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 [上海 18日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は18日、人民銀は下半期の流動性を適度に潤沢な水準に維持すると述べた。新型コロナウイルス対策として導入した政策措置を適切な時期に巻き戻す出口戦略をあらかじめ検討しておくべきとも指摘した。

 総裁は金融フォーラムで、中国経済のファンダメンタルズは依然として健全で、金融市場は全体として安定しているとの認識を示した。

 新型コロナへの対応で打ち出した金融政策の残存効果に注意を払う必要があるとし「政策措置を適切な時期に解除することを事前に検討すべきだ」と述べた。

 人民銀は今年に入り資金調達コストの低下を誘導してきたと説明した。2020年は新規人民元建て融資が20兆元(2兆8300億ドル)近くに達し、過去最大だった2019年の16兆8100億元を上回ると予想した。また社会融資総量は30兆元以上増えるとの見通しを示した。

 人民銀のバランスシートは36兆元(5兆0800億ドル)程度で安定していると述べた。

 中国経済は第1・四半期に6.8%のマイナス成長となった後、着実に回復している。アナリストは回復を後押しするために人民銀が一段の緩和策を打ち出すと予想している。

 銀行保険監督管理委員会の郭樹清主席は同じフォーラムで、中国では政府債務のマネタイズは行わず、マイナス金利を導入することもないと言明した。[nL4N2DV1RS]

 またグローバルなサプライチェーンが回復するまでに時間がかかるとの見方を示したほか、各国は新型コロナ対策として実施した大規模な緩和措置からどのように脱却するか再検討すべきと述べた。

 劉鶴副首相は同フォーラムのための事前講演原稿で、中国の金融政策はより柔軟であるべきで、カウンターシクリカルな調整を強化する必要があると指摘した。

 *内容を追加しました。

 

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