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「安売り・小型店を強化し収益」ダイエー次期社長に聞く

2010年4月17日1時47分

写真:ダイエーの桑原道夫社長代行ダイエーの桑原道夫社長代行

 スーパー大手、ダイエーの社長に5月に就任する桑原道夫社長代行が朝日新聞のインタビューに答え、「ディスカウント(安売り)ストアは支柱の一つ」と話し、子会社の安売り店「ビッグ・エー」の事業に力を入れる考えを示した。総合スーパー中心の経営戦略から、安売り店を含めた複数の主要事業を組みあわせる戦略に切り替えるという。

 ダイエーは2010年2月期連結決算で売上高が32年ぶりに1兆円を割りこみ、営業損益も初の赤字に転落した。責任をとって丸紅出身の前社長が3月に辞任し、代わって丸紅副社長だった桑原氏が社長に就くことになった。

 桑原氏は「グループ経営が欠落していた。グループ全体で収益を上げられるよう改革に取り組む」と述べた。

 グループにはダイエー(約130店)、食品スーパー「グルメシティ」(約190店)、食品中心の安売り店「ビッグ・エー」(約170店)など計500店ほどある。5月にまとめる3年間の経営計画で、これらを店の規模や品ぞろえに応じて5〜6業態の店に分類し直す。

 その上で新規出店や閉店、改装の計画もたてる。「(出店は)首都圏と近畿圏の都心部が中心」という。また、3年間の出店数と閉店数をほぼ同数にして500店規模を維持する方向だが、総合スーパーは約30店に絞り、「小型店やディスカウントストアを強化する」との考えを示した。13年2月期には純損益の黒字化を目指すという。

 大株主の丸紅とイオンにはそれぞれ海外取引と物流面で協力を求めるほか、老朽化した店の改装などのために資金支援を求める可能性も示唆した。「成長には投資が必要。インターネット通販の全国展開などにも資金を使いたい」という。(内藤尚志)

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