おおたとしまさ

おおたとしまさおおた としまさ

教育ジャーナリスト
関心ジャンル:教育子育て

最新コメント一覧

  • 20代女性の5割、男性の7割「配偶者・恋人いない」 22年版白書

    おおたとしまさ
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    教育ジャーナリスト
    2022年6月14日23時42分 投稿

    【視点】「20代の女性の約5割、男性の約7割が『配偶者、恋人はいない(未婚)』と回答した」とのこと。少子化云々はおいておいたとして、私たちが若いころ恋愛から感受していた比類なき喜び、幸せ、安らぎを、いまの若いひとたちが別の形で感受しているのならいいのですが、もしそうでないとしたら、「気の毒」というと語弊があるかもしれませんが、どうやって、どこから、人生の苦しさや理不尽さや不透明さに立ち向かう力が得られるんだろうかと心配になります。誠に老婆心ではありますが。

  • 浪人はもう当たり前じゃない? 駿台「役割終えた」首都圏の校舎閉校

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月13日8時8分 投稿

    【視点】駿台が首都圏の校舎をぜんぶたたむのかと思って、びっくりしました。「役割終えた」というのも駿台自体が役割を終えたという意味ではなさそうですね。 1990年代に比べると現在の浪人生数は1/3程度になっているはずです。こうなることは予備校関係者だって当然予測していたはずです。 2014年に代ゼミが一気に20校舎を閉鎖したときには、経営の失敗のような批判を受けましたが、「早めの判断に過ぎない。ほかの予備校もいずれ同じ判断をするはず」と当時私は各メディアでコメントしました。 どうしても行きたい大学があったり、学びたい先生がいたりするなら、何度でもあきらめない気持ちは大切だと思います。また「何者でもない状態」を若いうちに経験するのも、状況さえ許すのであれば、のちのち考えればいい経験になるのではないかと思います。一方で、ただ単に少しでも偏差値の高い大学、ネームバリューのある大学を目指したいという程度のモチベーションなら、そのためにわざわざ浪人することもないのかなと個人的には思います。いちどそういう観点にこだわってしまうと、なかなかその学歴ヒエラルキー的価値観から抜けられなくなりますから。 記事の最後で「浪人してでも難関大に合格したいという受験生の希望に応える指導や対応を進めていきたい」というように、予備校は一部の明確な目的をもつひとたちが集まるところになっていくのかもしれません。

  • 「憧れの八村塁さんの活躍見て」 出身高の後輩2人が米国挑戦へ

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月12日8時45分 投稿

    【視点】先輩たちの成功体験(ときには失敗体験も)が蓄積し共有され、「当たり前」の基準が変化することで、学校文化は形成されていきます。スポーツだけではなく、進学に関しても同じです。この記事に、「学校が進化する瞬間」を見せてもらいました。

  • 体育・部活・登下校時は「マスクを外す指導を」 文科省が全国に通知

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月10日17時37分 投稿

    【視点】文脈的に、いろいろモヤモヤするニュース。 まず、現実問題として生徒たちがマスクをしている状況で体育をしているなら、マスクが悪いのではなくて、運動量を落とすなどの配慮が足りなかったことが問題と捉えるべきでは? これらの事象をもとにして「だからマスクを外せと言ってるんだ!」という話の根拠にするのは筋違いだと思う。 それとは別の観点で、マスクをつけたままの熱中症のリスクは昨年だっておととしだって同じだったはず。「熱中症は即、命を落としかねない。体育の授業や登下校中はマスクを外すべし、というのが文科省の考えだ」というのなら、いままでとは何が変わったのかの説明が必要。記者会見ではそこも話していたのかもしれないが現時点で文科省のHPには当該記者会見録は掲載されていない。発言があったのなら、そこまで報道してほしい。そうでないと、国民は、理由もわからず、「右!」「左!」と振り回されることになる。 さらの別の観点で、マスクのつけ外しまで文部科学省がいちいち強く指示しないといけないというのがこの国の教育の弱点を象徴しているのではないか。これまで散々おどしておいて、今度は急に外せ? これでまた新たな変異株の脅威が増したらまた「いつなんどきもつけろ!」となるのか? いままでだって、それぞれの現場の判断で、つけるべき時はつけて、外すべき時は外して良かったはず。それが現場で機能していなかったということ。このように、状況によって国家が言うことが180度変わる状況で、「右!」「左!」と振り回されると、どんどん自ら考える力は奪われかねない。それでは国家の「右向け右!」に従うばかりで自分では考えようとしない国民が育つ。感染症が社会のあり方のこういうところにまで影響を与えるのかと思うと恐ろしくなる。これを当たり前とするのではなく、指示待ちではなくて、状況に応じて自分たちで考えるようにマインドセットを変えていかないといけないと強く思う。そのためにはまず大人が手本を示して、子どもたちに安心してもらう必要があるはずだ。その意味で、子どもたちの反応が遅くなるタイムラグが生じるのは仕方がない。そこで待てずに「外せ!」と号令をかけるのは、教育的な意味でもやめてほしい。

