写真・図版1月22日、 ニューヨーク外為市場で4日ぶりにドルが上昇した。海外の経済指標が軟調だったことでリスク選好度が低下し、安全通貨としてのドルに買いが入った。写真は2011年8月、東京で撮影(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

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 [ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、4日ぶりにドルが上昇した。海外の経済指標が軟調だったことでリスク選好度が低下し、安全通貨としてのドルに買いが入った。

 主要通貨に対するドル指数は21日まで3日続落。バイデン新政権の財政刺激策への期待からリスク選好度が上昇し、リスク通貨と見なされるオーストラリアドルやニュージーランドドルなどが買われた一方、安全通貨としてのドルに売りが出ていた。

 ただ、市場心理が転換したことでこうしたトレンドも一服。主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の90.209。ただ週間では昨年12月半ば以来の大幅下落となった。 

 クラリティーFX(サンフランシスコ)のエグゼクティブディレクター、アモ・サホタ氏は「リスク心理がやや悪化した」とし、「市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらむ動きが出ている」と指摘。新型コロナウイルスワクチン接種の遅延のほか、世界的に感染拡大に歯止めがかかっていないことを踏まえ、FRBは慎重な姿勢を示す可能性があるとの見方を示した。 

 ナットウエストは来週のFOMCについて、連邦準備理事会(FRB)がハト派姿勢を維持し、昨年12月のFOMC以降、景気減速の兆しが出ていると認識を示すだろうとした。

 この日発表の米経済指標は、IHSマークイット発表の1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が59.1と、2007年5月以来13年8カ月ぶりの高水準となったほか、全米リアルター協会(NAR)発表の昨年12月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)が年率換算で前月比0.7%増の676万戸と、予想に反して増加。

 米指標が好調だったことで、ドルは上げ幅を縮小した。

 終盤の取引でドルは対円で0.3%高の103.815円。ユーロは対ドルでほぼ横ばいの1.2167ドル。 

 豪ドル とニュージーランドドル は対米ドルでともに約0.6%下落。ノルウェークローネはコモディティー価格の下落が響き、対ドルで1.1%安。 

 ドル/円 NY終値 103.77/103.80 

 始値 103.68 

 高値 103.88 

 安値 103.68 

 ユーロ/ドル NY終値 1.2167/1.2169 

 始値 1.2174 

 高値 1.2184 

 安値 1.2155 

 

 

 

 (表はリフィニティブデータに基づいています)