1974年、福岡県生まれ。鹿児島県育ち。1999年に毎日新聞に入社し、神戸や出雲、大阪で勤務。2005年に朝日新聞に入社し、長野総局、政治部、デジタル編集部、横浜総局などで勤務しました。政治部では第1次安倍政権での「総理番」を振り出しに、選挙対策副委員長、官房長官当時の菅義偉氏や元自民党幹事長の石破茂氏などを担当。22年4月から現職です。…続きを読む
政権交代が起きた2009年の衆院選当時、自民党の選挙対策副委員長だった菅義偉氏の担当記者を務めていました。前年の08年にリーマン・ショックが発生。同年秋に発足した麻生政権は経済対策などを理由に衆院解散の先送りを続け、任期満了まで1カ月とい
名古屋に赴任した当初、「レジャック」ってどういう意味なのだろうと不思議でしたが、「世の中の『レジャー』の全てを『ジャック』しよう」という願いを込めて命名されたことを知り、どことなく「昭和感」のある名前が気に入りました。往時には「ラジオシティ
「女性議員を増やすと言っても、男社会的な発想の女性議員をいくら増やしても意味が無い」。元国会議員の女性を取材した際に、かけられた言葉です。「日本初の女性首相はいつ誕生するのか」というテーマで話を聞いたところ、女性議員の数が増えることの重要性
衆院解散をめぐる国会審議で、個人的に印象に残っているのが2016年の衆院内閣委員会での質疑です。国会議事録に残るやりとりを少し要約すると、当時の菅義偉官房長官に対し、野党議員が1回の選挙で「600~700億円かかる」とした上で、この当時ま
80年前に米西部ユタ州の荒野にあった日系人対象のトパーズ強制収容所で起きた銃殺の「悲劇」を追った記事の続編です。いまだ分からぬままのワカサ氏の身元を探る調査を取材しました。記事にあるように、当時の外務省の文書でもワカサ氏の身元についてのやり
以前に名古屋本社発行の朝刊コラムで同様のことを書いたことがありますが、大学時代、落語研究会で活動していました。素人芸ながら、大勢のお客さんの前で落語や漫才を演じたこともあります。こうした体験を話すと、「緊張したでしょう?」と言われるのですが
「みんなで笑って、みんなですすり泣く。同じものを見て同じ感覚を共有できる」。記事中にある支配人兼映写係の阿部勇司さんが語る映画館の魅力についての言葉に深くうなずく一人です。個人的には、これまで見た映画の中で最高傑作だと思っている「ニュー・シ
「訪問の時期は検討を続けているが、今まだ何も具体的に決まったものはない。引き続き検討を続ける」。19日夜に記者団の取材にこう語っていた岸田文雄首相ですが、記事を読むと、極秘裏にウクライナ訪問の準備を水面下で進めていたことが伝わってきます。今
午前の参院予算委員会での記事でもコメントしましたが、国民の理解を得るためにも、高市氏は本来「信用できないなら、さらに質問して分かって欲しい」とむしろ求める立場であり、「質問しないで」発言の撤回は当然のことだと思います。 「過ちては改むるに
国会議員は国民の負託を受け、その立場にあります。質問した国会議員に対し、「信用できないんだったら、もう質問なさらないでください」などと発言することは、議員の向こうにいる多くの国民の存在を忘れたような発言ではないでしょうか。 国会議員同士、
切ないけれど、最後には多幸感すらある記事で、一気に読みました。悲しさとうれしさが重なり合うような展開で、上方落語家の桂枝雀さんが唱えた「笑いは緊張の緩和」という言葉を思い出しました。 「笑い」を生み出すことは、改めてなんと難しいことかと思い
地方自治法は「普通地方公共団体の長」について、「当該普通地方公共団体の事務を管理し及びこれを執行する」と規定しています。本来、市の業務を適正に執行すべき立場にある市長が、市から違法状態を解消するよう行政指導されたにもかかわらず、速やかに解
以前にも当欄で記しましたが、本当に「対外発信に使うための街の風景やランドマークの外観撮影」が目的だとするならば、堂々と写真を公開すれば済む話ではないでしょうか。まして対外発信に使うためのものならば、非公開にすべき画像ではないはずです。
「国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済・社会活動を支える基本的システムを所管し、国民生活の基盤に関わる行政機能を担う省です」。総務省のホームページにある「総務省の紹介」の一文です。 こうした重責を担う省が作成した行政文書の記載
作家の沢地久枝さんの著書「密約 外務省機密漏洩事件」(岩波書店)の中に、沖縄返還に伴う「密約」をめぐる国会審議を取り上げる中で、「帝国議会のやりとりの方が、格調も高く迫力もあるように感じられる」として、戦前の「切腹問答」が紹介されています
子どものころから、UFO(未確認飛行物体)やネッシーなどのUMA(未確認動物)に関する話題をこよなく愛しています。こちらの記事の「甲府事件」は、そのリアルな当事者の証言と目撃者によるインパクトが強い「宇宙人」のイラストも含め、日本のUFO
参院予算委員会での審議を視聴しましたが、総務省側が「行政文書と正確性は別のもの」といった趣旨の発言を度々繰り返していたことが印象的でした。結果的に、総務省側から「一般論として、行政文書の中に捏造があるとは考えにくい」との答弁もありましたが
「私たちは少数者ではない。少数という枠に閉じ込められているだけ」。生まれた時にあてがわれた性と異なる性で暮らすトランスジェンダーで、投票所入場券に性別の記載を無くす活動に取り組む岐阜県各務原市の雪斎(せっさい)さんに取材した際にうかがった言
こちらの記事のデスクワークを担いましたが、11月に生誕100年を迎える忠犬ハチ公が、いまも国内外の多くの人に愛されていることを改めて知りました。8日は1935年に死んだハチの命日です。渋谷区などが進めている記念プロジェクト「HACHI100
直木賞、本屋対象の受賞作はもちろん、候補作も毎回気になっている一人です。こちらのインタビューーで、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」をはじめ、選考過程をめぐる動きや文学に対する選考委員の思いを非常に面白く読みました。 少し話がそれるかも