写真・図版米国株式市場はS&P総合500種とナスダックが上昇して取引を終えた。6月30日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2022 年 ロイター/Brendan McDermid)

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 [ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は序盤に大きく下げた後、S&P総合500種とナスダックが上昇して取引を終えた。エネルギー株が大きく下げる一方、テクノロジー株は上昇した。ダウ工業株30種は下落して取引を終えた。

 米国株は今年、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを進める中で強い売り圧力にさらされ、S&P500は上半期の下落率が1970年以来の大きさとなった。

 投資家は6日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目。今月下旬の会合でも75ベーシスポイント(bp)の追加利上げを予想している。

 インフレのピークや景気減速に関する手掛かりを得ようと、8日発表の6月雇用統計など経済指標や近く始まる決算シーズンにも関心が集まっている。

 米商務省がこの日発表した5月の製造業新規受注額は市場予想を上回る伸びとなり、FRBが積極的に金融引き締めを行う中でも製品への需要が堅調であることが示された。

 一方、6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は16カ月ぶりの低水準となり、リセッション(景気後退)への警戒感が高まった。

 USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノージー氏は「リセッションのリスクはゼロではなく、年内もしくは来年初めに景気後退入りする確率は高まっている」と述べた。

 景気懸念でリスク選好度が低下する中、債券市場では安全資産としての米国債に買いが入り利回りが低下。長短の国債利回りが逆転する「逆イールド」も見られた。

 S&Pの主要11セクターのうち8セクターが下落。通信サービスが上昇を主導する一方、エネルギーの下落率が最大となった。景気後退懸念で原油の需要見通しが悪化した。

 米取引所の合算出来高は123億9000万株。直近20営業日の平均は130億3000万株。

 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.33対1の比率で上回った。ナスダックでは1.37対1で値上がり銘柄数が多かった。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 

 ダウ工業株30種 30967.82 -129.44 -0.42 30903.12 30971.74 30355.12 

 前営業日終値 31097.26 

 ナスダック総合 11322.24 +194.39 +1.75 10964.18 11323.90 10911.45 

 前営業日終値 11127.85 

 S&P総合500種 3831.39 +6.06 +0.16 3792.61 3832.19 3742.06 

 前営業日終値 3825.33 

 ダウ輸送株20種 13216.62 -72.81 -0.55 

 ダウ公共株15種 958.21 -34.42 -3.47 

 フィラデルフィア半導体 2477.64 +19.19 +0.78 

 VIX指数 27.54 +0.01 +0.04 

 S&P一般消費財 1124.00 +25.04 +2.28 

 S&P素材 456.93 -9.33 -2.00 

 S&P工業 733.72 -11.39 -1.53 

 S&P主要消費財 756.46 -4.31 -0.57 

 S&P金融 528.33 -2.52 -0.48 

 S&P不動産 259.25 -1.28 -0.49 

 S&Pエネルギー 531.86 -22.24 -4.01 

 S&Pヘルスケア 1503.56 -8.91 -0.59 

 S&P通信サービス 192.28 +4.99 +2.67 

 S&P情報技術 2256.15 +27.65 +1.24 

 S&P公益事業 352.75 -12.54 -3.43 

 NYSE出来高 12.61億株 

 シカゴ日経先物9月限 ドル建て 26290 - 50 大阪比 

 シカゴ日経先物9月限 円建て 26245 - 95 大阪比