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 ダイハツ・Tantoとスバル・R2

 軽の限界に挑む スペースかスタイルか

「タント」
Tanto
ダイハツ・タント

 前回の東京モーターショーに参考出品され、話題を呼んだショーモデルが、およそ1カ月後にショーモデル同様、Tantoの名で市販されました。タントとは、イタリア語で「広い、たくさん」の意味です。タイヤは四隅ギリギリに配置され、ホイールベースは軽自動車最大の2440ミリを実現。室内長は2Lクラスセダンと同レベルの2メートルを達成し、室内は驚愕の広さ。ターゲットも、ずばり「家族」。工藤静香さんがママ役で登場するCMもおなじみですね。(後ろに座る子供がジュニアシートを使ってないのが気になりますが…。小学校低学年の設定で装着義務はないにしろ、自動車メーカーのCMなのに?)。サイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm。広大なスペースをさらに大きく見せる、ガラス面積の広さを強調したデザインが印象的です。エンジンはツインカム直列3気筒(58ps)と、同ターボ(64ps)で、3ATか4ATのみ。お母さん向けなのでマニュアル車の設定はありません。価格は「L」(99.8万円)、「X」(113万円)、「X Limited」(119.8万円)、に上級グレードのターボエンジンモデルが、「R」(123万円)、「RS」(135万円)。

「R2」
R2
スバル・R2

 こちらもタント同様、モーターショーに参考出品されました。ターゲットは、20〜30代の女性ですが、かつての「R2」を懐かしむ熟年層からの人気も高いそうです。近年、主流となっている箱型スタイルとは一線を画し、広さを追求するサイズ競争から解き放たれた個性的なスタイルが特長です。一度見たら忘れられない印象的なフロントデザインと、張り出したフェンダーと大きなタイヤが躍動感を演出し、新たな軽自動車の世界に挑んでいます。子連れで乗るには、やや不便なところもある車ですが、スタイルや上質な内装、運転の楽しさなど不便さを上回る魅力も数多くあるので、軽自動車をおしゃれにスポーティに乗りこなしたいママにはお勧めです。ボディカラーは全11色用意され、すべてにおいて2種類の内装が選べます。

 サイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1520〜1525mm。エンジンは「i」に直列4気筒SOHC(46ps)、「R」に同DOHC(54ps)、トップグレードの「S」には同インタークーラー付スーパーチャージャー(64PS)が搭載されます。スポーティモデルらしく、5MTまたはCVTの設定があります。価格は「i」(91万円)、「R」(112万円)、「S」(130万円)。

Tanto
タント・後席足元
* 母の目「数字」チェック!

☆ 乗降性は?

 地面からドア開口部下端(最初に足をかける部分)の高さは、2車ともおよそ38センチ前後。タントは前後ともに段差がほとんどない「掃きだしフロア」を採用しており、子供が自分で乗り降りする場合や、抱っこしてチャイルドシートに載せる場合などは、足の引っかかりがない安心感があります。ドアが開く角度は、タントが前後約90度で、R2が同63度。前ドアはそれほど広い必要もないのですが、たとえ室内からはドアまでが遠く開閉しづらくても、乗せおろしが必要な子供、介護が必要な老人などがいる場合はやはり広いほうが使いやすいですね。

Tanto
タント・ハンドルボックス
☆ 運転席回りの使いやすさは?

 まず運転姿勢。タントは全車チルトステアリングが標準装備、R2はRとSにシートリフターが標準装備。走りを楽しむことも目指すなら、せめていずれかは全車標準にしてほしいところです。逆に女性ドライバーには必須とも言えるバニティミラーですが、R2には全車標準。タントにはオプションですらありません。理由は、「日よけの位置が高すぎて、鏡があっても見づらいため」とのことでした。頭上空間が広すぎる?タントならではの事情で確かに、サンバイザーの裏につける方法だとあごをかなり出す形で上を向く必要があります。とはいえ、使いにくくてもやはり欲しいアイテムです。タントで秀逸なのは、ハンドルの向こう側に設置された、運転席アッパーボックス。A4サイズの地図も入る十分な大きさで、容量・使いやすさともに良好です。

 シートを見てみましょう。R2はシート、とくに背もたれが大きく、心地よく安心感があります。しかし、シート単体で考えると快適なのですが、R2の室内スペースに対してサイズがやや大きすぎる感があります。たとえば運転席から横を見たときに背もたれが大きく視界の邪魔になります。一人で乗るときは助手席の背もたれを倒すか、ヘッドレストをはずすのが賢明かも。

☆ 後席の快適度は?

