まず、センターバックへの転向を素直に受け入れたこと驚きました。ベテランなのに大きな変化を前向きに捉えるポジティブさを、安藤梢選手は備えている。素晴らしいと思いました。 現役を続けながら大学院で学び続けたこともまたそうです。13年かけて
「選手の抗議は無限の可能性を持つ。発言には影響力があるし、富を生かして地域社会に投資することもできる。1人で発言すれば攻撃を受けることも多いだろうから、選手が集まって行動してほしい」 リチャード・ラプチック氏のこの言葉に、アスリートは
横浜にある【生活綴方】---。 噂には聞いていて、いつか足を運んでみたいと思っている書店です。出張の合間とかにその機会をうかがっているところですが、なかなか実現できていません。いつかは必ず訪れたいと思っています。 いまちょうど『百冊で耕す
宿題のあり方を問う記事を最近よく目にします。どうも学校教育を見直そうとする動きが広がりつつあるようです。ひたすら暗記を繰り返すだけの学びの形骸化に、危機感を覚える人が増えてきたのではないでしょうか。 なんのために学校に通って勉強するの
僕も同じく自己責任という言葉はなくなればいいと思っています。この言葉は私たちの関係性を希薄にし、ときに分断を生み出しているように思うからです。 自らの責任を潔く引き受けるという文脈で使うのなら構いません。「それには私が責任を持ちます」
宿題の見直しには私も賛成です。暗記しているかどうかを確認するだけの宿題が、考える力を育むとは思えないからです。 そもそも興味や関心があれば自ずと記憶するものでしょう。ポケモンのモンスターは難なく憶えられるのがなによりの証拠です。好きこそ物
日本ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場を守るために、今年1月に署名を立ち上げました。ラグビー文化を正しく後世に残すために、居ても立ってもいられなくなったからです。 それと同時に(むしろこちらの方が大問題なのですけど)、神宮外苑地区の
この記事を読んでふと思い出したのは、川口有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)です。今年になって映画化されて話題になっていますが、私はこれを読んで目が見えない人の世界観に触れ、美術鑑賞がこんなにも豊かなの
この連載は実に読み応えがあり、もう何度も読み返しました。久保敬氏の人柄とその教育観にふれて、涙腺が緩むことしきりでした。また同じ教育者としては背筋が伸びました。「人にものを教える」とはどういうことか。そう教育の本質を突きつけられて、自らを顧
成功物語ではないため話をするのもツラいはずなのに、それでも告白した伊東波香さん、向後智之さん親子と、それを記事にした木村健一記者に、まず敬意を表したいと思います。 「もっと上手くなりたい」「一緒にラウンドしたい」という当初の素朴な動機が霧
チャットGPTについては、私が勤める大学でも議論が始まっています。基本としては禁止するのではなく、その利用の仕方を知恵を出し合って考えようとしているところです。教育現場としてどのように対応してゆくかについて、日本中の学校が頭を悩ましていると
お土産の受け渡しがスムースにできるようになったらおとなの一員になれる。誰に教えられたのかは忘れましたが、若いころからずっとそう思ってきました。47歳になったいまでも、なにをお土産に選ぶのかにはいつも頭を悩ませます。相手の趣味嗜好を思い描き、
体罰や暴言の撤廃に向けて、毅然とした態度を示したバレーボール協会のこの取り組みに、私は賛同します。スポーツの現場から「暴力」を根絶するのは喫緊の課題です。「ゼロ」にしなければなりません。 ただ、これほどまで世間から批難されているにもか
この記事を読んで16年前のことを思い出しました。 当時、私は週に2回、中学・高校生にラグビー指導をしていました。中学⒈年生のAくんは背がすらりと高く、練習する様子からはラグビーセンスがみて取れました。ただ引っ込み思案な性格で、ボールを
WBCで盛り上がっても子供が野球を好きになるわけではない。本質は違うところにあるという上田誠氏のことばに、とても共感します。 トップレベルのスポーツが盛り上がったとしても、必ずしも競技人口の増加に直結しないのが現実なんですね。ラグビー
知っている方も多いと思いますが、久保敬氏は、2021年5月に学校現場の実情とかけ離れたオンライン授業の実施をめぐって、松井一郎市長宛に批判的な提言書を送付した方です。子供たちと、現場で働く教員を慮っての勇気あるこの行動に、深い安堵感を覚えた
世界や社会の現状を踏まえた上での栗山監督の決断は、とても素晴らしいと私は思います。 国籍を問わない代表チームはラグビーではお馴染みですけれど、野球では極めてめずらしい。だからこそ社会に向けて強いメッセージになったんじゃないでしょうか。
こよなく本を愛する私は、街から書店がなくなりつつある現状にずっと心を痛めてきた。今取り立てて買いたい本がなくても、店内をぶらつくうちにふと目に止まった本を手に取り、それを読んで価値観が揺さぶられたことがたくさんある。リアル書店だからこそのこ
テレビなどでAIによる音声で読まれるニュースが流れると、私は途端にチャンネルを替えてしまいます。理由はわかりませんが、どうにも薄気味悪くて聞いていられなくなるんです。ですから、この商品がヒットし、日本おもちゃ大賞2022「エデュケーショナル
「星野くんの二塁打」について、ラグビーをしていた私からすれば星野くんの判断には賞賛しかありません。外野にいる監督より、実際にグラウンドに立っている選手の判断を優先するのは、至って当然だからです。だから、これがなぜ道徳の教科書に採用されている