長野智子

長野智子ながの ともこ

キャスター・ジャーナリスト
関心ジャンル:災害政治国際ダイバーシティーメディア

最新コメント一覧

  • 夫が無精子症、愛しているけど離婚もちらつく 姜尚中さん説く執着

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月22日8時48分 投稿

    【視点】相談者の方の苦しい気持ち、本当にわかります。姜さんのお答えも素晴らしいしそのとおりだと思う一方で、8年以上にわたる不妊治療で授かることのできなかった私から思うと、個人差はあれ、どうしても子どもを産みたいという、突き上げるような本能に近い感情を女性が抑えることは難しいと思う。そうでなければ、あんなに辛くて苦しい不妊治療は続けられないです。私の場合、パートナーである夫が治療をやめさせるでもなく、2人でも十分楽しい人生を送れるというメッセージを送り続けてくれたことで支えられました。同じように、まず相談者のことを出産というかたちで幸せにできないと苦しんでいるパートナーの気持ちに寄り添ってほしいなと思います。相談者は20代ということですが、まだ時間があります。人生、なかなか尊敬し心から愛する人に出会うことは難しい。あと数年でも、場所を変えて知らない場所を旅してみるなど2人で悩みを忘れられる環境をつくったり、子どもがいないからこそ楽める時間を過ごしてはどうでしょうか。夫婦は時間が経ち、歳を経ることでお互いのあり方や、人生の価値観が変化していきます。本当に苦しい時、いっときそれから逃げることは大事なことです。そしてまた改めて、相手に向き合い子どもを持つことについて考えたとき、今とは異なる答えや方法が見えてくるかもしれません。

  • 「記者になってはダメ」 銃撃で死んだあこがれの叔母が残した言葉

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月15日9時44分 投稿

    【視点】私自身、アブアクレさんと同じ時期にパレスチナで第二次インティファーダを取材し、当時イスラエルによって大虐殺がおこなわれて壊滅状態となったジェニンに入って取材をしたこともあって、胸が締め付けられるような思いで記事を読んだ。 インティファーダとはパレスチナ住民がイスラエルの占領支配に対して組織的におこなう抵抗運動のことだ。私が現地に入ったときに目にしたのは、イスラエル占領地に向けて石を投げて抵抗する子どもたちに向けて、イスラエル戦車がゴム弾や実弾を発砲する現実だった。 エルサレムから車で3時間ほど離れたジェニンでは、まるで爆弾が落とされたかように街全体がこなごなに破壊されていた。イスラエル兵が「テロリスト捜索」だとしてジェニンの家屋をすべて破壊し、多くの住民を殺害、瓦礫に埋めたというのがいわゆる「ジェニンの大虐殺」である。その際もイスラエルは殺戮を否定し国連の調査団も入れようとしなかった。圧倒的に貧しいパレスチナ住民の一部は過激化し、家族・友人を守るために自らを武器にするしか方法はないと自爆テロを起こし、イスラエル人の若者が命を落としていた。 この記事を読んで、20年前となにも変わっていない現実に暗澹たる思いがする。今日は沖縄復帰50年。各報道で「何も変わっていない」と基地問題や地位協定への沖縄の人々の思いが伝えられている。なぜ人間は変えることができないのか。いったいどうすれば変えることができるのか。決して仕事について姪のリノさんに語ろうとしなかったアブアクレさんもまた、日々直面する理不尽な現実を変えていくための答えを見つけられずに苦悩していたのか。その心に思いを馳せている。

  • 会社で本音はなぜ言えない? イエスマンだけの組織に未来はあるか

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月10日9時2分 投稿

    【視点】会社で本音なんて言ったら、それこそ上司からの反応や反動で、黙っているより日々のストレスが溜まりそうです。だからみんな言わないわけで。組織においてはトップの耳に入らない本音は、ひらめ上司によってただの不満やわがままとして処理されて、組織にも個人にとってもプラスにはなりません。それが事実であってもです。つまり要はトップの能力であり、自分の周りにどういう人物を置くかもトップの能力のひとつ。耳痛いことも組織を良くすることなら伝えてくれる人材を周囲にどれだけ置けるかということです。谷口さんが指摘している『年功序列と派閥で硬直化した「おっさん組織」』のトップには致命的にこれができる人がいません。自分の思い通りに動かせる「イエスマン」を置くことこそ運営をスムーズに進められるという、自分の判断に自信満々な人ばかり。これだけテクノロジーも価値観も大きく昭和と変容している時代に、過去の成功しかよるすべのない年功序列と派閥で硬直した組織が対応できるわけがありません。トップが自分の知らないこと、快適ではない環境、なじまない価値観をどれだけ柔軟に耳に入れ、実践的に取り入れていけるかに企業の生存がかかっている時代です。個人的には「世代交代」しか処方箋がないのではと思っていますが。。

