写真・図版 1月3日、独立系のノルウェー道路連盟が発表したところによると、2019年の同国での電気自動車(EV)の新車販売が前年比30.9%増加した。写真はノルウェー・グルスビクのテスラ用充電ステーション。2019年3月撮影(2020年 ロイター/Terje Solsvik)

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 [オスロ 3日 ロイター] - 独立系のノルウェー道路連盟が3日発表したところによると、2019年の同国での電気自動車(EV)の新車販売が前年比30.9%増加した。テスラ<TSLA.O>製品の需要が大きく伸びた。今年は競合メーカーが新たなモデルを投入する準備を進めており、EV市場の競争が激化する見通しだ。

 19年に同国の新車販売に純粋なEVが占めた割合は世界記録となる42.4%だった。18年は31.2%、13年にはわずか5.5%だった。

 ノルウェーは、2025年までに欧州で最初にガソリン車やディーゼル車の販売を禁止する国となることを目指している。同国ではガソリン車やディーゼル車に課される税金が電池式自動車については免除されており、この免税措置導入からわずか数年で渋滞や大気汚染に改善が見られたという。

 2019年にノルウェーで販売台数トップ10入りした自動車のうち、フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>の「ゴルフ」や日産自動車<7201.T>の「リーフ」、VW傘下のアウディ<NSUG.DE>の「eーtron」など大半がEVだった。

 トップはテスラの中型セダン「モデル3」。市場シェアは11%に達した。

 同年のノルウェーの新車販売台数は14万2381台。このうち6万0316台が電気のみで走行する車だった。 

 一部の輸入業者はEVの市場シェアが2020年には50━60%に拡大すると予想している。

 VWはノルウェー市場の見通しについて「自動車市場のEVのシェア拡大が加速している。2025年には100%に達するだろう」との予測を示している。

 気候変動への関心の高まりによって各国が環境規制の強化に動き、環境技術の進歩や消費者意識の変化を促すなか、自動車業界も変貌を迫られている。

 今年、テスラは中型のスポーツ多目的車(SUV)「モデルY」をの生産を開始する予定だが、ダイムラー<DAIGn.DE>のメルセデス・ベンツやアウディ、フォード・モーター<F.N>など数多くのライバルとの競争に直面している。

 ノルウェー電気自動車協会は声明で「2020年には20━30車種の新型EVモデルが市場に投入され、その多くが年初の投入となる」との見通しを示した。

 *内容を追加しました。