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 [パリ 1日 ロイター] - 米格付け会社ムーディーズは1日、石油大手の仏トタル<TOTF.PA>と英BP<BP.L>の格付け見通しを「ネガティブ」に変更した。新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて原油価格が下落していることが理由。

 ムーディーズはトタルについて、純負債に対するリテインド・キャッシュフロー(RCF)の比率を30%以上に維持するといったAa3の格付けにふさわしい信用力の基準を積極的に維持できなくなる確率が高まったと指摘。

 トタルは原油安を受けて、コスト削減の強化と自社株買いの停止を発表。BPも3月に支出を減らす方針を示した。

 ムーディーズのシニアバイスプレジデント、スベン・ラインケ氏は「BPは流動性資産が潤沢で財務に弾力性がある。原油・ガス価格が正常化すれば、2021?22年の信用力の指標の回復に寄与するとみられる。だが、A1の格付けに必要な条件を今後12?18カ月間満たせるかどうかが不確実になったと考えている」と述べた。