95年入社。広島,神戸支局,大阪社会部を経て政治部。小泉総理番,青木幹雄番。経済部で自動車,経産省担当。政治部に戻り小沢一郎番,谷垣禎一番,YKK番など。鳩山,菅内閣で官邸サブ,野田内閣で外交・防衛キャップ,第2次安倍内閣で官邸キャップ。西部本社で行政・沖縄担当デスク,大阪社会部で行政・選挙・総括デスク。政治部で外交・防衛,国会,総括デスク。経済部長代理,政治部長を経て23年5月からゼネラルエディター補佐。KBC「アサデス。」,BS朝日「激論!クロスファイア」など出演。「総理メシ~政治が動くとき、リーダーは何を食べてきたか」「ポスト橋下の時代~大阪維新はなぜ強いのか」(朝日新聞出版)など。…続きを読む
①G7の結束を確認する②グローバルサウスを引き寄せる③「核なき世界」への道筋を示す--という3つのアジェンダの「答え合わせ」はどうなのか。佐藤編集委員の視点がクリアに解説してくれています。 ①②は国際秩序が揺らぐ中、西側諸国が引き続き
「これから南西シフトを加速します」。ある会合で同席した陸上自衛隊幹部がそう力を込めて話したのは、今から8年前、2015年のことでした。オスプレイの自衛隊配備や与那国島への駐屯地整備計画が進む中、九州から沖縄にかけての自衛隊の形が大きく変わっ
「実家は農業と新聞販売店を営んでおり、小中学生のころは朝6時から眠い目をこすり、錦江湾に浮かぶ桜島に一礼をし、自転車で新聞配達をする毎日でした」。連休前、永田町で話題になった国会演説がありました。記事の中で出てきますが、国会議員在職25年の
大阪の動きに注目しています。この統一地方選、国政補選を経て、維新の勢いが増して新しいステージに入ったように思います。それに呼応するように、自民、公明、立憲も動き始めています。 自民の動きはこの記事にあるように「刷新本部」でしょう。ただ
さすが御厨先生だと思いました。「状況追従主義」という言葉は、私の岸田首相像ともマッチします。「スピード感がすごい」「ものを深く考えないから早く結論が出せる」と御厨先生は指摘していますが、流れに乗ると早い、という状況追従主義の特性なんだろうな
楽しみにしていた連載が始まりました。1回目に登場する「かよさん」の経験こそ、地域から政治を変えていく第一歩だと思います。女性議員が増えていくことは、男性中心になりがちな従来型の政治思考そのものを多様化していくことで、それは女性議員だけでなく
永田町では「麻生節」と言われる独特な語り口の麻生副総裁。テキストだけでは伝わらないその雰囲気を、記者が動画を撮ってお伝えしています。政界では今、「~~節」と言われる政治家が減ってきているように思います。善し悪しは別にして、「この人のこの語り
政治的に大きなダメージを負った高市さんが、なぜか「戦線」を広げているように見えます。戦線拡大の相手は、自民党本部の選挙対策委員長である森山さん。高市さんの発言は、公然と「身内批判」をした、と受け取られる可能性もあるのではないか。そう思いまし
大阪勤務だった4年前のダブル選挙のときから「維新支持」の岩盤の厚さは変わっていないなと思いました。肌感覚として、政治にある程度関心がある(投票に行く)人たちの多くが維新政治の十数年について、違和感なく受け入れている印象がありました。数字で裏
高市さんが一敗地にまみれた格好の奈良県知事選の足もとで注目しているのが、県議選での「維新躍進」です。念願の「大阪以外」で知事ポストを得ただけでなく、県議ポストでも現職が3人だったところから14議席と躍進。大きく減らした自民に迫る第2勢力とな
まるで戦国時代の国盗り物語のようなことが、令和の山口で起きているようです。主を失った「安倍家」がどのように家臣団をまとめて領地を守っていくのか。勢いを増す「林家」が領地を削り取るのか。そんな構図にも見えます。 まさに、地方における選挙
日本でも「女性限定選挙区」は広がるのか。この英国労働党のチャレンジは、非常に参考になると思います。ある女性議員がこう言っていました。「都道府県連の幹部が男性ばかりで、そもそも女性を登用しようという機運がまったくない」。記事にある「選挙区の候
新年度予算成立後の通常国会を「後半国会」と呼びます。衆参の予算委員会でテレビ中継もあり、あらゆるテーマで首相はじめ閣僚たちが答弁する「前半国会」と違い、国会の各委員会を中心に、個別の法案について論戦が交わされるケースが多いのが、後半国会の特
維新がついに2つ目の知事の座を奪うのか--。永田町で言われていたように、自民系が割れ、相対的に維新新顔が「一歩抜け出している」状態になっているようです。 「大阪無双」の維新がどうやって関西圏に勢力を広げていくのか、いかないのかは、政界
「岸田の次は岸田」「しばらく岸田政権が続く」。確かに今の永田町の空気感です。ただ、政界は一寸先は闇。そう簡単ではないでしょう。 日韓首脳会談やウクライナ訪問など外交の打ち手が功を奏し、政権が守勢に回りがちな予算委員会が開かれる通常国会
今回の統一地方選や国政補選でまま見られることなのですが、自民党の地方組織の「事前調整機能」が衰えているように感じます。ただ、これは逆に有権者にとっては、候補者選考のプロセスを可視化していく好機とも言えます。参院大分選挙区補選の候補者選びが「
安倍元首相が無念の死を遂げてから8カ月余り、高市さんの苦境は、ある意味で「安倍氏なき永田町」を象徴する出来事だと思っています。 最大派閥の安倍派は「かたまり」を維持するのに手いっぱいで、いわゆる安倍カラーの政策づくりの主導権を握れてい
今日は国際女性デー。国内外の企業の経営に携わるビジネスパーソンと一流の経営学者をお招きしたパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただきました。なぜ政治部長が?と思われるかもしれませんが、毎年発表されるジェンダーギャップ指数で
岸田政権への「中間評価」と言える国政補選。ただ、今回の補選はあえて「自民の○勝○敗」という観点だけでなく、もう少し掘り下げて考える必要もありそうです。 具体的には、投票率と得票数の変遷です。岸田内閣の不支持率が各報道機関で軒並み5割前
前首相秘書官の差別発言に端を発したこの動き、岸田首相の本気度が問われる展開になってきたと思います。担当補佐官を置いて一件落着ではなく、「本丸」はLGBT理解増進法案の今国会で成否、でしょう。総裁として率いる自民党内をどのようにまとめることが