1978年生まれ。慶應義塾大学修士課程修了後、渡米。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボにて博士取得。現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究や途上国向けの義肢開発に携わる。 2014年には競技用義足開発を始め、すべての人に動く喜びを与えるための事業として株式会社Xiborg(サイボーグ)を起業し、代表取締役に就任。12年、MITが出版する科学雑誌TechnologyReviewが選ぶ35才以下のイノベーター35人(TR35)に選出された。14年にはダボス会議ヤング・グローバル・リーダーズに選ばれた。…続きを読む
論文の査読やエディターが研究者がボランティアで行うのが風習となっており、不正や捏造、改ざん、盗用などが個々の倫理観でしか保たれておらず、ガバナンスが効いていない状態であると感じる。研究者の発表の場として学会発表や論文が一般的であるが、なかな
スポーツ、特にマイナースポーツのプロモーションについて、考えさせられる記事。 スポーツの競技団体は通常、普及・育成・強化を行い、選手が強くなり、結果競技が盛り上がるのが王道だが、そんなシンプルなものではない。世界陸上キャスターに織田裕二氏
魚がなぜ魚の形をしているのか。イルカは哺乳類だがなぜ魚のようなフォルムを獲得できたのか。身体の作りが異なるものが、環境によって同じような戦略を獲得し、似たような形状や動きになる進化を収斂進化(しゅうれんしんか)という。AIにも環境を与えるこ
24時間テレビ的な捉え方から、スポーツとしての捉え方までパラスポーツは色々な側面での捉え方があり、正解はなく一人一人の価値観は違うため、パラスポーツに対する期待値も変わってくる。組織委員会、スポンサー、サポーター、選手それぞれが考えるパラス
これが私の最後のコメントになるかもしれません。 昨日コメントプラス2周年の集まりに参加し、常見さんのこれまでの論客たちへのアンチテーゼとしての力強さには感銘を受けたのと同時に、私自身は全く共感は出来ず、それに笑顔で盛り上がっている会場には
過去の記録と現在の記録はシンプルに比較することはできない。例えば、本文にあるようにタイムの手動計測と光電管計測では精度が全く異なる。1968年にはオールウェザーのトラックがオリンピックで採用された年でもある。そのほかにも練習の科学的知見や栄
名古屋城のEV設置の是非の議論で、日本の障害者に対する考え方の縮図が見てとれる。焼失前の名古屋城復元となると、当然エレベータもない時代であり、つけることが非合理に思えるかもしれない。経済的にもEV設置やメンテナンス、電気代などで余計にコスト
今年2月、H3ロケットの打ち上げがシステムの異常検知で中止となり、JAXA担当者が、異常を検知したため打ち上げプロセスが中止された、これは想定の範囲であるという説明をし、失敗という言葉を使わなかった。それに対し、共同通信の記者が「それを一般
歴史的に科学技術はこれまでに多くの負の遺産を作り上げてきてしまった。その多くが研究者や開発者の意図とは異なるところから生まれたインセンティブによって悪用されてしまった。特に国家間の抗争には、政治的な力が働き、その下で運営されている研究所の技
基本教育や科学技術に投資することには賛成であるが、中身に関してまだ公開されていない部分が多く、今後の動きを追っていきたい。 MITは国外の教育機関と連携、時には大学設立にも関わり、研究や人材育成・さらには研究者の環境整備にも力を入れて
昨晩はlive配信で寝れない時間を過ごした。成功したら間違いなく教科書に載るレベルのミッション。でもまだこのミッションですら序章に過ぎず、現時点でもミッション3までの内容が公開されており、NASAのアルテミス計画まで視野に入っている。きっと
140文字に制限された文字列をシェアできるtwitterのユーザ数はアメリカに次いで日本が2位。多くの国がinstagramやtiktokのようなノンバーバルコンテンツに流れる中、日本がtwitterを愛した理由が様々なところで取り上げられ
ひと昔の研究者は論文を手書きで書いていた。そこからワープロ、パソコンの使用が始まり、漢字変換やスペルミスチェック、後での文章の修正が楽になった。さらにはGrammarlyでスペルチェックやDeepLで翻訳するようになった。論文管理も紙にコピ
とても納得。 テクノロジーの進化とともに人は退化するという話はよく耳にする。そしてそれは多くの人に当てはまるのかもしれない。さらにタチの悪いことに多くの人の心には承認欲求がしつこくこびりついてしまうようだ。 東浩紀さんのゲンロンカフ
OpenAIに対し半年間の開発停止を要望したことや、今回の発表も含め、覇権争いに名乗りを挙げた形となる。それだけ今回のGPT4のインパクトが大きく、今後のビジネスを揺るがすテクノロジーであるという危機感を持っている表れでもある。 MI
ロボットの産業化で常に議論に上がることの一つに採算性があり、ハードウェアはその物自体だけでなく、開発や運営、メンテナンスも高価になりがちである。その上で、利益が上がるビジネスはこれまで車などの産業ラインに組み込まれる以外のキラーアプリがなか
透明性を担保することは今後ほぼ不可能になっていく。一人の人間の脳の中身はその人がどのような人生を歩んできたかが刻まれており、学歴や経歴以外にもさまざまな学習データが含まれている。それらの透明性を担保した上で、その人を評価することは不可能。(
AIは数年前の段階で知識レベルではかなりの進化を遂げていた。一方で人間が求めるような答え方や思考ができていなかった。それを解決する技術がアライメントと呼ばれるものでChatGPT4ではそこが大きな変化だった。 この記事の大半はアライメ
ChatGPTの使用はOpenAIが出した論文では、労働者の80%以上が仕事の10%に影響があり、19%ほどの労働者が仕事の50%に影響を与えうると発表している。使うと仕事の効率が上がりうる技術、ChatGPTだが、ここで2つの見方が見れる
自身も発起人であったOpenAIと止めようとしているマスク氏。 確かにここ数週間のAIの進化は凄まじく、専門家すらついていけない状況で解説者と化してしまっている。この規制を求める声からはChatGPT4のような圧倒的な進化を見せつけられ、