1976年鹿児島県生まれ。2000年朝日新聞入社。松山支局などを経て、08年から政治部など。第2次安倍政権を検証した連載「未完の最長政権」(https://www.asahi.com/special/kensho-abeseiken/)を担当。21年から論説委員。著書に「自民党の魔力」(朝日新聞出版)、共著に「安倍政権の裏の顔 『攻防 集団的自衛権』ドキュメント」(講談社)、「自壊する官邸 『一強』の落とし穴」(朝日新聞出版)。…続きを読む
そもそも見出しに、記事に書かれていることの異例さが凝縮されています。「公明幹部が自民に迫る」なら分かるのですが、「創価学会幹部が自民に迫る」ですから。 公明のホームページにある「よくある質問」の最初項目は、「公明党と創価学会の関係は?政
>自民の陣営関係者は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で「政治と宗教」に関心が集まったことも影響したとみる という一文に注目しました。 統一地方選後に永田町を回っていると、「旧統一教会の問題の影響を最も受けたのは公明党だったね」
この記事を読んで、かつての取材を思い出しました。まさに14年のことです。安倍氏に近い首相官邸スタッフが「最近、テレビは政権批判をやらなくなっていいが、ラジオがひどいな」とし、具体的な番組名を羅列した上で「自民党もラジオまでは、チェックしきれ
「鎖の強さはいちばん弱い環で決まる」と言われます。自民党は、野党勢力のうち、どの環が一番弱いか見極めるのが上手いということでしょうか。
旧統一教会は、銃撃で亡くなった安倍元首相の祖父・岸信介元首相、父・安倍晋太郎元外相、その他にも中曽根康弘元首相ら大物政治家との関係をつくり、教団内部での資金集めに利用してきたと言われています。それだけに、記事の最後にある「教団が出したその政
自民党は、政府と党の役職を兼務しないことを原則としていますが、例外があります。首相と首相補佐官です。いわずもがなですが、首相は自民党総裁です。岸田首相は行政府のトップでも、政権党のトップでもあるので、実質的な最終決定権を考えれば「全部やった
細田氏の「過去のことについて、今の議長の立場で自分が記者会見その他でお答えするのはふさわしくないと考えている」という言葉には疑問を抱かずにはいられません。 議長就任以降も、自民党議員のパーティーに出席していることの方がよっぽど中立的な立
ガーシー氏の対応は非難されるべきもので、擁護の余地はありません。このまま登院しないならば、厳しい懲罰もやむを得ない気がします。「暴露系ユーチューバー」として人気があり、集票目当てのために、このような人物を擁立したNHK党も厳しく批判されるべ
共産党には、党内で議論はしても、いったん組織が決めれば鉄の規律で守る「民主集中制」があり、党の規約5条8は「党の内部問題は、党内で解決する」と定めています。 党は「党首選びという党内の問題について、異論を唱える本を出版し、記者会見まで
記事には直接書かれていませんが、月刊誌「文芸春秋」に載った提言は「皆さんの中には、国民の声が政治に届きにくいと感じている方も多いと思います」という一文から始まります。 これを読み、菅氏が首相だった一昨年8月、内閣支持率が低迷する中で岸
この記事を読んで、立憲民主党のホームページ(https://cdp-japan.jp/)を開いてみて、びっくりしました。最初に出てくるのが、「臨時国会 政策成果の報告」「課題解決に向けて法案・政策を前進」という文字、そして、泉代表や岡田幹
プロ野球ヤクルトなどの監督を務めた野村克也さんは「金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流」という明言を残しています。セ・リーグ連覇に導き、2年連続の日本一を狙うヤクルトの高津監督は野村さんの愛弟子です。まさに野村さんは人を残した一
維新の今後を占うことになるのが、今回の代表選であり、来春の統一地方選です。 維新は自民でもない立憲でもない第三極と呼ばれてきました。これまで第三極と呼ばれた政党は、政権党である自民も野党第1党も批判し、一時的には人気を得ますが、しばらく
記事の内容と全く関係ありません。 気になるのは、なぜ、礒崎仁彦官房副長官は記者会見をしているのか、という点です。参院選公示後は、閣議がある日は、松野博一官房長官が会見しているようですが、それ以外は副長官が対応しています。恐らく松野氏は
この記事を読むと、岸田首相にとって「黄金の3年」はほとんど意味をなさない、ということがよく分かります。現在の日本政治に緊張感を与える唯一の権力闘争は、良いか悪いかは別にして、自民党内の争いでしょうから、総裁としての任期満了を迎える再来年9
労組の求心力が落ちていることは、かねて指摘されてきましたが、今回の「地取り」取材で、当事者たちの声を集めたことで、その実態がよく分かりました。参院選前に野党を支える労組のあり方を考える、いい記事だと思います。と同時に、「この記事の通りでは
最後の一段落の前半部分を( )のように、書き換えてみます。 民主主義の根幹である選挙の投票率は低い傾向にある。参院選を前に(メディア各社)はそれを克服するため、有権者に積極的に判断材料を提供しようとしただろうか。 少な
泉氏は昨秋の代表選で「提案立案型政党」を訴え、当選しました。野党が政策を提案すること自体を特に否定されることではありません。ただ、野党の国会での本分は、あくまで行政監視です。徹底した監視役を果たした末に、自分たちの政策を提案する。政府に対
記事の最後に「まず国民がいて、政治家はそのために何をするのかが問われる。政治家がリーダーシップをとるいう言葉は好きじゃない。ただ、意思決定権者のそばでサポートするのは、性に合っているかな」という福田氏の言葉がありますが、額面通りには受け取
「お茶会」のくだりを読んで思いだしたのは、2014年8月29日の安倍首相VS石破幹事長の官邸での会談です。 「いろんなお話がありました。久しぶりに2人で長い間お会いして、有意義な意見交換ができました」。当時の石破幹事長が安倍首相と会談