首相は、大臣の女性比率を増やしたくても「適任者がどれだけいるか」と漏らしていた、と内閣改造前に報じられていました。でも、誰でもいきなり大臣になるわけではない。副大臣や政務官として経験を積み、「適任」になっていくはずです。これから先もまた、「
今回の発言、SNSではすぐに異論が吹き出していました。私も、いろんな場面で同じような「期待の言葉」をいただいた経験がありますが、同じ経験を持つ方も多いからでしょう。 でも実は、「自分も口にしたことがある」とヒヤヒヤしていたり、「なんでダ
女性登用が進めようとするとき、「適任者がいない」という言葉、会社などの組織でもよく聞かれます。ただ、それはなぜなのか。適任になるように育てていないからではないのか。もっといえば、「選ぶ視点」が偏っていないか。多様性の確保のためには、選ぶ側の
この連載のデスクを担当しています。教育現場でのデータ活用は、進めていくべきものではあると思うものの、現場の取材からは、その前提となる個人情報の扱いをどうするのかといった点があまり議論されておらず、保護者や子ども自身にもきちんと説明がなされて
私が住んでいる地域は木密といわれるところですが、この5年ほどで、ものすごい勢いで住宅の建て替えが進んでいます。建て替え補助があることが大きいようで、補助金について知らせるチラシも頻繁に投げ込まれた時期がありました。大きな道路を通すための事業
転校が多かったので、広島、大阪(茨木)、京都、仙台と4つの都市で給食を経験しましたが、ソフト麺にはお目にかかったことがありません。記事を読むと、関東中心のメニューだったのでしょうか。 ご当地ならではのトレンドがあるのも給食の特徴。「え、
1年半ほど前、小1だった息子が大型犬に手をかまれました。友達と家の前で遊んでいたところ、散歩中のラブラドールレトリバーが通りかかり、頭をなでようとしたら、手にバットを持っていたので犬がびっくりしてしまったようです。犬は暴れたわけでもなく、そ
アパレル業界では長年、毎年新たなトレンドを自ら打ち出し、数年前の服を「流行遅れ」と感じさせて新しいものを買ってもらう仕組みで成り立ってきました。1着あたりのコストを抑えるために、大量に作り、余った商品を捨てることも続いてきました。ただ、ここ
ツイッターは、ある時期から、社会インフラの一つとして語られるようになりました。自治体も災害時などの情報発信に使うなど、活用を進めてきました。 ただ、同じ「社会インフラ」という言葉が用いられる携帯電話などとは大きく違うことが一つあります。
大学時代、京都の哲学の道沿いに住んでいたことがあります。銀閣寺などの観光名所が近くにあるため、桜や紅葉の季節になると、周辺の道は渋滞で車が動かなくなり、哲学の道の砂利道を歩く観光客の足音が家の中まで絶えず聞こえてきたのを思い出します。もう2
実家の本棚には、数十冊に渡る「日本文学全集」がありました。誰かが開いたのはほんの数冊。狭い家で場所も取るし、引っ越しのたびに運ぶのも大変だし、いったい何のため?と子ども心に思っていました。ここに挙げられている百科事典の例のように、ある時期
生成AIを使った「間違い探し」、私も少し前に、小学3年の子どもとやったところでした。私の名前を入力すると、「声優」という答え。ご丁寧に、代表作まで教えてくれました。似たような名前の声優さんがいるのかと思って検索してみましたが、それらしい人は
記事全体の趣旨からはずれるかもしれませんが、記事中で触れられている「個人の体験を過剰に一般化すること」について書きます。 例えば、教育格差についての議論をしている時に、「でも私は努力して○○できた」「頑張ればできるはず」といった形で論が
いま住んでいる街は、活気のある商店街で有名なところです。ただ、知名度が上がって人が来るようになった分、賃料が上がり、もともと多かった個人経営の店はどんどん姿を消しています。 その跡地に入るのは、だいたいがチェーン店。奇をてらっていると感
この記事の中では、保護者が忙しすぎて宿題に関わることが難しいケースについて触れられていますが、他にも気になるのが、日本語を母国語としない保護者はどうしているのか、という点です。 例えば、英語の算数の問題やエッセーを、子どもに教えられるか
子どもが小学校に入り、入学式の数日後には、宿題が出され始めました。地域にあるごく普通の公立小学校なので、驚きました。 出される宿題は、漢字の練習と、算数のプリントやドリル、そして簡単な体操。特に当初は、学習の定着といった目的よりも、「家
「めんつゆ」は時に、手抜きの象徴のように語られることもあります。でも、「基礎調味料」として位置づけると、なんだか見え方がずいぶん変わる気がして、目から鱗でした。ソースのように、いろんな料理で生かす方法がありそうです。いずれ、「tsuyu(つ
以前、同僚たちとヒールと就活について取材し、採用の段階でヒールを履いているかどうかを考慮しているかについて、採用担当者たちに聞いたことがあります。結果は、大半が「全く関係ない」「足元は見ていない」という回答でした。 それにも関わらず、就
自分の子どもの入学前、袋の大きさなどを細かく指定され、なぜここまで?と思ったのを思い出します。入学してみると、「全員でそろえる」ことが目的というわけではなく、それなりの理由があるのだな、とも思いました。置き場が決まっていて、ひもが長いとうま
この連載を読みながら、何か書こうと思いつつ、なかなかまとまりませんでした。 日本でもいま、かつてないほど少子化対策が脚光を浴び、様々な政策が打ち出されています。「子育てしやすい環境を作る」ために必要なこともたくさん含まれているとは思いま