写真・図版 東京株式市場で日経平均は急反発、終値で2万9000円を回復した。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

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 (見出しおよび本文1段落目の漢字を「棹」から「掉」に訂正します)

 [東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発した。終値で2万9000円を回復。米株の上昇などを好感した。これまで年末特有の需給悪化が懸念されていたが、売りが途切れたことで、昨年末と同様に「掉尾(とうび)の一振」の様相になってきたとの指摘もある。

 27日、クリスマス休暇明けの米国株式市場は主要3株価指数が4日続伸、S&P総合500種は過去最高値となった。堅調な米小売売上高の関連データが発表されて米経済への楽観が強まった。

 一方、朝方に経済産業省が発表した11月鉱工業生産指数速報は、前月比7.2%上昇し97.7と、2カ月連続でプラスとなった。ロイターの事前予測調査では同4.8%上昇と予想されており、市場予想を上回った。

 内外の環境面でフォローの風が吹いた格好となったことから、朝方から買い優勢の展開。終値でも日経平均は2万9000円を回復するとともに「テクニカル面で200日移動平均線を回復した意味は大きい」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。

 きょうは、年内受け渡し最終売買日で、投資家は動きにくいところだが、昨年も実質新年相場入りで跳ね上げた経緯があるだけに「投資家の損益売買など、年末特有の需給悪化で、売りが途切れれば株価修復に向かうということなのだろう」(国内証券)という。

 TOPIXは、1.37%高で2000ポイントを回復。東証1部の売買代金は2兆1688億8600万円と2兆円台を回復した。東証33業種は、海運業を除く32業種が値上がりし、精密機器の上昇が目立った。

 個別では、ソニーグループが年初来高値を更新。日経平均への寄与度が大きい銘柄では、東京エレクトロンが連日の上昇来高値更新となる一方、ファーストリテイリングは軟化し、両銘柄の株価が逆転した。

 東証1部の騰落数は、値上がり1871銘柄に対し、値下がりが252銘柄、変わらずが62銘柄だった。

 終値 前日比 寄り付き    安値/高値   

 日経平均 29069.16 +392.70 28953.32 28879.68 

 ─29121.01 

 TOPIX 2005.02 +27.12 1995.13 1991.33 

 ─2005.05 

 東証出来高(万株) 95249 東証売買代金(億円) 21688.86