奥山晶二郎

奥山晶二郎おくやま しょうじろう

サムライトCCO=メディア
関心ジャンル:IT・テックメディア

最新コメント一覧

  • 1億5千万円だまし取られる 「中国籍」の女にFX投資持ちかけられ

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月28日15時56分 投稿

    【視点】1度、50万円を「利益」として受けとっている(渡している)ところなど、同種の詐欺との共通点があります。 他メディアでは「国際ロマンス詐欺」としても報じられているこの事件。 最近では、この名称が実態を現していないのではないかという指摘もあります。 一方で、予防のため〝このような〟事件が認識できる名前を与えることは重要です。 アルゴリズムによって個人の趣味趣向に絞り込まれたスマホは、外の世界と隔絶されてしまっていて。 自分が関わっていることと、世の中で問題とされていることを同一視できない怖さがあるからです。 ちなみに、他メディアはどんな名称使っているかなと思って調べてみたんですが。 「国際ロマンス詐欺」を見出しにとっていた某全国紙。このニュースの見出しと一緒に「45歳以上独身男性、急募」というネットワーク広告が画面に現れて(朝日新聞ではなかったのがせめてもの……)。 アルゴリズムのせいとはいえ、ここまで含めてメディアの品質が問われる時代になっています。

  • 日本の政治は古くさい 英国政治に詳しいブレイディさん、なぜですか

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月25日21時21分 投稿

    【視点】新聞社では、記者から原稿をチェックするデスクになると、途端に外に出なくなります。記事も書きません。いわんや部長をや……です。 これは外部環境が秒単位で変わるデジタルの時代、致命的なもったいなさを生みます。 DX化した記者を引き揚げる、会社組織にとって大事な中間管理職が、ストッパー役になってしまうからです。 今回の企画、政治部や経済部など、部長を引っ張り出して、著名人と対談させるという趣旨とのこと。 部長の中では突出してアクティブな林さんですが、ガチなインタビューは、ちょっと新鮮で。 やってみると、なるほど普通の記者にはない気づきをもらえます。 ブレイディさんの言葉には、英国に昔から障害を持った国会議員がいるところとか「いいとこ取り」するヒントが満載です。 もちろん英国の政治にも課題はあるのでしょうが、だからといって「いいとこ」の価値がなくなるわけではない。 政治部長の林さんの〝悩み相談〟によってブレイディさんのエンジンがかかり、エンパシーと参院選がつながっていく。読み進めながら、世界が広がっていく(たぶん、林さんの世界も広がっていく)。 デジタルに相性がいいとは言えない政治、さらに参院選というテーマにおいて、こういうグルーヴ感は、とっても大事だと思いました。

  • 校則と職場の謎ルール 思考停止が招く政治への無関心 内田良さん

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月24日0時7分 投稿

    【視点】これって会社組織も同じだと思います。 昔は効果を発揮したけど、今は通じない旧来のやり方に縛られてしまう。 イノベーションのジレンマを感じていても「だったら変えてしまえ」という発想に至らないし、組織が至らせない。 なぜなら当面は、変えない方が快適に過ごせるから。 なので、変えることが割りに合わないと思ってしまう(思わせてしまう)。 そうしている間に、組織自体が取り残されていって……。 と、考えるとなんかネガティブな感じですが。 発想を変えると「だったら変えてしまえ」のスイッチは、子ども時代にそのチャンスを逃しても、大人になってから、いつでも発動できるとも言えます。 会社組織にいる人たち=上の世代の人たちが、思考停止から脱する。その姿に接した下の世代は、変えることへの抵抗感がなくなるかもしれない。 それが、変えることの楽しさの発見につながり、さらには、変えないことのリスクや怖さを実感することになる、かもしれない。 これは、創業140年くらいの会社から今年10期目のベンチャーに移った身として、日々、実感していることです。

