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「建設ディレクター」という仕事の生みの親だ。建設現場での業務を事務面でサポートする役割で、現場監督の長時間労働に悩む中小の建設会社から打開策として注目される。近年、この民間資格の取得希望者が急増している。 背景にあるのは、いわゆる「2…
(1面から続く) ――建設業界での2024年問題は、あまり知られていないのでは。 大手メディアで扱われる機会が少ないですが、いま業界は大騒ぎです。インフラ整備、防災、減災、災害復旧をなりわいとする業界。2024年問題によって新しい…
手描きの看板に胸がときめいたり、映画好きの支配人に解説してもらったり……、そんな思い出にあふれた、街中の小さな映画館が消えつつある。 全国のスクリーン数の中で、昔ながらの映画…
■福岡県大刀洗(たちあらい)町地域振興課長・村田まみさん 「田舎の暮らしが豊かなことを、住んでいる人たちに実感してほしい。すごい町、面白い町に暮らしていると思ってほしいんで…
■「競争」から「共感」に 美しく、しなやかで、強い。カルティエを象徴する「パンテール(ヒョウ)」は、時計やジュエリーなど様々な商品のモチーフになっている。世の女性たちにそう…
たちこめる湯煙の向こうに鮮やかな青い空の下、富士山と湖が見える。湯船をジャバジャバ音を立てて進む人がいて、水面も自分も揺れる。誰かの背中を覆う湯気が、奥に描かれた雲と重なる。あ…
■つくるを通していきるを学ぶ アートスクールの代表であり、不登校の子を持つ親が集まり活動する拠点「トーキョーコーヒー」を主宰する。 大阪芸大在学中の1998年、美大進学希…
父へのプレゼントをどうしよう? どの学習机が、わが子に合う? 自宅の掃除や買い物だけじゃない。あいまいな依頼でも解決策を提案します。家事代行にとどまらない、忙しい家族を助け…
出来過ぎに思える世代交代だ。 国民栄誉賞を贈られた車いすテニスのレジェンド、国枝慎吾さん(39)が今年1月22日、現役引退を表明した。パラリンピックの男子シングルスで3度の金…
「いま必要なのは戦争を起こさないための外交です」。軍事力が抜本的に増強されるなか、「戦争回避」を訴え、講演で国内各地を飛び回る。 夏にはワシントンへ行く予定だ。コロナ前は毎年…
■土屋鞄(かばん)製造所社長・土屋成範さん 世は少子化だというのに、この会社がつくるランドセルはどうだろう。 2010年に2万7千個だった販売数はこの10年間でざっと3倍…
いい意味で、医師らしくない。街に出て住民と交流し、「健康のまちづくり」に奔走する。拠点は、福井県最西端の町、人口1万人の高浜町。 仕掛ける企画は、地域診断クイズ大会「クイズ1…
1月半ば、グリーンランドの北極に近い小集落シオラパルクに今年も、村人から「カクハタ」と呼ばれる日本人探検家がやってきた。飼い主不在の間、つながれっぱなしだった犬たちを鍛え、犬ぞ…
東日本大震災から11年11カ月の月命日だった2月11日、福島県楢葉(ならは)町で主催したイベント会場に、自身が制作したキャンドル100本ほどが並び、東京電力福島第一原発周辺から…
大阪のゼネコンに身を置いていた25歳の時、祖母ほど年の離れた女性に胸ぐらをつかまれ、言われた。 「あんたに人生を奪われた。思い出の詰まった家を返して」 古い団地からの立ち退…
1月半ばの東京・下北沢のライブハウス「CLUB Que」。午後8時過ぎ、アイルランド民謡をバックに、キルトスカート姿の小柄な男性がゆっくりステージへあがる。突然鳴り響くバグパイ…
スマートフォンで動画やゲームを楽しんでいたり、出先でパソコンを使ったりしていると、じわじわと熱くなっていくバッテリー。これがものすごく、気になる。「仕事柄、『いったいどこから発…
■(がんとともに) 全国から52団体が加盟する「全国がん患者団体連合会(全がん連)」を8年前に設立し、理事長を務める。厚生労働省、日本癌(がん)学会や国立がん研究センターな…
TVドラマが大好きな私の妄想に、しばし、おつきあいのほどを。 とある離島に、医師は診療所にひとりだけでした。島民が胸を押さえて倒れました。手術開始。医師の手が止まります。ボク…
福岡県みやま市に設けられた動物病院に昨年12月上旬の早朝、捕獲器に入れられた野良猫が次々と集まってきた。ボランティアらが雌雄の別や体重を確認し、麻酔をかけたうえで、不妊・去勢手…
■ひとりじゃない、動画で発信 ピンクの髪や、ハットにオーバーオール。カラフルな3人が、時たまつつき合い、笑い声をあげながら肩を並べ、カメラを見つめて息をそろえた。「スリーフ…
60代と70代で2度がんを患った。覚悟を決め、胆嚢(たんのう)、胆管、十二指腸、脾臓(ひぞう)、膵臓(すいぞう)の摘出手術を受け、「五臓」がない。 1日6回血糖値を測り、毎日…
30年以上、うつ病患者と向き合ってきた。有明海に近い福岡県大牟田市の不知火病院。全国に先駆け1989年にうつ病専門病棟「海の病棟」を開いた。川に面した陽光が注ぐ開放的な病棟が特…
ドラマ好きをうならせる質の高い作品を次々と世に送り出してきた。今は放送中の「エルピス―希望、あるいは災い―」(関西テレビ制作)が話題を呼んでいる。冤罪(えんざい)疑惑の真相を懸…
