[PR]

 [ブリュッセル/ウィントフーク 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)はアフリカのナミビアと連携し、天然ガスでなく再生可能エネルギーを使って生産する「グリーン水素」部門を育成し、EUへのこの輸入を拡大することでEUとしてのエネルギーのロシア依存を低減する計画だ。双方の当局者が明らかにした。

 あるEU当局者によると、11月のエジプトでの気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)の際にEUがこの計画でナミビアと覚書を交わす。

 EUは5月に策定したエネルギー戦略で、2030年までにグリーン水素少なくとも10トンの輸入と域内での10トンの生産を目標に掲げた。

 ナミビアは乾燥し、人口密集も少ない特性を生かし、太陽光や風力のエネルギーを利用してグリーン水素をつくろうとしている。ドイツ政府は既にナミビアのグリーン水素に4000万ユーロ(4180万ドル)を投資することで合意。ベルギー企業とオランダ企業もナミビアで関連事業に入っている。

 当局者らによると、EUからナミビアへの直接の資金提供は限定的な量になる可能性が高いが、今回の計画をきっかけに他の投資家を誘致したり、グリーンボンドを通じた資金調達をしたりすることが可能になると期待される。

 EUは中国の「一帯一路」に似た発展途上国のインフラ投資と外交関係強化の構想を進めており、ナミビアはその優先対象国の一つ。