  • 「解像度」の低さがナゾ 若手記者から見たメディアの「若者像」

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月21日16時52分 投稿

    【視点】記事にある平均年齢45.4歳の会社にいた私ですが、6月から働いている職場は、15歳以上若くなりました。 ここでは、社員のほとんどが対象になるので「若者」という言葉は意味を持ちません。 ただ、これは今の職場に限った話ではなく、記事でも触れられているように、そもそも「若者」という言葉自体に限界がある気がしていて。 「若者」とくくった時点で思考停止に入りかけている危険があることを、メディアだけでなく、「若者」に関係する、あるいは、関係しようとする組織や人は、もっと認識するべきなのかもしれません。 それでも「若者」を使いたいのなら、その最終的な矛先は、想定する「若者」当事者ではなく、それを取り巻く人々、つまり「大人」に設定するべきでしょう。 なぜなら「若者」はとっくに正解をわかっていて、その上で現在の状況における最適解を選んでいるから。 そして、現在の状況を変える権限を「若者」は与えられていない。 となると、やるべきは、現在の状況を変えられて「若者」の選択肢を増やすことができる「大人」の態度変容ではないでしょうか。 あと、「若者」という言葉が意味をなさない環境にいると、それぞれのメンバーがフラットに何ができるか、何をしたいか、を考える雰囲気になっている気がしていて。 一つの成功モデルが通用した時代が終わり、様々な価値観が認められる時代。そういう空気感は、メディアにかぎらず、組織としてとっても大事ですし、今年45歳になる私にとっても居心地がよいです。

  • 食べログの独禁法違反認定 口コミ評価点の計算方法めぐり 東京地裁

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月16日18時45分 投稿

    【視点】点数に対する信頼が揺らぐ一方、民間企業のサーバーに社会インフラともいえる膨大な店舗データがストックされていることは、見逃せません。 これは、アマゾンが国会図書館に匹敵する書籍情報を扱っているのと同じ状況だとも言えて。 ネットのサービスを使いこなせる世代は、インスタやグーグルマップなど、様々なサービスを組み合わせて情報を精査しています。 ただ、営業時間や閉店情報など、根幹部分の情報が、一つの民間企業に委ねられているかもしれないと考えると、別の問題が生まれそうです。 東日本大震災では、NPOなどが作った震災の資料を集めて公開していたサイトが、サーバーの費用をまかなえず閉鎖するという事態が発生しました。 営利を追求するのが企業の役割ですから、それに見合わなくなった時、世の中になくてはならない飲食店の基本情報がどうなってしまうのか。 星の数の信頼性と同じくらい、そっちの方の議論もしていかないといけないのかもしれません。

  • サイト訪問が号砲、千分の1秒の広告入札 個人情報がお金になるまで

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月15日12時14分 投稿

    【視点】ネット広告の実態は、ほとんどが運用型という、属性を絞り込んで条件に合うユーザーだけに届くものです。 それと対局の位置にあるのがテレビCMのような「みんなが見る広告」(とはいえテレビ広告においても世代を意識した視聴率が重視されつつありますが……)。 どちらも大事なアプローチですが、ネットにおいて「みんなが見る広告」は存在感が薄いのが実情です。 これは広告以外のニュースやブログ、SNSなどあらゆる情報に共通しています。 個人情報に基づいた効率化の行き着く先が「社会の分断」にならないために。 これからは「みんなが見る情報」において、膨大なデータを活用した取り組みができないのか。 などと、思ってしまいます。

