写真・図版 中国と香港の上場投資信託(ETF)相互取引「ETFコネクト」が7月4日始まった。写真は香港で2016年6月撮影(2022年 ロイター/Bobby Yip)

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 [上海/香港 4日 ロイター] - 中国と香港の上場投資信託(ETF)相互取引「ETFコネクト」が4日始まった。

 主に域内の株式に投資しているETFが対象。中国上場のETFが83銘柄(上海53銘柄、深セン30銘柄)と、香港上場のETFの4銘柄を大幅に上回っており、中国のファンドマネジャーが大きな恩恵を受ける。

 業界では規制当局が香港上場のETFに対する規制を徐々に緩和するとの期待が高まっている。

 ETF相互取引は、資本市場の対外開放と金融統合に向けた中国の取り組みの一環。香港は今月1日、中国返還25周年を迎えた。

 中国のETFは市場規模1兆元(1492億5000万ドル)と、香港を大幅に上回り、流動性も高い。投資先は国内市場が中心で相互取引の対象資格を満たしやすい。

 CSOPアセット・マネジメントによると、香港のETF153銘柄のうち、香港株に特化しているのは21銘柄のみ。他のETFは米国株や他のアジア株に幅広く投資している。

 ZーBenアドバイザーズの調査担当責任者は「ETFコネクトの開始は第一歩だ。本土の投資家の間に普及すれば、規制を緩和し、香港上場のアジア株ETF、海外株ETFも対象とする可能性を探ることになるだろう」と述べた。