かつて日本人論の先駆けとして一世を風靡(ふうび)した土居健郎(たけお、1920~2009)の「『甘え』の構造」。日本人の依存欲求の功罪を説き、累計146万部のロングセラーとなるも、甘えの定義が曖昧(あいまい)など批判も受けた。自分の考える「甘え」が伝わらないと嘆いた土居が言いたかったことは何だったのか。人間関係が希薄になりつつある今読み返してみると、意外なメッセージが見えてくる。…[続きを読む]

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