写真・図版 10月23日、フィリップモリスインターナショナル(PMI)は、iQOSの新製品を11月15日に日本で発売すると発表した。新製品「iQOS3」のデバイスを持ち会見する同社のカランザポラスCEO。東京で撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

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 [東京 23日 ロイター] - フィリップモリスインターナショナル(PMI)<PM.N>は23日、iQOSの新製品を11月15日に日本で発売すると発表した。これまで加熱式たばこを使っていない層にユーザー拡大を狙う。

 カランザポラスCEOはロイターのインタビューで、「もっと消費者とのコミュニケーションを増やしたい。まだ全ての人がiQOSのもたらす恩恵について理解していない」と述べた。

 発売されるのは、「iQOS3」と「iQOS3MULTI」の2種類のデバイス。充電時間が短縮されたり、連続使用が可能となる。また、ヒートスティックも現在の500円に対し、470円の新商品を発売することを明らかにした。CEOは「低予算の人にとっては、1日30円、40円でも高く感じるだろう」と述べた。

 2020年東京五輪をスモークフリーにするため、政府や東京都がたばこに対する規制を決めていることに関連し、「iQOSはたばことは異なる」とし「オリンピック期間中、一定の広いエリアでたばこを禁止することは可能だ」と述べた。

 PMIは最初のマーケットとして日本を選び、2016年にiQOSを全国販売した。その後、日本での売り上げは同社の予想ほど伸びず、成長は鈍化している。これについてCEOは「どんなカテゴリーでも成長がスローダウンするのは自然なこと」と語り、他社製品との競合などを要因にあげた。

 同社は現在、米国でのiQOS販売を目指し米食品医薬品局(FDA)にリスクの低いたばこ製品として販売する申請を行っているが、FDAは最終判断に至っていない。一方、商品として販売する許可について、同CEOは「今年末までに」許可がおりることを期待しているとし、「いつでも許可がおりれば販売する用意がある」とした。

 米国では、パートナーであるアルトリア・グループ<MO.N>がiQOSを販売する。