写真・図版暗号資産(仮想通貨)のイーサが4日の取引で3400ドルを突破し過去最高値を更新した後、下落に転じた。2月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

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 [シンガポール 4日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のイーサが4日の取引で3400ドルを突破し過去最高値を更新した後、下落に転じた。新たな暗号資産が増える中、一部の投資家が利益確定の売りを出した。

 前日に初めて3000ドルを突破したイーサはアジア時間序盤にビットスタンプ取引所で一時3457.64ドルを付けた。その後は下落し、6%安の3244ドル。それでも年初来では約340%上昇している。

 イーサの上昇は、イーサリアムブロックチェーンの改善により実用性が高まるとの見方が背景にあるほか、イーロン・マスク氏率いる米電気自動車大手テスラやスタンレー・ドラッケンミラー氏ら著名投資家の購入でビットコインが上昇した流れに追随する動きが一因となっている。

 ただ、暗号資産全般への投機的な熱狂も要因。ドージコインは年初来9000%高で、時価総額は540億ドルを超えた。新たな暗号資産も増えている。

 IGマーケッツのアナリスト、カイル・ロッダ氏は「今見られているのは、投機的過剰と定義される」と述べ、20年前のハイテクバブル期の熱狂になぞらえた。「暗号資産であれば何でも資金を投入する動きがある」と指摘した。

 ビットコインに対するイーサの価値は今年、2倍以上に拡大しており、4日には約2年半ぶり高値を付けた。年初来90%上昇しているビットコインは3%安の5万5625ドル。