  • 修学旅行中の中学生が壊した展示作 作者がコメント「重要なのは…」

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月9日21時59分 投稿

    【視点】なんてすばらしいコメントでしょう。 アート作品の本質は、「もの」ではなくて、作者の魂であると。 それは壊れていないから大丈夫だと。 そしてこの事件の本質は、子どもたちの置かれた状況にあるのではないかと。 大人こそ、この事件をきっかけに変わろうよと。 コロナでほとんどの学校行事が実施できなかったいまの中学3年生たち。 ようやくみんなそろっての修学旅行で、大失敗をしてしまいました。 結果的には一線を越えた大失敗だけれど、そもそも彼らの取り戻しようがない中学生生活を、大人たちはいとも簡単に奪ってきました。 彼らは一斉休校という大失敗の被害者でもあります。 悪いことは悪い。 悪いことをしたら謝る。 そしてこの作家さんは、それを受け入れる大きな懐を見せてくれました。 こんな大人もいるんです。 かっこいいですよね。 大失敗してしまった中学生たちには、この大失敗から多くを(特にこのかっこよさを)学んでほしいと思います。 こういう大人が世の中にもっと多ければ、子どもたちも日常的に大切なことをもっと学べると思います。 私たち大人も、この作家さんの姿勢から学ぶことが多いように思います。 そうすれば、社会はいまよりだいぶ優しくなるのではないでしょうか。 以上、私の勝手な解釈が多分に含まれていますけれど。。。

  • 初代はやぶさ帰還は奇跡だった そして幕を開けた「もう一つの計画」

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月9日10時34分 投稿

    【視点】2017年、國中さんに高校時代の太陽観測部での思い出をインタビューしたことがあります。仲間を集めて、予算の取り合いをして、試行錯誤して……。いきいきとした高校時代の思い出でした。 そのときに、「はやぶさ」のイオンエンジンについても聞きました。 いま、われわれはイオンエンジンのおかげで偉業が成し遂げられたことを知っています。でも、研究を始めた当時は、花形の分野ではなかったと國中さんは教えてくれました。みんな見向きもしなかったと。 ひとは、特に若いひとは、つい世間からの評価を早く得たいという誘惑に駆られがちだと思います。でも、國中さんは次のようなメッセージを若者に発してくれました。いま、なおさらに説得力ある言葉だと思います。 >>>  研究所に入ってからは、イオンエンジンの開発に取り組んできました。花形ではない研究分野でしたから、当初随分冷や飯を食わされた感覚はあります。そこでやっていたことは、やっぱり自分で企画を考えて、ストーリーを組み立てて、仲間を募って、少しずつ小さいグループから始めて……ってことでした。  でもそれをコツコツやっていたら、僕がたたき上げてきたものがようやく日の目を見る時代になりました。ですから、若い人たちに言いたいのは、会社や社会のそのときの流行を追うのではなく、目先の成果を焦るのではなく、二〇〜三〇年の計で、自己実現を目指してほしいということです。それができることが若さのアドバンテージなのですから。 (拙著『名門校「武蔵」で教える東大合格よりも大事なこと』より) <<<

