写真・図版イングランド銀行(英中銀)のキング元総裁は、英国のインフレ率が40年ぶりの大きさになるなどの高インフレに関し、新型コロナウイルスのパンデミック後に量的緩和を過剰に実施した英中銀を含む中央銀行に責任があると発言した。2013年6月、ロンドンで撮影(2022 年 ロイター/Oli Scarff/POOL)

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 [ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のキング元総裁は20日、英国のインフレ率が40年ぶりの大きさになるなどの高インフレに関し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後に量的緩和を過剰に実施した英中銀を含む中央銀行に責任があると発言した。

 キング氏は2003年から13年まで英中銀総裁を務め、世界金融危機時の09年3月の量的緩和開始を率いた。しかし、近年は中銀の資産購入の規模について批判していた。

 キング氏はスカイニュースで「1970年代に発生し、現在も起きているように、政策の誤りでインフレが起き、そこで不運に見舞われると非常に不快な結果になる」と発言した。

 英中銀は、ロシアのウクライナ侵攻で悪化した供給網の混乱とエネルギー価格の高騰が高インフレの原因と説明。これに対し、批評家らは新型コロナ対策の金融・財政刺激策が過剰だったことを示していると主張している。

 キング氏は現在、無所属の英上院議員で経済委員会に所属している。

 キング氏は英中銀の政策金利について、一部のエコノミストがピークとみている2%を大幅に上回る水準まで引き上げるのが必要になる可能性も警告して「厳しい措置が必要だ。心地よくない期間に進まなければならない」と述べた。