  • ビリギャル英語術、TOEFLは100点超 コロンビア大学院留学へ

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月5日10時1分 投稿

    【視点】小林さんの努力は本当に素晴らしいし、いつもその経験談には感服しますが、一方で「ビリギャル流」を実践するのは多くの人にとってなかなかハードルの高いことかと思います。小林さんはコロンビア大大学院留学という目的の英語学習法ですから無理もない。日本人は誰もが高校生までに楽しく自然にある程度の英語コミュニケーションができるようになるべきだと思っています。小林さんが言うように「英語を使えるようになれば、途端に世界で15億人も交流できる人が増える」のはそのとおりで、私自身、英語を話すようになって得したことは山のようにあるけど、損したことはまったくない。見た目も育った環境もまったく違う外国人が自分と大して変わらないことを考えていることがわかるだけで、感じなくてよい緊張やストレスから解放されるし、異なる文化への理解や関心が増して人生も豊かになる。他の言語でもよいけど、英語がわかれば圧倒的にどこにいっても不便がない。 海外に行くと同じアジアからの人がみんな英語でコミュニケーションをとれるのに、なぜこんなに日本人は英語の苦手意識が強いのか、もはや教育方法が間違っているとしか思えません。私自身、アメリカ生活で苦労しながら習得しましたが、学生時代のうちにある程度のレベルの英語コミュニケーションをできるように何故日本の教育はしないのか。極端な話、私は大学入試から英語をはずして、もっと会話、コミュニケーションとしての英語を楽しく習得し、ディスカッションなど実践的なカリキュラムを高校までに行うべきだと考えています。

  • (いちからわかる!)アフガンの女子中高生、学校に通えないの?

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月4日10時15分 投稿

    【提案】ウクライナに世界中からの関心・支援が集まる中、アフガニスタンでも史上最大の人道危機が起きています。特に若い女性は劣悪な環境での避難生活に加えて、SGBV(性差に基づく暴力)のリスクにさらされています。記事にもあるようにタリバン政権下で女子中高生たちは教育を受ける機会も奪われ、多くの子どもたちが飢餓状態にあるのです。日本からのわずかな支援でも温かい毛布を送り、彼らの命を救うことができます。国連UNHCR協会では楽しく参加して支援にもつながる「WOMEN+BEYONDチャリティラン&ウォーク」や、わずかな支援金から参加できる「クラウドファンディング」など様々なプロジェクトを立ち上げています。 https://www.japanforunhcr.org/appeal/women-beyond  ウクライナへの緊急支援は引き続き必要ですが、同じように人道危機にあるアフガニスタン、南スーダンなど他の国の避難民にも関心を寄せていただき、ご参加いただければ嬉しいです。

  • 「母の日」に募る亡き母への手紙 14歳だった大学生が伝えたいこと

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月3日9時6分 投稿

    【視点】亡くなった人へのメッセージや思い出の写真をオンライン上で共有して追悼する学生ベンチャーがあることをこの記事で知りました。悲しみを乗り越えて同じ立場の人のために活動をする中沢さんをお母様もどんなに誇りに思っていることでしょう。夫の両親を含め親をすべて失った私から言えることは、親への感謝は生前になるべくたくさん伝えてくださいねということ。当たり前のようでいてなかなかできなかったりしますよね。親へ感謝の気持ちを伝えることは、最終的に自分を救ってくれることにもなります。思い出を振り返ったり感謝を伝えることは、自分に向けられた愛情を確認することでもあります。言葉で感謝を何度も伝えることができると、やがて永遠の別れが訪れたときに、なによりそのことが残された自分を支えてくれることを私も経験しました。早すぎる別れによりそれができなかった人にとって、中沢さんの活動はどれだけ支えになるだろうと思います。ゴールデンウイークで里帰りされる方も多い時期、ぜひこの記事をきっかけにたくさんの方がご両親へ感謝を伝えることができる時間になりますように。

