写真・図版米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種が177ドル値下がりした。写真はニューヨーク証券取引所。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[PR]

 [ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種が177ドル値下がりした。決算を発表した大手銀行株が売り込まれたほか、エネルギー株も軟調だった。

 S&P500銀行株指数はは3.4%安。最近の急激な伸びの反動が出た可能性もある。JPモルガン・チェースや、シティグループ、ウエルズ・ファーゴの四半期決算は予想を上回った。

 ウエルズ・ファーゴは7.8%安、シティは6.9%安と下げが目立った。JPモルガンは1.8%安。

 インディペンデント・アライアンス(ノースカロライナ州)の最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「金融やエネルギー株の下げが相場全体の足を引っ張った。今年の相場は金融やエネルギー、素材、工業株がけん引役になるとみられ、こうした株価が値下がりすれば相場の悪材料になる」と指摘した。

 バイデン次期大統領は14日、1兆9000億ドル規模の新たな景気対策案を発表。ワクチン接種などの新型コロナウイルス対策に4150億ドルを充てるほか、約1兆ドルを家計支援に振り向ける。国民への現金給付は、前回の景気対策で支給した1人当たり600ドルに加え、さらに1400ドルを盛り込む。失業給付の上乗せは現在の週300ドルから同400ドルに引き上げ、9月まで延長する。

 昨年12月の小売売上高は前月比0.7%減と、市場予想の横ばいに反して落ち込みが続いた。新型コロナの感染拡大を抑えるための封鎖措置が改めて導入される中、外食が減ったほか商業施設への客足が遠のいた。

 チャールズ・シュワブのチーフ投資ストラテジスト、リズ・アン・ソンダース氏は「投資家心理がこれまで泡立つような高揚感の中で極端に投機的な水準に達していることを考えると、相場が時として自ら下げ始めるのに特定のきっかけは必要ない」と述べた。

 リフィニティブのデータによると、S&P500企業の昨年第4・四半期の収益は9.5%減少する見込み。また今年第1・四半期は16.4%増加するとみられている。

 石油大手エクソンモービルは4.8%安。同社が保有する南部パーミアンのシェール資産が過大評価されているとの告発を受け、証券取引委員会(SEC)が調査を開始した。

 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.20対1の比率で上回った。ナスダックでは2.24対1で値下がり銘柄数が多かった。

 米取引所の合算出来高は141億2000万株。直近20営業日の平均は127億6000万株。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 

 ダウ工業株30種 30814.26 -177.26 -0.57 30926.7 30941.9 30612.6 

 7 8 7 

 前営業日終値 30991.52 

 ナスダック総合 12998.50 -114.14 -0.87 13099.9 13139.8 12949.7 

 0 3 6 

 前営業日終値 13112.64 

 S&P総合500種 3768.25 -27.29 -0.72 3788.73 3788.73 3749.62 

 前営業日終値 3795.54 

 ダウ輸送株20種 12946.28 -166.83 -1.27 

 ダウ公共株15種 861.09 +9.83 +1.15 

 フィラデルフィア半導体 2992.77 -62.87 -2.06 

 VIX指数 24.34 +1.09 +4.69 

 S&P一般消費財 1327.14 -10.09 -0.75 

 S&P素材 474.04 -7.03 -1.46 

 S&P工業 751.10 -9.70 -1.27 

 S&P主要消費財 675.75 -2.76 -0.41 

 S&P金融 513.38 -9.39 -1.80 

 S&P不動産 226.20 +3.26 +1.46 

 S&Pエネルギー 322.58 -13.56 -4.03 

 S&Pヘルスケア 1363.26 +4.35 +0.32 

 S&P通信サービス 213.44 +0.32 +0.15 

 S&P情報技術 2240.95 -22.03 -0.97 

 S&P公益事業 320.35 +3.06 +0.97 

 NYSE出来高 12.88億株 

 シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28350 - 110 大阪比 

 シカゴ日経先物3月限 円建て 28320 - 140 大阪比