[PR]

 [パリ 26日 ロイター] - フランスの水・廃棄物管理企業スエズは26日、取締役会が同業ベオリアによる1株当たり18ユーロの株式公開買い付け(TOB)を全会一致で拒否したと明らかにした。

 ベオリアは、19世紀からライバル関係にあるスエズを113億ユーロ(137億ドル)相当で買収することで、台頭する中国勢に対抗する国際企業となり、環境に配慮した新たなリサイクル分野の開拓を目指す方針。

 スエズは声明で、ベオリアの提案はスエズの解体につながるもので、イノベーションなどの面で明確なメリットがないと指摘。雇用保障は期間限定で、買収価格もスエズが創り出した価値を反映していないと述べた。

 ベオリアは昨年10月にスエズ株29.9%を取得し、今月、未保有株取得に向け株式公開買い付け(TOB)に乗り出した。

 スエズは、協議による解決を目指すと改めて表明した。

 スエズが26日発表した2020年通期決算は、売上高が予想と一致し、純損失は予想より少なかった。