 シート素材は、2車とも全席同じで大差ないのですが、座った感じはR2が良好です。後席シートの座面部分に関しては、タントはスペースはあるものの薄めで、サポート性もいまひとつ。長時間運転はつらいでしょう。しかし、リクライニングはなんと「2度」刻みで19段階を設定。さらに、スライド量は圧巻の10ミリ刻みで合計260ミリ。チャイルドシートをつけた際にも背もたれ とのフィット調整が大変やりやすいでしょう。

Tanto
タント・室内三角窓
Tanto
タント・後方視界
R2
R2・後方視界
R2
R2・ドアミラー

 R2は、乗車人数を2名以下に想定しているため、 座面の奥行きも小さ目。座面は、スーパーの買い物袋をおくことも想定されているので、角度がつけられ荷物が転がり落ちにくい形状です。チャイルドシートをつけた際の前席との距離は、タントはさすがに余裕、R2も足が引っかかるほど狭くはなく、また、大人が座った際には足先が前シートの下に潜り込ませられるので(飛行機のシートっぽい)、レッグスペースには意外に余裕があります。

☆ 視界は?

 これはもう、比較する方が酷かもしれません。まずはフロントまわり。タントはガラス張りのようなつくりなので視界は感動の広さです。とくに車高の高い車では死角になりやすいドアミラー近辺の三角窓は圧巻です。これはタントのデザインを印象付けるポイントにもなっており、この部分までガラスエリアが回りこんでいる市販車は世界初なのだそうです。三角窓といえばR2にもかろうじて外が見える三角窓があります。左右両方についていますが、運転席側のものはドライバーから見えません。も少し大きくても…なんて思いましたが、開発者いわく「1ミリ単位で可能な限り大きくした」そうで、これが衝突安全性の確保ということから考えても、限界のようです。

 後方視界に関しても、タントは絶大な視界のよさを誇ります。R2はかなり死角が多く、同じ位置から撮った写真でもその差は一目瞭然です。前述したとおり、前席シートも大きめなので、横方向はかなり見づらいといえるでしょう。ただし、R2のアイデンティティでもある、アーモンド型のドアミラーは、デザイン面のみならず、視認性も良好です。

☆ 運転した感じは?

 タントは、街中での走行をメインに考えられているので、そのシーンでは十分に満足できるレベルです。しかし、頭上空間の広さが逆に災いして?カーブを曲がるときなど、実際よりも大きく傾く印象でやや不安感があります。また、タントは3気筒エンジンを搭載しているため、4気筒のR2に比べると音がうるさく振動も大きめです。

 運転の楽しさをも重視したR2はさすがに気持ちの良い走りです。特に驚いたのが、Sに搭載されている7速i−CVTなるもの。変速ショックがないことはもちろんですが、モード切替によってスポーティな走行がフルオートで楽しめたり、7速ギアを使いこなす感覚の走りも可能です。実に滑らかで、言われるまでほとんどの人がCVTとは気づかないでしょう。また、R2は、軽自動車本来の魅力の燃費のよさも追求しています。10・15モード燃費がタントはノンターボエンジンで18.0km/lであるのに対して、R2は22km/l以上を実現。トップグレードのスーパーチャージャーエンジンでも18.8と良好です。ただし、R2の最小回転半径は、4.7〜4.8mもありちょっと驚き。とりまわしがいいとはいえないレベルです(軽自動車最小レベルのワゴンRは4.1m。平均4.3m前後)。


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