写真・図版 7月6日、ドイツ連邦統計庁が発表した5月の鉱工業受注指数(季節調整後)は、前月比0.1%上昇した。写真は2019年1月、デュイスブルクで撮影(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)

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 [ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した5月の鉱工業受注指数(季節調整後)は、前月比0.1%上昇した。市場予想(0.6%低下)に反し、4カ月ぶりにプラスとなった。

 4月は1.8%低下に上方改定された。

 経済省は、ウクライナ戦争に伴う不透明感の継続、ロシア産ガス供給の凍結リスクなどを指摘し、楽観はできないとの認識を示した。

 国外受注は前月比1.3%増。ユーロ圏外からの新規受注が3.7%増加した。国内受注は1.5%減。ユーロ圏からの新規受注は2.4%減少した。

 ハウク・アウハウザー・ランペのチーフエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は、受注ではなく、コンピューター用の半導体など予備の製品が不足しているとし「ガスの供給を確保し、供給制約が緩和するまで状況の改善は見込めない」と述べた。

 IFO経済研究所によると、小売り業者の75.7%は6月に注文した商品に届いていないものがあると報告。来年半ばまで供給問題が続くとの回答が多かった。

 IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は「供給問題は小売り業者にとって慢性的な課題になっている」と指摘した。