  • 女性国会議員の道、開くには 7党の現職、語り合う 記者サロン

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年5月2日10時33分 投稿

    【視点】幅広い年齢層、またジェンダーの枠を超えて多くのご感想をいただき嬉しく拝読しております。ありがとうございます。このオンラインイベントは田原総一朗さんを座長に昨年春から続けている「クオータ制実現のための勉強会」参加議員による討論でした。勉強会では異なる主義・主張・方法論を掲げる各党の議員が、女性の国会議員が増えた方がより多くの人の生きやすい社会を実現できるという共通の思いで集まり、様々な意見交換をしてきました。また勉強会を通して、「うちの党はこういう取り組みをしている」「それはとても良い取り組みだからうちの党にも持ち帰りたい」など課題解決への情報共有もしてきました。今回のオンラインイベントはそんな議員の勉強会のやりとりの空気感をそのままに、多くの方にご覧頂きたいとの思いで開催しました。よくある政治家による討論とはまた異なり、自分の党の恥ずかしい部分を語ったり、本音をぶつけたり、あまり観たことのない議論になっていると思います。8日(日)までは動画も観られるそうです。ぜひまだの方はご覧になってご感想やご提案などお寄せいただければ嬉しいです。https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11007373

  • 国会「ジェンダー平等」を点検 無記名調査で実施へ

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月28日9時16分 投稿

    【視点】ようやく「IPU」の提唱する点検方法が日本の国会でも採用されるという一歩前進なニュース。IPUは世界各国の議会による国際的な組織です。ちなみにIPUが「政治活動における男女間の不均衡是正のためのIPU行動計画」を策定したのは1994年ですから、今から約30年前のこと。まあ時間がかかってます。昨年から私が事務局長として開催している「クオータ制を実現するための勉強会」でも何度かシェアされ、参加議員が日本の国会でもと働きかけを行ってることを聞いていました。匿名か否かで議論が起きているようですが、このテーマの日本における最大の課題は多くの国会議員の「無関心」です。各議員がこの点検に参加することで、日本の国会が世界でどれだけジェンダー意識に遅れをとっているか、関心が向けられることだけでも大きな前進だと思います。 6月の報告書がとても楽しみです。加えて、昨年6月に成立した「候補者男女均等法改正案」に定められた努力義務についても、各党がどのくらい努力しているのかぜひ検証して結果を公表してほしいと思います。

  • 女性限定の教授公募、SNSで論争 ポスト難で「心折れる」との声も

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月23日10時46分 投稿

    【視点】東北大が「DEI」推進宣言を発表したというニュースに感銘しました。ぜひ東北大の一歩踏み込んだ改革に他大学も続いてほしいと思います。私自身、実際に大学の専任教授として現場に入ったとき、大学幹部のジェンダーバランスが男性ばかりに偏っていることに驚いたことがあります。同質的な社会の縮図のような教育現場で次世代の人材を育てることにも限界があるのではないでしょうか。現実問題として、文科省による「大学ににおける男女共同参画推進の提言」にも指摘されているように、大学教授の選考過程においては、女性を排除したネットワークや人脈内に限定された募集情報の流通がこれまでも存在しており改善される必要があります。若手男性研究者からの不満の気持ちもとても理解できるし、実際不公平だと感じることでしょう。今、まさに社会の様々な部分で変化が起きている端境期でもあるので摩擦が起きることは避けられないかと思いますが、意志決定機関における多様化によって、異なる価値観や視点が反映されることは、女性のみならずすべての若手研究者の抱える問題解決にも、より広がりをもった視点を与えることになると考えます。さらに言えば、「DEI」はただジェンダーの多様性を実現するだけではなく、「Equity」によって彼らの意見がきちんと反映されるシステム作りになってこそ達成できることを付け加えたいと思います。

  • 「不妊治療で仕事やめる」を防ぎたい 社員のために人事担当は動いた

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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月22日18時19分 投稿

    【視点】不妊治療と妊娠・出産休暇の明らかに異なるところは、いつまで続くかわからないという点だ。出産であれば、基本的には休暇や復帰についてある程度を目処がつけられるのだけど、私自身が不妊治療をしていたときは結果が出ないことが続き、一体いつまでやるのかと諦められない自分自身に苛立った。会社で不妊治療休暇制度があるのは本当にありがたいことだが、一方で、治療の結果が出ず、周りのスタッフに対して申し訳なくて、結果的に一人で抱え込んだあげく軽度ではあるがうつ病を患った自分のことを思い起こす。記事にある「不妊治療休暇」の使いづらさについては、制度設計そのものというより、利用する当事者のそんな精神的負担も背景にあるのではないだろうか。記事にもあるが、仕事を継続しながら、早退や半休など臨機応変に通院に対応でき、それをストレスなく支え合うことができるようなシステム構築が理想的だと思う。

  • めまい、頭痛、離職… 更年期の影響、初の実態調査へ 厚労省

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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月15日9時42分 投稿

