写真・図版11月23日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁(写真)は、前回11月5日の金融政策委員会での決定内容を巡り、英紙サンへのリーク(漏洩)を疑っていることを明らかにした。

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 [ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のベイリー総裁は23日、前回11月5日の金融政策委員会での決定内容を巡り、英紙サンへのリーク(漏洩)を疑っていることを明らかにした。

 英中銀は5日、量的緩和措置の資産購入プログラムを1500億ポンド(2000億ドル)拡大することを決定。拡大の規模は市場予想を上回った。

 サンは政策発表の数時間前に中銀がこの措置を取ると報道。スナク財務相の政府支出計画の一部についても報じた。

 ベイリー総裁は、議会財政委員会での定例公聴会で、「リークと推測せざるを得ないことであり、真相を究明しなければならない」と述べ、調査を行っていることを明らかにした。

 同総裁はこれまで、サンの報道について、リークと考えているのか、単なる観測ととらえているのか明確にしていなかった。

 英中銀の政策決定のリークはほぼ前例がないといえるが、メディアは政府の景気支援策など新型コロナウイルス関連対策に関する一連の決定内容を正式発表前に報じている。

 英中銀の政策委員会には財務省の高官が出席するほか、資産購入プログラムに関する決定はスナク財務相の承認が必要となる。

 ベイリー総裁は、新型コロナの感染拡大を受け、5日の政策決定の数日前から市場では資産購入プログラムの拡大幅が当初見込みの1000億ポンドではなく、1500億ポンドになるとの見方が高まっていたと指摘。その上で、サンの報道を単なる観測と片付けるのは間違っているとの見解を示した。