写真・図版 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109円半ば。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

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 [東京 14日 ロイター] - 

 ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

 午後3時現在 110.49/51 1.1787/91 130.25/29

 午前9時現在 110.59/61 1.1773/77 130.21/25

 NY午後5時 110.61/65 1.1774/78 130.28/32

 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109円半ば。午前の取引ではニュージーランド(NZ)中銀が債券買い入れを来週停止すると発表しNZドルが急伸した。豪ドルもややつれ高となったが、ドル/円への影響は限定的だった。

 ドルは朝方の取引で110.70円をワンタッチしたが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の下院金融サービス委員会での証言を控えたポジション調整の売りや、アジア株の下落で110.44円まで下落した。

 パウエル議長の議会証言に関しては、「議長は『インフレは一時的』との見方を示すと予想されるが、これまで何度も繰り返してきた内容だけに、マーケットへのインパクトは限定的になるのではないか」(ソニーフィナンシャルHD・アナリスト、森本淳太郎氏)との見方が出ていた。

 NZ準備銀行(中銀)は、大規模資産買い入れ(LSAP)プログラムに基づく追加的な資産購入を7月23日から停止すると表明した。債券買い入れの停止は予想外だった。これを受けて、NZドル/米ドルは0.6965ドル付近から、0.7023ドル付近まで急上昇した。

 ドル/円はNZドルの急伸には反応薄で、「きょうもトレーディングフロアーは極めて静か」(国内銀)との意見が聞かれた。

 日銀によると、7月12日の東京外為市場におけるドル/円のスポット取引の出来高は23億3900万ドルと、1月26日以来、半年ぶりの低水準となった。

 市場では、「コロナ禍で実需の動きが鈍っているため、金融機関などの短期筋もポジションを取りにくくなっている」(外為アナリスト)との意見が聞かれた。

 さらに、今年のドル/円は「下げ足を速めそうになると意外と底堅かったり、上昇に弾みがつきそうになると伸び悩んだり、取り扱いが難しい通貨ペアになっている」(同)という。

 結果的に、市場では「突っ込んだら負け」というジンクスが成立し、相場のうねりが長続きしないため、個人によるFX(外為証拠金取引)も、ドル/円に関しては下火になっているもようだ。

 きょうはトルコ中銀とカナダ中銀が政策金利の発表を行う予定。