「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、もどかしさのドラマです。18日から公開中のシリーズ完結編「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見て、その思いを強くしました。胸につかえる思い、すぐには届かない相手。募るもどかしさの果て、ようやく伝わったその時、もどかしさは喜びに反転します。いましめから解き放たれたように。硬い氷が澄んだせせらぎに変わるように。ヴァイオレットという少女の物語でもどかしさを生むのは、手紙という伝達形式、彼女の生業である代筆、そして、彼女がまだ受け止めきれていない「愛してる」の言葉です。…[続きを読む]

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