  • ネット利用者の保護に課題も 改正電気通信事業法が成立

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月14日11時31分 投稿

    【視点】欧州ではスマホの充電ポートについて「USB Type-C」の義務づけが合意されたと伝えられています。 消費者保護を旗印にする欧州らしい、この決定。 それに対して、iPhoneでライトニング(Lightning)という独自の規格を維持してきたアップルは、これを機に有線をやめて、ワイヤレス移行で対応する可能性があると言われています。 こうやってイノベーションが進んでいくのか、と思って見ていたところ、入ってきた〝骨抜き〟改正電気通信事業法のニュース。 たしかに短期的にはビジネスがしやすくなるのでしょうが、将来の海外進出を考えると、個人情報保護に厳しい欧州では使えないサービスが国内で育まれてしまいそうです。 これって、携帯電話に重なる新たな「ガラパゴス化」を招くリスクとも言えて。 そもそも、国内においても、品質や価格だけでなく、個人情報などに対する会社としての姿勢が商品価値に結びつく時代に入っている気がするのですが……。

  • 76人に1人がひきこもり 働き盛りの世代にも 江戸川区が独自調査

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月13日12時12分 投稿

    【視点】漠然としたイメージにとらわれず「ひきこもり」の実態に向き合うため、このような形で実数がわかることはとても大事な一歩だと思いました。 次に期待したいのは内容の精査です。 価値観が多様化する時代。「ひきこもり」という状態に対する受け止めも個人によって様々です。 たとえば孤独死の現場では、自ら他者とのつながりを断った人が少なくありません。 「3世代同居」が夢物語になっている今、一人で一生を終える人生が一概に「可哀想」なものなのか、考える時代に入っているのではないでしょうか。 記事では、行政への相談が少ない点にも触れられています。 もしかしたら、行政側に用意されている〝答え〟がなじまない、あるいは、ついていけない現れなのかもしれません。 ネット通販や宅配、見守りサービスなどのIoTが進めば、一人でも、少なくとも今よりは生きやすい生活基盤は整います。 その時、これらのテクノロジーが、多様性を犠牲にした一つの型に縛り付けるために使われるのでは本末転倒です。 色んな生き方を広げる起爆剤になるような発想の転換が必要なのかもしれない。 それを考えるきっかけになる取り組みだと思いました。

  • VAIOもAIBOもなくなった それでも芽吹いた出井氏がまいた種

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月8日18時33分 投稿

    【視点】メディアに出てくるスーツ姿がモノトーンで決まっていて「社長にしては、なんか格好いい人が出てきたぞ」と思ったことを覚えています。 メーカーが製品の性能や価格で勝負する時代から、イメージを軸にしていく転換点にいた人だったのではないでしょうか。 その象徴が「VAIO」で、国産PCとしておそらく初めてくらい「持っていることが格好いい」製品でした。 一方、その後の業績不振で、記事の見出しにとられている「AIBO」を含め、人々の記憶に残っている事業の縮小を余儀なくされたのは、皮肉なことです。 その後、ソニーは半導体、金融事業による下支え、ゲーム事業、音楽事業の成長で持ち直しますが、製品の性能だけで差別化できない時代の流れはより強まっており、当時、築いたブランドイメージは今後、それぞれの競合と差別化する際、強力な武器になり得るでしょう。 企業自身が情報を発信するオウンドメディア、およびその延長にあるブランドジャーナリズムという言葉が注目されるのを見るに、あの頃のソニーが一つのお手本になっている気がしています。

  • 「メディアとして高価値」 ファミマDS、東海3県700店に設置へ

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年6月7日13時8分 投稿

    【視点】メディア化するデジタルサイネージ。 「場所+行為」のセットは、ネット広告にはない強みがありそうです。 レジ前の〝ついで買い〟のような、態度変容を起こしやすい。そんな企業側の期待が見えてきます。 これと同じ動きを、さらに進めたのが、マリオットが導入したホテルの客室での広告配信です。 宿泊者の好みに合わせた情報を客室内で表示させるというもの。 たしかに便利だけど、個人情報とどこまでひもづけるのか……。 初手でつまづくと後を引き来そうで。やろうと思えばどこまでもできるターゲティングの技術だけに、今後の可能性を潰さない慎重さが求められそうです。

  • 増えるサブスク、解約ボタンはどこにある? 透けて見える企業の姿勢

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    サムライトCCO=メディア
    2022年5月25日18時37分 投稿

