【9月第2回】ダイバーシティ研修の必要性
2012年8月にイー・ウーマンで行った調査によると、多くの人が新入社員研修や、新任研修をうけているが、テーマ別の研修を含め、研修の種類が少ないように見受けられる。イー・ウーマンでは、大手企業などから、ダイバーシティについての研修や講演依頼を多く受ける。その数もここ2−3年でどんどん増えてきている。しかし調査結果をみると、約8割の人が、ダイバーシティ研修を受けていないことが分かる。また、どのような研修を受けたかという質問をしてみても、その内容は「毎年企業倫理についての研修があり、その中にダイバーシティの内容も含まれています」「毎年webにての研修、20分ほど資料を読んだ後に確認テストがある」「2時間程度、ダイバーシティに関する映画を見た」「女性・外国人・障害者の企業での活躍事例紹介、および活躍の秘訣の紹介」「ワークショップトレーニング 2チームに分かれ問題を具体化して掘り下げる」など、様々。また、継続して行われている様子もあまりうかがえない。イー・ウーマン代表の佐々木かをりが言うように、ダイバーシティは、経営戦略である。男女平等でも、人権問題でも、CSRではない。社会が、経済が、どのように多くの幸福を作り、前進して行くかの、カギなのである。このことを経営側も従業員側も1)理解し、2)行動習慣にしていくことが大切である。つまり、単一価値観で成長してきた日本だからこそ、ダイバーシティ研修を継続していくことをすすめたい。
【調査概要】
調査実施:2012年8月10日(金)11:00〜2012年9月3日(月)9:00
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート
対象:イー・ウーマンピア(http://ewoman.jp)
有効回答数:回答 243人
経営者、スポーツ選手、モデル、ビジネスウーマンなどの各界の専門家と、イー・ウーマン代表の佐々木かをりの「ロング対談」。プロ意識やキャリアから、生い立ちまで、佐々木が引き出す相手の素顔が楽しみと、大人気の対談。毎週金曜日11時にサイトアップ。対談相手はすでに100名ほどに。