写真・図版オランダのアムステルダム地裁は13日、配車大手ウーバーのドライバーについて、個人事業主ではなく従業員であり、労働者としての権利をさらに享受する資格があるとの判断を示した。NY証取で2019年撮影。(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

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 [アムステルダム 13日 ロイター] - オランダのアムステルダム地裁は13日、配車大手ウーバーのドライバーについて、個人事業主ではなく従業員であり、労働者としての権利をさらに享受する資格があるとの判断を示した。

 英国でも同様な判決が出ており、単発の仕事を請け負うギグエコノミーで労働者の権利を訴えている労働組合が勝訴した形となった。

 今回の訴訟では、オランダ労働組合連盟(FNV)が、ウーバーの運転手は実際にはタクシー会社の従業員であり、同業他社の労働者と同水準の報酬と手当て受け取る権利があると主張。アムステルダム地裁はFNVの訴えを認めた。

 ウーバーは判決を不服として控訴すると表明。「オランダでドライバーを雇用する計画はない」とし「判決に失望した。圧倒的大多数のドライバーは、引き続き個人事業主であることを望んでいる。ドライバーは働くかどうか、いつどこで働くかを選ぶ自由を放棄したくないと考えている」と主張した。

 アムステルダム地裁は「ウーバーとドライバーの法的関係は、雇用契約のあらゆる特徴と一致している」と表明。 

 FNVは「ドライバーにとって大きな勝利だ」とし、ドライバーの報酬と手当てが増えるとの見通しを示した。 

 ウーバーは今年3月、英最高裁の判決を受け、最低賃金など、英国のドライバー7万人以上の労働者の権利を拡充する方針を示した。