写真・図版 11月22日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円95銭高の2万8115円74銭と、続伸した。2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

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 [東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比170円95銭高の2万8115円74銭と、続伸した。前日の米国市場では株価の主要3指数が下落したが、日本株はドル高/円安などを支えに主力株を中心に幅広く物色された。東証33業種のうち32業種が値上がりした。 

 日経平均は高く始まった後も上げ幅を拡大し、前営業日比258円56銭高の2万8203円35銭に一時上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は約8割となった。  

 TOPIXグロース指数が0.8%高となる一方、同バリュー指数は1.3%高とバリュー優位の展開だった。市場では「米ハイテク企業の成長鈍化が意識される中、業績の良さが目立つバリュー株が見直されている」(楽天証券の窪田真之チーフストラテジスト)との声が聞かれた。 

 米株に連れ安とならなかったことで「意外高」との声は多かった。楽天証券の窪田氏は、7―9月期決算を経て日本企業は業績予想の上方修正の数が下方修正を上回ったと指摘。経済回復(リオープン)で出遅れた日本経済は、今後の伸びも意識されるとし「当面は米株に対する日本株の比較優位が見込めそうだ」と話した。 

 ドル高/円安を受け、自動車など輸出関連株が堅調だったほか、値上げへの思惑から電力株が買われた。商社株もしっかりとなり、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが保有比率を引き上げたことを好感した前日の流れが続いた。一方、半導体関連はさえない銘柄が目立った。 

 日経平均は、午後も高値圏で推移したが、あすの休場を前に模様眺めが強まって伸び悩んだ。23日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月1─2日開催分)への警戒感も聞かれた。 

 TOPIXは1.12%高の1994.75ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比1.13%高の1026.4ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆9231億8500万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や保険業、銀行業など32業種だった。値下がりは非鉄金属の1業種だった。 

 トヨタ自動車や三菱商事が大幅高。東京電力HLDG、三菱UFJ FGも買われた。一方、アドバンテストは軟調。エムスリーは大幅安だった。 

 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1467銘柄(79%)、値下がりは325銘柄(17%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。