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 [3日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は3日、人種と性別間の格差が経済活動の阻害につながっており、新型コロナウイルス感染拡大で引き起こされた危機から完全に回復するには女性やマイノリティー(少数派)の就職状況改善に向けた構造改革が必要との考えを示した。

 ハーカー総裁はオンラインイベントで、アフリカ系と中南米系住民の失業率は白人の2倍の水準に達することもあり、女性の離職率は男性より高いと指摘。「感染件数が減少し、経済活動再開に向けた明るい兆候が出ているが、経済全般が上向く中でもあまりにも多くの労働者が取り残されると懸念している」と述べた。

 サンフランシスコ地区連銀の試算によると、労働市場における人種、性別間の格差による経済的な損失は約2兆6000億ドル。ハーカー総裁はこれを引き合いに出した上で、一部の労働者は職探しにあたり支援が必要になると述べた。

 経済や金融政策の見通しには言及しなかった。