サンゴの表面に並ぶ無数の突起が、抱えていた小さな球体を手放す。あちこちから、ひとつ、またひとつ。水面に向かって浮かんでいく。本来6月のエダコモンサンゴの産卵時期を真冬にずらし、…
片手に天秤(てんびん)、片手に剣を携えたギリシャ神話の女神テミスは、「正義」の象徴として法曹関係者に親しまれている。自ら営む東京・麹町の法律事務所にも高さ数十センチの像がある。…
国産メンマの原料を食品メーカーが買い取る仕組みをつくり、放置竹林問題の解消や地方の雇用創出につながるビジネスモデルの確立をめざす。 宇都宮市北部の日光街道近くに広がる約24ヘ…
10月、東京・銀座のシャンソニエ「蛙(かえる)たち」。満員の客席の一人ひとりに語りかけるように彼女は歌っていた。11月の宮城・石巻公演ではシャンソンになじみのない人たちも魅了。…
うんちをするのは「悪」だった。 覚えがある人もいるだろう。学校ですると、バカにされたり、冷やかされたり、だから家に戻るまで我慢して、体調を崩したり、途中で漏らしたりしてしまう…
爆売れ中の「80歳の壁」は発売7カ月足らずの今月、50万部を突破した。コロナ禍突入後に出版した本の題名は、35万部超えの「70歳が老化の分かれ道」を筆頭に、「70代で死ぬ人、8…
出版不況といわれて久しく、雑誌が相次いで休刊するなか、今年、過去最高の部数をたたき出した女性誌がある。「50代から」を掲げる月刊誌「ハルメク」だ。ファッションやグルメからスマホ…
「極端な話、砂糖と塩を間違えたって構わないんですよ」 世界5大陸で日本料理の高級レストラン「NOBU」を展開する巨匠の言葉に、思わず耳を疑った。よく聞くと、東京・新宿のすし屋…
間違いなく、バレエの神様に愛されているダンサーだ。 生まれ持った柔軟な体に、幼少期からのたゆまぬ練習によって徹底的に身についた基礎。身長167センチの跳躍は、誰よりも高い。恵…
東京・渋谷のセンター街の一角。「株式会社無駄渋谷支展」なるものが8~9月に開かれていた。 「オンラインミーティング(飲み会)緊急脱出マシーン」「札束で頬を叩(たた)かれるマシ…
■女性リーダーよ、前へ 米国ボストンに住み、日本の女性のリーダーシップ育成プログラム「Japanese Women’s Leadership Initiative」(JWL…
福島県会津若松市の隠れ家のような小料理屋で女将(おかみ)が言った。「『観光のついで』ではなく『酒を飲むために会津に来た』と言ってくれるお客がいる。この人たちのおかげですよ」 …
「『はやくして!』と言わなくても子どもが動いてくれる裏技は?」 「お風呂を嫌がる子どもがあっさり入る! 保育士オススメの解決方法」 現役保育士としての経験と知恵から生まれる…
Tシャツと短パン、金髪に染めた頭にはキャップをかぶり、素足にサンダル。コロナ禍の都心のビル街に現れたのは、亡き放浪の画家に似た素朴な青年だった。その後、待ち合わせたモデル風のイ…
高校時代、人前で話すのが苦手だった。映画に興味があったが、演劇部しかなかった。入部してすぐの1年生の夏、思いがけず舞台に立つことになる。引きこもりの少年役で、セリフは一言「ただ…
取材の待ち合わせ時刻の少し前、安倍晋三元首相銃撃の報が飛び込んできた。容疑者の横顔が徐々に伝えられると、こうつぶやいた。「ひょっとして僕も彼だったかもしれない」 作家を夢見て…
■YAMAP(ヤマップ)代表・春山慶彦さん 「社長になりたいとか、お金を何百億ももうけたいと思ったことは一度もありません」。真っすぐにそう言い切る純粋さと熱量で、登山・アウ…
ノブが外れ、半開きになった玄関ドアを開けると、天井まで積み上げられたゴミが視界に飛び込んできた。ちゅうちょなく隙間をすり抜け、ベッドに横たわる患者の元へ。「あれ、飼ってたインコ…
亡くなった人の体を変化させることなく、安らかな姿にする衛生保全・修復の技術。それが「エンバーミング」だ。 多死社会を迎えるなか、エンバーミングの役割は今後大きくなっていくとみ…
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の日本初演開幕を約20日後に控えた6月中旬、東京・赤坂でプレビュー(先行)公演が始まった。その初日。終演後すぐに立ち上がり、拍手を送る観客たち…
■オンラインで学びを変える 「オンライン高校の校長だからこそ思う、対面の価値を教えてください」。6月、講師として招かれた慶応大学の教室で、学生から質問された。 「オンライ…
原宿駅前の喧噪(けんそう)を抜けた住宅街の小さなカフェ。ワサワサと観葉植物が茂り、天井から色とりどりのドライフラワーが下がる。奥の花屋では、深紅のバラが次々と花束に整えられてい…
3月の夜、都内の地下ホール。白髪交じりのソバージュヘアで、自ら訳した「般若心経」を朗読した。「無い、無い、無い…絶叫するしか無い!」と語りながら足を踏み鳴らす。そして恒例の、そ…
こんな日が来るなんて、40歳まで夢にも思わなかった。 2013年から20冊以上の絵本を出し、その累計はざっと600万部。10カ国以上で翻訳出版もされている。東京・世田谷文学館…
5月21、22日、東京の浅草神社で三社祭が開かれた。3年ぶりに宮みこしの巡行があり、会場は熱気に包まれた。コロナ禍が一時より落ち着き、今年は各地でお祭りが開かれている。「お祭り…
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