    【視点】記事で触れられているネットフリックスの事例。 <ネットフリックスは20年、1~2年視聴していないユーザーに対して、継続確認のメッセージを送り、確認がなければ停止する取り組みを始め、話題を集めた> これって、「ちゃんと観てくれているユーザー」の絞り込みという意味もある気がしていて。 データ活用という視点から考えると、ユーザーの行動履歴を作品づくりに生かそうと思うなら、無理に引き留めたユーザーのデータは邪魔になるはず。 自分たちが向き合うユーザーが見えている企業ほど、解約しにくい画面にはならないとも言えます。 短期的な数にこだわればこだわるほど、自分たちのサービスの希少性は失われていき、数の大きさを競うチキンレースに巻き込まれてしまう。 短期的な会員数か、長期の囲い込みか。おそらく後者の方が、ネット上では唯一無二の存在になれて、ビジネスチャンスも広がるはず……。 解約画面には、企業として、どこにゴール設定を置こうとしているか、という姿勢も現れていると思いました。

  • 「エロ、グロ、ナンセンス」から「反戦」へ 私の音楽を変えたあの人

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年5月23日15時6分 投稿

    【視点】記事で紹介されている反戦を歌う広島のハードコアパンクバンド「AXE HELVETE」 もともと反戦に関心はあったけれど「何も知らないヤツが簡単に語っちゃダメでしょって。学校も行ってない俺が手を出したらいけない領域だと思ってた」という。 これって「簡単に語ったやつ」への風当たりが強いことの裏返しであり。 「検察庁法改正案に抗議します」でも見られた、これまでとちょっと違う角度から声を挙げた人への、理不尽な圧力を思い出してしまいました。 でも「検察庁法改正案に抗議します」にSNSでの圧倒的支持があったように、「AXE HELVETE」には坪井直さんがいた。 現在、森美術館で開催中のChim↑Pom from Smappa!Groupの「「ハッピースプリング」では、広島で物議を醸した活動と、その後の坪井直さんとのヒリヒリするやり取りが詳細に〝展示〟されています。 その〝展示〟では、むしろ坪井さんとのやり取りが主役に見えてきて、アートに接点がない人ものめり込める内容になっています。 この広がりこそが「これまでとちょっと違う角度」による大事な効果なんですよね。 ハードコアパンクに興味がない私も「AXE HELVETE」を聴きたくなるし、反戦に敷居の高さを感じていた人も自然と考えるきっかけを得られる。 あらためて、坪井さんのすごさを感じた記事でした。

  • 「ウクライナの人々は助けるべきだが…」日本の難民行政、際立つ落差

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年5月22日20時47分 投稿

    【視点】記事では、政府関係者(誰だろう……)の声として「結局は政治。国民がどう考えるかが重要だ」と紹介しています。 ウクライナに比べて、日本人が自分を取り巻く社会に関心を持たなくてもいい、目の前に命の危険がないことの裏返しと考えるなら、ある意味、幸せなことなのですが。 記事でウィシュマさんの名前を久々見たというのは、それだけ〝その後〟記事が出ていなかったからでもあります。 どんどん更新されるネットの情報の中で、一つのことに関心を持ち続けることは本当に難しい。 でも、ウクライナ避難民への手厚い保護が「世論の大きな支持」(こちらも政府関係者談)で進んだことを考えると。 社会に関心を持てば、まだまだ動かせることが多いとも言えます。 結局、何かを変えるために、一番、手っ取り早いのは、政治家が無視できない状況を作り出すことなのかもしれなくて。 政府の怠慢はたしかにあるのでしょうが、それを認めているのは誰か、私たちではないのか、というところまで考えなければいけない。そこから、単なるディスりに終わらない気づきが生まれてくるのだと思います。

