ジャーナリスト/東京大学男女共同参画室特任研究員・教育学研究科博士課程。2007年~日本経済新聞社で大企業の財務や経営、厚生労働政策を取材。立命館大学大学院先端総合学術研究科で修士号取得、2015年~フリージャーナリスト。厚労省「働き方の未来2035懇談会」、経産省「競争戦略としてのダイバーシティ経営の在り方に関する検討会」「雇用関係によらない働き方に関する研究会」委員を歴任。著書に『「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?』、『上司の「いじり」が許せない』、『なぜ共働きも専業もしんどいのか~主婦がいないと回らない構造』。2017年よりシンガポール滞在し、2022年帰国。…続きを読む
中学受験が無駄に熾烈になっている中で、行政がやるべきことは私立に行くことを支援するのではなく公立の教育を充実させることでは。もちろんそれだけが中学受験の理由ではないと思いますが、なぜ親たちが私立中学に行かせようと思うかというと、公立不信が背
そもそも従来語られてきた「歴史」がほぼ「男性の歴史」であったことの問題が指摘されていることに加え、入試問題自体を作っているのが特定の属性の人ばかりだと、その属性に有利な視点になっている可能性があります。更に、多様性が問われる社会では、女性や
痴漢という性犯罪が日常的におこなわれていること自体が十分問題ですが、更に入試に向かう被害者を狙うというのは卑劣の極みと感じます。そもそも大学入試を受けるまでの約18年間に、日本では、親が娘よりも息子には教育投資をしないという傾向や、女子学生
耳を疑うような言動の数々で、どうして幼い子供に対してそのような態度を集団で取ることができるのか。一体何があったのか、調べていただきたいです。通常、保育園での虐待は園長等が主導して劣悪な環境や「しつけ」と称した閉じ込め等が常態化するケースが多
10年前から何が必要かは議論されてきて、約束もされたことがあったのに、一向に進まなかった「保育の質」の向上施策。待機児童がある中で量が優先されてきたばかりではなく、財源が限られると言いつつようやく子育てに振り向けてくれると思ったら、特に必要
「子どもが成人するまでの間ずっと、女性リーダーを当たり前のように目にすることになった。そこには大きな意味がある」とのコメントに首肯しました。日本は小学校の先生には女性が多いですが、校長など管理職は男性が多く、中高大と教育段階が上がっていくと
教育社会学では、女子のほうが浪人を避けて難関大学に挑戦しない、実家から通える進学先を選びやすい、地元の医学部など資格職を目指しやすいなど…の傾向が指摘されます。これらは、たとえば「浪人すると婚期まで遅れる」「女子学生の一人暮らしは危ない」「
「保育園で登園管理をしていれば救えた」ということと、「園に責任がある」ということは別問題と思います。保護者に何の落ち度もなく、園側が預かった後にスクールバスに置き去りにした場合と全く異なります。後悔してもしきれないであろう親をことさらに責め
過去、出産一時金を上げるとその分病院が最低の出産費用を引き上げ、プラスアルファで費用を求める病院はそれにさらに上乗せするということがあり、今回も結果的に利用者の負担は減らない可能性があると思います(なぜ出産費用が上がっているかについてのアカ
取り返しのつかない結果になってしまい、つらいニュースです。イベント会場で子どもが遊ぶものでの事故として、2016年の明治神宮外苑で展示物の木製ジャングルジムの火災を思い出しました。親は当然安全管理がされていると思って参加させるわけですが、安
子どもへのしわ寄せの観点、非常に重要だと思います。何とか事故が起こることは防いでいても、豊かな保育ができているかという点で良心的で専門知識のある保育士さんほど葛藤があるはず。 2015年ごろ自分の子どもを預けるために保育園を何か所も見
2021年5月に、議員立法「教員による児童生徒性暴力防止法」が成立しました。これにより、わいせつ行為を行って免許状が失効した教育職員等の情報が登録されたデータベースの構築や、当該者の免許の再授与にあたって裁量をもたせること等が決まり、またこ
ビールのイメージガールというと水着の女性が海辺でジョッキを持っているイメージですが、水着は2004年以降廃止されているんですね。それでも古いポスターがいまだに貼られている場所があったからか、2007年就職の私でもいまだにそのイメージがありま
この話はそもそも安倍元首相の評価が割れていることと、決定のプロセスの問題と2つの論点があると思います。 前者については「憲政史上最長の首相であることや、選挙遊説中に銃撃を受けて亡くなったこと、国内外から幅広い哀悼・追悼の意が寄せられて
先日、Asian American Journalists Associationがアジアの記者達向けに実施した調査で、日本の女性記者は9割が取材先や同僚からのセクハラに遭ったことがあるという回答結果がでていました。調査に回答した人が特に問
0歳と3歳を別園に預けるというのを1年間やったことがありますが、二度とやりたくないくらい辛かったです。最初は生後4か月とかなので自転車も使えずベビーカーをコミュニティバスに乗せていくのですがコミュニティバスが20分に一回で逃すと間に合わない
大学等の教育機関にはただでさえ教員と学生の間に圧倒的な権力関係がありますから、教員側が同意のある恋愛と勘違いした言動が、被害者の学生にとっては断れなかっただけで恐怖でしかなかったということが起こりえます。正常な判断ができるような状態であって
シンガポールの「建国の父」とも言われるリー・クアンユー首相は1983年に高学歴女性に対しては結婚と多産、低学歴女性に対しては出産抑制するという政策を発表しました。大卒の母親には出産や子どもの看病に際して有給休暇や税金の払い戻しなどの優遇措置
家庭で我が子に、つくられた「男らしさ」「女らしさ」を刷り込まないようにと思いながら子育てをしていても、子どもは社会的な環境で育つもの。保育園や学校、メディア、商品などの影響を排除することは難しく、うちの子たちも見事に記事にあるような「男の子
我が家はシンガポールでインターナショナルスクールに通った後に公立小学校に転入しました。始業式で1時間近く立って話を聞くのも衝撃だったみたいですが、それよりも更に実害がありそうだったのが、体育館での「体育座り」。腰が痛くなり、立っているほうが