    【視点】更年期障害は生理が終わるとエストロゲンなどの女性ホルモンが急激に分泌されなくなるために起こる心身の不調です。その減り方が男性のホルモン低下に比べて、まるで「崖から真っ逆さまに墜落するのかのような減り方」なので、体調への影響がとても大きい。職場で口にするものではないと我慢していた更年期特有の症状にスポットライトが当たることも時代の変化だと嬉しく思います。 私自身、ハードな仕事をしている中で、めまいやホットフラッシュなどに悩まされましたが、婦人科でのホルモン補充療法でとても助かりました。担当医に「崖から墜落ではなく、上手に軟着陸させることができる」と聞いてほっとしたのを覚えています。更年期への対応は人それぞれかと思いますが、私はホルモン数値とその都度の体調に合わせて、エストロゲンや黄体ホルモンなどの経皮薬を塗ったり張ったりしながら、ソフトランディングさせました。こうした医学的な対応の情報発信も日本はまだまだ遅れていると思います。

  • 東大で入学式 来賓の河瀬直美氏 「ロシアを悪者にすることは簡単」

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月13日8時42分 投稿

    【視点】この記事、増谷論説委員のコメントを読むとかなり印象が変わると思います。このようなセンシティブなテーマについて、スピーチ内容の詳細を報じず切り取りのようなタイトルを付けると、SNSでは異なる受け止め方をする読者も多くなるのではないでしょうか。こういうケースで記事のさらなる補足を読めることもコメントプラスの利点だと思いますが、会員以外の方はそれもできません。コメントを切り取られて本意と違う解釈をされることはネットにおける大きなストレスなだけに、大手メディアとしてはもう少し丁寧な報道をしてほしいと思いました。

  • アマゾン奥地の先住民族と軍が衝突 4人が死亡 原因はWiFi

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月10日8時30分 投稿

    【視点】ヤノマミ族といえば外界との接触を頑なに拒んでいる希少部族というイメージだっただけに、WiFiパスワードを軍が変更したことによるトラブルだというニュースにびっくり。ルータ-はヤノマミ族のものなんですね。もはやヤノマミ族にとっても、インターネットが不可欠だとは。それにしても軍はひどいなあ。どのように謝罪と責任をとるのか日曜の朝から気になるニュース。

  • 政界進出を阻む壁 女性国会議員が語った思い

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月8日11時42分 投稿

    【視点】13日(水)夜20時に動画配信されます。そもそも昨年から開催してきたこの勉強会は、議連のように党を背負って参加するものではなく、超党派の議員が忌憚なく本音で、党の抱える課題や取り組み、自らの置かれた立場や経験をシェアする場としてスタートしました。議員皆さんの希望でしたが、最初はこれまでそういう場があまりなかったのかと驚いたのを覚えています。勉強会では女性議員としての苦労や経験もシェアされ、とてもこれでは若い女性たちに立候補をおすすめできないねという本音や、ではどうしたら無関心な男性議員も巻き込んで多様性を国会に実現していくか、うちの党ではこんな取り組みをしているなど、いつも時間が足りなくなる議論が行われています。今回のイベントには、そんなふだんの勉強会の空気をそのまま持ち込んで多くの皆さまにご覧頂ければという思いで臨み、けっこう実現できたかなと思っております。よくテレビなどで観る政治家の討論とは異なる、本音でもがく議員の思いや、改善するにはどうしたらよいかという意見交換をぜひご覧になって、皆さまからのご意見やご提案をフィードバックしていただければ嬉しいです。

  • 女性議員はなぜ少ないのか 長野智子さん、常見陽平さんが徹底討論

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月7日9時28分 投稿

    【視点】このテーマで男性と公の場で対論したのは初めてで、とても刺激的な議論になりました。常見さんは女性議員が増えることや、国会にもっと多様な意見が反映されることに賛成派の男性ですが、それでも男性の視点を伺うことでたくさんの気づきがあります。反対の意見を持つ人も含めて、もっと多くの男性にこの議論に参加していただき、民間企業における「多様性がリードする新たなビジネスチャンス開拓」のように、様々な環境の人が生きやすい社会のために、多様な価値観が政策に反映される国会には今なにが必要なのか、議論の場を増やしていければと思いました。