  • メタバースでファッションは「最重要」 高級ブランドや百貨店も参入

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年5月19日17時54分 投稿

    【視点】アンリアレイジの森永邦彦さんの「人が集まりコミュニケーションが生まれる場所には、どんな形であれファッションが求められる」という言葉が印象的です。 心配なのは、従来の〝理想の身体〟〝イケてるブランド〟を再生産する形にならないか、ということ。 逆に、まったく新しい領域でのファッションが生まれるなら、単なるお金もうけにとどまらない可能性を感じます。 2000年代初頭に生まれた「セカンドライフ」には、今もユーザーが集っていて、そこには発達障害を持つ人も少なくないそうです。 そこでコミュニケーション能力を発揮し、新たな価値を生みだす人も生まれています。 アーリーアダプターからマジョリティーに移行する際、ファッションブランドは大きな役割を果たすはずです。 ルッキズムやダイバーシティーが叫ばれる時代。メタバースが旧来のしがらみを繰り返す装置になってしまうのか。 ココ・シャネルがジャージー素材で女性の活躍の場を広げたように、ハイブランドだからできる予想外のチャレンジを期待したいです。

  • 「トルストイは非暴力を訴えた」 今こそ伝えたいロシア文学の世界

    奥山晶二郎
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    サムライトCCO=メディア
    2022年5月18日14時41分 投稿

    【視点】ロシア文学者の上田洋子さんに聞いた「学ぶ」ことへのインタビュー。 情報統制をしているロシアは「見えないことがすごく多い」。 だからこそ「アンテナを張って学ばないと」いけないと訴えます。 これは、ロシアにかぎらずアルゴリズムの影響から逃れられない時代の、あらゆる分野に通じる問題意識だと思いました。 知らずにいることで偏った情報がどんどん大きくなってしまうのが現代の情報環境です。 これも、ロシアにかぎらず、ジェンダーやマイノリティーをめぐって日々、起きている〝残念なこと〟に重なります。 あえて、今、ロシアについて学ぶ。あえて、距離が生まれがちな世界に足を踏み入れてみる。 アルゴリズムが支配するタイムラインの縛りから逃れられない現代人にとって、大事な基本姿勢なのかもしれません。

  • 七音=ドレミはダメ? 戸籍の読み仮名、キラキラネームの扱いで3案

    奥山晶二郎
    奥山晶二郎
    サムライトCCO=メディア
    2022年5月17日20時40分 投稿

    【視点】名前を巡る議論から考えたのは、ネット空間における人格が認められつつある時代との整合性です。 行政手続きのデジタル化を目指すなら、戸籍の名前は究極「記号」で事足ります。 一見、突飛なようで、SNSの別アカが当たり前の時代を反映した形のような気もしてきます。 映画「流浪の月」で突き付けられるのは、デジタルタトゥーの問題です。 一つの名前を持ち歩くことは、場合によっては、新しいチャレンジを妨げ続ける障害になる現実があります。 単なる読み方の問題ように見えて、実は、様々な課題とひも付いているかもしれないこの議論。 キラキラネームや行政手続きの効率化にとどまらない、広い視野をもってとらえていくべきではないかと思いました。

  • 「マスクした日本人」の写真千枚販売 目的はAIの学習、ルールは

    奥山晶二郎
    奥山晶二郎
    サムライトCCO=メディア
    2022年5月13日19時9分 投稿

    【視点】顔認証という最新のテクノロジーを巡る現在地を、技術や法律、倫理など多角的に取り上げています。 私自身、記事に出てくる「ストックフォトサービス」を編集者として利用しています。 たとえば「子育て」というキーワードを入力すると出てくる画像。 母親だけなのか、あるいは同性カップルが出てくる順番とか、そういうところから、そのキーワードにまつわる事象の位置が垣間見えることがあります。 同じように、イメージ写真のために使われる「ストックフォトサービス」が、マスク姿が当たり前になり、顔認証のデータとして応用される。 こういう本来の用途とはちょっと違うところから浮かび上がるところに、時代の変化が現れることって意外と多いのかもしれません。 ちなみに、「いじめ」「不登校」などの記事につく写真を探す時、シアトルが本社の「ゲッティイメージズ」より、国内大手の「PIXTA」が選択肢が多くて。逆に、性的マイノリティーやジェンダーに関するイメージ写真の候補は「ゲッティイメージズ」が多い印象です。

