写真・図版 10月28日、パナソニックは2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から400億円引き上げ、前年比43.1%増の3700億円に上方修正した。写真はパナソニックのロゴ。幕張メッセで2017年10月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

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 [東京 28日 ロイター] - パナソニックは28日、2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から400億円引き上げ、前年比43.1%増の3700億円に上方修正した。円安やIT投資の拡大が追い風になってたという。

 IBESがまとめたアナリスト20人の予想平均値は3680億円だった。

 連結売上高見通しも従来予想の7兆円から、同9%増の7兆3000億円に上方修正した。会見した梅田博和CFOによると、上期の円安進行に加え、データセンターなど情報通信インフラ向け投資が活発で、米電気自動車(EV)大手テスラ向けの円筒型車載電池も「増収増益基調が続いている」という。

 梅田CFOは現在の半導体不足について、中国で経済指標の下振れが目立ってきたとして「(中国需要の)減退に伴って、供給が若干改善するのではないか。今年度いっぱいは綱渡りの調達となるが、来年度以降、需給関係は少し改善に向かうだろう」との見通しを示した。

 車載機器を扱うオートモーディブ部門は自動車の減産が直撃し、第2四半期に営業赤字を計上した。しかし通期では黒字化を見込んでいる。「全世界の市場在庫は非常に低レベル。第3四半期頃まで影響は残るが、生産できれば顧客は自動車を購入する」と、需要の底堅さを強調した。

 併せて発表した21年4─9月期の連結営業利益は前年同期比約2倍の2012億円だった。