市田隆

市田隆いちだたかし

朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
関心ジャンル:

最新コメント一覧

  • 関電の森新社長、使用済み核燃料の県外搬出は「最大の経営課題」

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年8月9日17時37分 投稿

    【視点】使用済み核燃料の搬出問題を「最大の経営課題」と位置づけた関西電力社長の胸中には、青森県むつ市で建設中の中間貯蔵施設の共同利用案が実現することへの期待がいまだにあるだろう。 東京電力と日本原子力発電の原発から出た使用済み核燃料を受け入れる計

  • 「五輪スポンサーに」 元理事がAOKIに提案 地検、詰めの捜査

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月26日13時56分 投稿

    【視点】組織委の元理事が、自身が代表を務める会社とコンサル契約を結んでいる企業側に、「東京五輪のスポンサーをやったらどうですか」と提案していたことは、見過ごせない事実だ。コンサル料の受け取りを「五輪とは全く関係ない」とする元理事の説明は通用しにくい

  • 銭高組が4億円申告漏れ 大阪国税局指摘 下請け会社「悔やんでる」

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月22日15時55分 投稿

    【視点】ゼネコンなどの共同企業体(JV)が元請けとして請け負った工事を取り仕切る現場所長が下請け業者からリベートを受け取り、遊興費などに使う不正行為は、これまでも様々なゼネコンで発覚している。今回の銭高組への課税処分は、建設業界の悪習が依然としては

  • 東京五輪組織委元理事、4500万円受領か スポンサーAOKIから

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月21日16時49分 投稿

    【視点】記事によると、組織委の元理事は、公務員ではない民間企業の役員出身ではあるが、代表を務める会社とコンサル契約を結んでいた企業が東京五輪・パラのスポンサー企業になった時点で、組織委理事の立場からコンサル契約がどのような評価を受けるかについて慎重

  • (多事奏論)好きなのに食べない? 魚のある日常、届けるリレー 長沢美津子

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月19日1時59分 投稿

    【視点】「魚離れ」の実情をめぐる論考を読んで、昭和の商店街の様子を思い出した。子どもだった私が買い物の当事者であった訳ではないのだが、魚屋の店員が、道行く買い物客に「奥さん、きょうはいいのが入っているよ」と声をかける。それが当たり前の光景だった。

  • 「政治とカネ」論戦が低調だった広島選挙区 与野党の異なる「打算」

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月12日12時51分 投稿

    【視点】様々な事例で「政治とカネ」問題の取材をしてきたが、現金買収は明確な公職選挙法違反であるにも関わらず、選挙での慣習ととらえて許容するムードが、各地の地域社会でいまだに存在しているように思う。 2019年の参院選で起きた河井克行元法相夫妻によ

  • (美の季想)東西の月 輝く裸体、闇に対する美意識 高階秀爾

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年7月6日14時6分 投稿

    【視点】谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を約40年前に読んだ。日本の美的感覚は陰翳の中に見出されてきたものであり、金蒔絵、仏像などは本来、陰翳のある家屋の中で映えるように作られたという内容の記述に感銘を受けた記憶がある。 「美の季想」で紹介されているシャ

  • 総会屋、40年で97%減 「知らない会社から1万円」の時代も

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月30日15時6分 投稿

    【視点】1997年、当時の第一勧業銀行と四大証券による総会屋への利益供与事件が起きた際、総会屋問題を集中的に取材したことがある。当時は「暴力団の影響がない総会屋はいない」(警察庁関係者)とされ、暴力団から資金援助を受けたり、舎弟関係を結んでいたりす

  • 日本兵の祖父、加害者だったのか 24万の名前読み上げに込めた願い

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月23日22時38分 投稿

    【視点】戦争の犠牲者は、その人数が多ければ多いほど、ひとりひとりの存在が数字の中に埋没してしまう。後の時代からその戦争を知ろうとすれば、その大きな数字だけが目の前に現れる。 24万人以上の氏名を約250時間かけて読み上げた取り組みは、その数字だけ

  • (美の履歴書:751)「冬虫夏草」 田中恭吉 絶望か、希望か

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月21日22時48分 投稿

    【視点】火曜夕刊の看板連載「美の履歴書」では、ひとつの作品を取材した様々な美術担当記者の思いの丈がつづられる。なかでも田中ゑれ奈記者の記事には、作品の奥にある人間のドラマが浮かび上がる印象があった。今回も田中記者の記事を読みながら、夭折した田中恭吉

