[PR]

 [フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中央銀行総裁は26日、国債利回りの上昇を抑制するため、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を通じた買い取りペースを拡大するべきだという考えを示した。

 利回りが上昇する中、債券買い入れ拡大を公の場で主張した理事会メンバーはストゥルナラス氏が初めてとなる。

 ロイターとのインタビューで「私の見解としては、国債利回りは不当に上昇している。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中の資金繰りを支えるためにECBがPEPPのペースを拡大することが望ましい」と語った。その上で3月11日の会合で政策当局者らが、債券買い入れを含め日常業務をこなす役員会に対して、適切に介入するように指示するべきだと述べた。

 ストゥルナラス氏の発言後、欧州の国債利回りの指標となるドイツの10年債利回りは日中の最低水準であるマイナス0.287%を付けた。ただ月間ベースではなお2018年1月以来の大幅な上昇となる見込みだ。

 この日は、ECBのレーン、シュナーベル両専務理事がストゥルナラス氏に先立って、国債利回りの上昇を注視する必要があると述べた。ただ買い入れ拡大を主張するまでには至らなかった。