  • なぜ仲井真氏は辺野古を承認したのか 菅氏の一言、始まった駆け引き

    奥山晶二郎
    奥山晶二郎
    サムライトCCO=メディア
    2022年4月25日20時12分 投稿

    【視点】沖縄復帰50年に合わせた企画ですが、内容は〝過去の話〟です。 デジタル空間は基本、上書きの世界で、新しい出来事が関心を集めがちです。 その結果、情報の飽和とコモデティー化が起きて、過激な見出しや言説が発信力を持ってしまいます。 一方で、そういう情報流通における暴走に対する問題意識は芽生えており、人々の関心が経済的利益と結びつく「アテンションエコノミー」への危惧は高まっています。 そんな中で始まった沖縄と自民党政権の駆け引きの真相に迫るこの企画は、一周まわって、デジタルらしいものだとも言えます。 ネットのアーキテクチャーへの挑戦ともいえるこの骨太企画。7回予定の初回ですが、さっそく反響も届いており、こういう需要があることを証明できる取り組みになりそうです。

  • 「壁ドン」教育で恋愛弱者支援? 内閣府研究会に野党からも異論続出

    奥山晶二郎
    奥山晶二郎
    サムライトCCO=メディア
    2022年4月21日23時41分 投稿

    【視点】先日、朝日新聞ポッドキャストで盛り上がったのが「昔ほど恋愛が消費に結びつかなくなっているのでは?」というものでした。 https://open.spotify.com/episode/35BSyE36jDUKQs6itUVKvf?si=DXbZLZYzRiqSOTVTlKt1eg ドラマやレジャーをはじめ、あらゆる消費が恋愛をゴールにしていた時代に比べると、その状況は一変しています。 とりあえず恋愛という時代は、ゲームのルールが単純だったから、一見、派手で「日本が元気だった」と思われがちですが。 今は、色んなゴールが生まれて認められる時代になって。でも、ちゃんと目を凝らさないと、面白くて大事なことは、ちゃんと生まれています。 そこに目を向けず、自分たちの時代の価値観を押し通そうとしても無理があって。 社会の枠組み作りに関わる人は、その変化に、もっと神経を使うべきです。 そうしないと、そっぽを向いた人たちは自分たちで何とかしようとしてまいますし、デジタルの世界における様々なサービスの進化は、それを可能にしています。 そして「壁ドン」のような、いかにも当事者世代に寄り添った言葉を使うことは、たいてい「教室で盛り上がっていたら先生が入ってきてシーンとなる」結果しか生みません。 これは自戒を込めて、強く思います……。

  • ウィル・スミスさんの平手打ち、日米で違う受け止め方 その背景は…

    奥山晶二郎
    奥山晶二郎
    サムライトCCO=メディア
    2022年4月9日20時14分 投稿

    【視点】<「妻を守った夫」と好意的な受け止めをする人も少なくない気がします> 私のフェイスブックのタイムラインでも同様の書き込みが流れてきました。 ウクライナでの暴力を非難する人たちでもあったので、ちょっと戸惑ってしまいました。 同じウクライナを巡っては、難民として避難したアフリカ系の人々に対する国境付近での人種差別も指摘されています。 これらの問題は日本と無関係ではなく、むしろ、意識されない形で進んでいるだけやっかいかもしれません。 自分自身を見つめ直すため、堂本かおるさんのような「外からの視点」を提供してくれる存在はとても大事で、意識的に吸収しておかないといけないと思いました。

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