  • ぶ厚い下請けの構造改革、どう実現? 鹿島社長が描く建設業の未来図

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月20日14時5分 投稿

    【視点】東日本大震災の復旧・復興工事の現場を取材するなかで、複雑な下請け構造に起因する様々な問題を見聞きしてきた。 下請けの一次と二次、二次と三次の間で工事代金の未払いがいくつも生じていた。元請けのゼネコンが介入して解消されたこともあったが、トラ

  • 「もうギリギリ」 対面授業に踏み切った大学 背中を押したもの

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月15日11時9分 投稿

    【視点】私は昨年度までの2年間、東京都内の私立大学でジャーナリズム関連の講義を受け持った。受講生は多くても約20人の小規模クラス。1年目はすべてオンライン、2年目は選択制になって対面授業を選んだ。オンライン授業では、熱心な学生ばかりでコミュニケーシ

  • 「反対ばかり」悩んだ立憲、参院選直前の結論 野党第1党の使命とは

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月15日10時40分 投稿

    【視点】2009年に東京地検特捜部が摘発した当時の民主党の小沢一郎氏側への違法献金事件では、検察当局による「政治介入」との批判が起こり、メディアの報道もそれに乗じたとする批判にさらされた。当時の取材班責任者として批判に応える記事を書いた。同年の衆院

  • 郵便局長会の人事への影響、日本郵便の調査どこまで

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月7日13時16分 投稿

    【視点】選挙のたびに圧倒的な集票力を示してきた全国郵便局長会。「後継者育成マニュアル」は、その力の源泉が「育成」段階からあったことを裏付けるものとして注目される。「政治活動の必要性を教える」「配偶者の協力を確認」などとする内容は、集票マシンの要員を

  • 泊原発の運転に差し止め命令、地裁「防潮堤がない」 審査にも影響か

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年6月1日16時50分 投稿

    【視点】東京電力福島第一原発の事故後、東電の技術系社員がこう話したことがあった。「日本の電力会社の中で、原発関連のスタッフが充実していた東電でさえ、この有り様だ。他の電力の中にはもともと人員不足が言われている会社が複数あり、そこの原発で同じ事故が起

  • 「豊かな社会の革命戦士」はなぜ暴発した 宮台真司さんのみた赤軍派

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年5月29日9時45分 投稿

    【視点】テルアビブ事件は断じて許されるものではないが、それを「テロ行為」だけで済ませると、日本赤軍を生んだ当時の社会の問題性を考えることもやめてしまう恐れを感じる。 赤軍派のうち国内に残ったグループらが引き起こした、群馬県内の山岳ベースで仲間12

  • 島根原発再稼働、近く知事が判断 避難計画に疑問の声も

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年5月27日15時52分 投稿

    【視点】避難計画の実効性への疑問の声が絶えない。だが、計画をまとめた国と地元自治体が、原発の再稼働を優先させているためか、その声を軽視しているという印象はぬぐえない。 東京電力福島第一原発の事故を受けて、避難計画の策定が義務づけられる範囲が、半径

  • 「トルストイは非暴力を訴えた」 今こそ伝えたいロシア文学の世界

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年5月19日13時54分 投稿

    【視点】私が1980年代に大学の文学部でロシア文学を専攻したのは、ドストエフスキーなどの19世紀ロシアの作品群に魅了されていたからだ。だが、専攻後、旧ソ連時代に書かれた20世紀の文学の質の高さを初めて知った。今でも印象深いのは、ブルガーコフの幻想的

  • ウクライナ情勢、強まる「原発回帰」の流れ 政策見直しへと進むのか

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年5月18日22時20分 投稿

    【視点】東京電力福島第一原発の事故以降、現在も国内の多くの原発が停止したままだ。その中には、原子力規制委員会の新基準で許可が出ても、安全対策工事で時間がかかっている原発もある。電力会社が再稼働に慎重な関係自治体を説得できるかどうか見通しが立たない地

  • なぜここに? 農地に老人ホーム計画やスーパー建設 所有者はだれ?

    市田隆
    市田隆
    朝日新聞編集委員=調査報道、経済犯罪
    2022年5月13日20時21分 投稿

    【視点】規制が厳しい農地転用をめぐっては、転用の許可申請を審査する農業委員会の委員が、申請業者に便宜を図る見返りに現金を受け取ったなどとする贈収賄事件が、毎年のように全国各地で摘発されている。わいろの金額は多くても数百万円で、転用許可で開発に道が開

コメンテーター一覧