写真・図版米国株式市場は不安定な値動きとなる中、反発して取引を終えた。ディフェンシブ銘柄が上昇し、エネルギー株の下げを補った。タカ派的な米連邦準備理事会(FRB)高官の発言に対する市場の反応も限られた。(2022年 ロイター/Mike Segar)

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 [18日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な値動きとなる中、反発して取引を終えた。ディフェンシブ銘柄が上昇し、エネルギー株の下げを補った。タカ派的な米連邦準備理事会(FRB)高官の発言に対する市場の反応も限られた。

 ボストン地区連銀のコリンズ総裁は18日、物価上昇圧力が弱まっている証拠はほとんどなく、インフレ抑制に向け一段と取り組む必要があるとし、0.75%ポイントの利上げがなお検討されていると述べた。

 トラスト・アドバイザリー・サービスの共同最高投資責任者のキース・ラーナー氏は、FRB当局者による「非常にタカ派的な発言が続いているが、市場は実に冷静に受け止めている」とし、「これまでのように市場を押し下げることはなかった」と述べた。

 前日にはセントルイス地区連銀のブラード総裁がこれまでの利上げは「観測されるインフレに対して限られた効果しかない」とし、FRBは利上げを継続する必要があるとの見方を示したことを受け、株価は下落していた。

 ニューヨーク・ライフ・インベストメンツのエコノミスト兼ポートフォリオ・ストラテジスト、ローレン・グッドウィン氏は、雇用関連指標などの発表を控え、「市場は幾分様子見気分が強い」と指摘した。

 週足ではS&P総合500種が0.7%安、ナスダック総合は1.6%安、ダウ工業株30種はほぼ変わらずだった。

 この日の取引では、S&P主要セクターの公益が2%高、不動産が1.3%高、ヘルスケアが1.2%高で上昇を主導。一方、中国の需要減退や米利上げへの懸念を背景に下落した原油相場の動向に追随し、エネルギーは0.9%安だった。

 出会い系アプリ「グラインダー(Grindr)」は約214%急騰。特別買収目的会社(SPAC)との合併を完了し、この日上場した。

 カジュアル衣料品大手ギャップは7.6%高。17日発表した第3・四半期(8─10月)決算は、収益が市場予想を上回った。

 チケット販売大手チケットマスターの親会社ライブ・ネーション・エンターテインメントは7.8%安。ライブミュージック業界で権力を乱用した疑いで米司法省が調査を行っているという米紙ニューヨーク・タイムズの報道が嫌気された。

 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.54対1の比率で上回った。ナスダックでも1.13対1で値上がり銘柄数が多かった。

 米取引所の合算出来高は約97億株。直近20営業日の平均は120億株。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 

 ダウ工業株30種 33745.69 +199.37 +0.59 33606.5 33827. 33540. 

 9 94 64 

 前営業日終値 33546.32 

 ナスダック総合 11146.06 +1.11 +0.01 11257.0 11259. 11059. 

 1 44 16 

 前営業日終値 11144.96 

 S&P総合500種 3965.34 +18.78 +0.48 3966.39 3979.8 3935.9 

 9 8 

 前営業日終値 3946.56 

 ダウ輸送株20種 14254.80 +94.89 +0.67 

 ダウ公共株15種 939.33 +21.15 +2.30 

 フィラデルフィア半導体 2724.03 +4.93 +0.18 

 VIX指数 23.12 -0.81 -3.38 

 S&P一般消費財 1094.65 +0.43 +0.04 

 S&P素材 502.64 +3.23 +0.65 

 S&P工業 838.94 +5.92 +0.71 

 S&P主要消費財 778.78 +7.99 +1.04 

 S&P金融 586.71 +4.49 +0.77 

 S&P不動産 238.25 +3.03 +1.29 

 S&Pエネルギー 699.19 -6.33 -0.90 

 S&Pヘルスケア 1565.77 +18.56 +1.20 

 S&P通信サービス 166.31 -0.59 -0.35 

 S&P情報技術 2307.60 +2.98 +0.13 

 S&P公益事業 348.10 +6.82 +2.00 

 NYSE出来高 10.05億株 

 シカゴ日経先物12月限 ドル建て 27970 + 90 大阪比 

 シカゴ日経先物12月限 円建て 27965 + 85 大阪比