末をどれほど深く悩んでいたかを物語る城だと思う。今回の発掘はごく一部にとどまるので全体像はまだ謎に包まれているが、現時点で読みとれることを記したい。まずは京都新城築城までの動きを追ってみよう。…[続きを読む]

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