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2012年11月14日
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荻原博子の“がんばれ!家計”

診察料は、時間によって割り増しに

文・荻原博子

 協会けんぽの保険料率が、最大11.5%(労使折半)に引き上げられるとの試算が出ました。協会けんぽは、中小企業にお勤めの方などが中心となって加入している健康保険。

 医療保険改革が進まない中で、高齢者医療の問題などが大きな負担となり、今後とも保険料の値上がりは避けられない問題となりそうです。

 だとすれば、少しでも支払う医療費を安くすることを考えましょう。

 皆さんは、病院に行く時間に注意していますか?

 実は、同じ診療時間内でも、時間帯によって料金がちがいます。

 日本では、4000以上の医療行為を点数で定めて、健康保険を使った診療は1点10円で計算します。

 たとえば、診療時間が平日午前9時から午後8時までの病院があったとします。この病院の場合、診療時間内でも、支払う医療費は違ってきます。なぜなら、診察の料金は午前8時から午後6時までは初診料270点、その前後の午前6時から8時までと午後6時から10時まではプラス85点となっているからです。イメージとしては、タクシーの料金を思い浮かべていただくとわかりやすいでしょう。同じタクシーに乗っても、時間によって深夜料金などで割り増しになりますが、これと同じように、診療も時間によって料金が割り増しになるのです。

 初診料だけでなく再診料でも同じで、午前8時から午後6時までは69点ですが、午前6時から8時、午後6時から10時はプラス65点になります。それ以外の早朝深夜は、やっていない病院が多いですが、仮に深夜に病院で初診で看(み)てもらうと、プラス480点とべらぼうに高くなります。

 土曜日は、午後6時から変わる料金がもう少し前倒しになって、正午から割り増しになります。

 緊急を要する診断・治療でないなら、なるべく安い時間に行くよう心がけましょう。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学研パブリッシング)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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