  • 「市民が、なぜ拷問され死んだのか」 ウクライナでの残虐行為に衝撃

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月6日9時34分 投稿

    【視点】これほどまでに凄惨で残酷なことが現実で起きていることについて、日々メディアで伝えられる報道に胸が苦しくてたまらない。先日、日本産業カウンセラー協会の末富美貴さんにお話を伺ったのだが、新年度が始まるにあたり、今年はコロナ禍に加え、ウクライナ侵攻報道による「共感疲労」が深刻な影響を与えているという。ウクライナの人たちに起きている悲惨な状況やニュースに心がもっていかれる「共感疲労」。何もできないという無力感、楽しんではいけないのではという後ろめたさなどが蓄積することで、心の健康を保つことが難しくなる。日本にいる自分たちにできること、募金などの人道支援をしながら、上手に気分転換することはとても大切なことだ。理不尽な状況に置かれた人々を支援する心と体の強さを保つためにも、ただでさえストレスの重なる新年度に過剰にニュースに心を持って行かれないことも必要だと思う。

  • 女性活用、女性のためにやるな 「フロントランナー」が断言するわけ

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月4日10時8分 投稿

    【視点】「ビジネスの世界の人間は多様性が戦略だと気づいたのです。」まったくの同意見です。かつての高度経済成長期ようにマスの欲求が衣食住を含めたシンプルなもの、また同一の情報を共有して価値観が決められる時代、筋力で経済を推し進める時代は終わりました。ネット、スマホの普及で情報は個人化し、価値観も多様化、オーダーメイドのサービスや商品が求められる中、企業は新しいビジネス分野の開拓のために人材の多様性が必要だと動き出しています。日本の閉塞感の打破のためには、意志決定層の多様化をはかり、違った価値観、新しい発想を取り入れることによってこれまでにないサービスが生み出されることが必要だし、より多くの人が生きやすい社会を実現することにつながる。こうした「経営戦略」としての視点は、政治も含めて日本のジェンダーギャップ解決に欠かせません。この点において人材の多様化、ジェンダーに関わる問題は今の社会に生きるすべての人が当事者だと思います。

  • 「女性には女性の、男性には男性のよさが」 NTT社長が入社式で

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年4月2日9時16分 投稿

    【視点】澤田社長、それは「inclusion」ではありません~とイスから落ちそうになりました。『例えば、今日はこちらにいる幹部を含めて約100人のメンバーがおりますが、同じ規範や価値を持っているか、同じ方向を向ける土壌を持っているか、それがinclusionです。』という部分。社長の定義は典型的な「昭和おっさん企業文化であり、右向け右のオールドボーイズクラブ」であって、Inclusionの概念とは真逆のものになります。。 Inclusionとは『性別や年齢、国籍、文化、価値観など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が、互いの違いを認め合い、受容し、お互いを刺激しあって新たな価値を創造・提供する、成長戦略』です。 澤田社長の思いが伝わるだけに、日本を代表する企業トップとして正しい理解と認識をもって発信していただければと思います。

  • 「毎日ぶたれ怒られた」益子直美さん 小学生の全国大会廃止を考える

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年3月29日8時39分 投稿

    【視点】この記事を読んで、日本の昭和的スポーツ幹部組織の体質そのものが現場の指導にそのまま反映しているのだなと感じた。五輪組織委員会関係者に取材をすると、ことあるごとに耳にする「昭和おっさん文化」。自分たちの成功体験こそがすべて、情報をアップデートしない、リサーチ能力もない。威圧的にふんぞり返って、自分たちの耳障りのよいことを言う人間しか周りに置かない。東京五輪が終わってだいぶこうした世代が引退をされ、2026年に日本で開催されるアジア競技大会に向けて抜本的な改革に乗り出している競技もあると聞くが、ぜひ益子さんたち世代が中心になって改革してほしいと思う。

  • 森氏の女性蔑視発言、開会式スタッフ辞任も記載 五輪組織委の報告書

    長野智子
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    キャスター・ジャーナリスト
    2022年3月25日9時20分 投稿

    【視点】報告書の全容が明らかになっていないので今の時点ではなんとも言えないが、重要なのはきちんと検証した結果、問題があった点をどう改善して今後に活かすかという点である。先日JOC関係者を取材したのだが、内部ではとにかく東京五輪は大成功で「素晴らしかった」というムードに覆われて札幌招致が進行しているという。無事に開催されたとはいえ、例えば記事にあるように、「招致や運営の費用がかかりすぎた」のは何故なのか。森発言の背景にある「スポーツ界の体質」にどのような問題があったのか。元東京都特別顧問だった上山信一氏によれば、「東京2020は社長も財務部長も不在の巨大イベントで、IOCというモンスターを制御できないまま予算が膨れ上がった」という根本的な構造問題を、きちんと「反省点」として認識して改善していくのか。少なくとも現在のJOCにその空気は感じられない。山積する問題点を直視した報告書になるのか、完全版の内容を注視したいと思う。

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