  • 筑駒、桜蔭、慶応中等部…合格者はいつ入塾?焦る前に親がすべきこと

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月6日8時2分 投稿

    【視点】中学受験のために居住地まで選ぶとなると、なんだか本末転倒感が強いですけどね(引っ越しの前にエリアの特徴を知っておくのは大切だと思いますが)。そこまでしたらなおさら中学受験熱が高まり、何が何でも“良い結果”を求めてしまうでしょうし。 孟母三遷という言葉があります。中国の賢人・孟子の母親が、わが子を育てるのに適切な環境を求めて何度も引っ越したという話です。お墓の近くはダメ、市場の近くもダメ、最終的に学校の近くに落ち着きます。 私の解釈では、お墓の近くがダメだったのは、前向きな希望をもつのが難しいからです。市場の近くがダメだったのは損得勘定で物事を考えるようになってしまうからです。でも学校の近くなら、学びの文化に日常的に触れられます。 個人的には、お墓の近くでも市場の近くでも、その土地の文化を理解して、その良さを生かし、悪い面を何らかの形で補えるのであれば、どこに住んでもいいと思いますが、孟母三遷の逸話が意味するところは、土地には土地の教育力があるということだと思います。 孟母三遷の精神で子どもの教育環境についてよく考えることは大事だと思いますが、あんまり極端な選択もどうかと私は思います。むしろ親にとって縁の深い土地で、その土地の文化や風土への愛着を教材にしながら子育てするほうが、文字通り地に足のついた子育てになるのではないかと思います。 個人的には、「公園で遊ぶ子どもたちが大声を出して元気に走り回っていること。そしてできればその近くに駄菓子屋さんがあること」のほうが、「“いい中学”が近くにあって、中学受験塾が多い」ことよりも、子育て環境としては優先順位が高いような気がします。

  • 小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った砂から20種以上のアミノ酸

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月6日7時37分 投稿

    【視点】「われわれは宇宙から来た」というより「われわれは宇宙のどこにでもいる存在」という話? 何万光年も離れた星の誰かと、同じルーツをもつのかもしれない。そんな想像を駆り立ててくれる……。 これ、すごい発見なのではないですか? このニュースの科学史(?)におけるインパクトの大きさが私にはよくわからないのですが。

  • レディー・ガガも悩んだ摂食障害 背後に潜む「自己肯定感の低さ」

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月5日15時45分 投稿

    【視点】「やせすぎではかわいくない」「そんなにやせてどうしたいの?」「メディアのなかの美しさは偽物」「食べなきゃダメ」みたいな「正論」は、この病に苦しむひとを救わないということはもっと世の中に認知されるといいと思います。 私は医師ではないので知ったかぶりは控えますが、記事中の「この病の本質は『生きづらさからの逃避』です」「生きづらさの原因は、過去のトラウマ経験や愛着障害、怖がりなど本人の持って生まれた特性、家族や周囲の適切なサポートのなさなど様々で、決してひとつではありません」という部分は少なくとも子どもたちと接することの多いひとたちには知っておいてほしいと思います。 「年間21万人は氷山の一角」とあるように、かなり身近にこの心の病に苦しむひとがいるはずです。

  • 自己決定権奪われて…子どもを追い詰めるコロナ、中高生2割うつ症状

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月2日11時57分 投稿

    【視点】2021年の秋に、コロナ禍での生徒たちの様子を20校くらいの中高の先生たちに聞いて回ったことがあります。 コロナ禍で制約が多い中でも、未曾有の状況だからこそ大人たちの前例主義にとらわれず、自分たちで自己決定しながら文化祭や運動会を実施できた学校の生徒たちはそれなりにやりがいや満足を得られていたようです。この記事にもあるように、どんな形であれ「自己決定」の機会があることが大事だと思います。 一方、ある高校の教員は、「大人も暗中模索の状況です。その大人から指示を受けて我慢を強いられる生徒たちのストレスには測り知れないものがあります。きっと将来には『コロナ世代』という言葉が使われると思いますが、この言葉がポジティブな表現として使われるためには、もっともっと子どもたちの内面の変化やストレスに、大人が耳を傾けていかなければならないと思います」と警告を発していました。この記事の警告とも一致します。 この記事は、コロナ禍での子どもが感じるストレスおよびそれによって引き起こされる心身の不調、さらにそのときの対処法が端的に整理されている素晴らしい記事だと思います。 記事中の「人間関係も学業もうまくいかなくなってしまった、回復できないという子が出てくるのではないか、と懸念しています。そういう子どもをきちんと把握して、自治体や学校、社会が適切なサポートをするシステムをつくらないといけません」については、残念ながら後手に回るイメージしかありません。 これは日本に限ったことではないと思います。海外ではどういう取り組みがされているのか、ぜひ知りたいです。

  • 園児「置き去り」、都への報告が年78件に急増 住民が保護した例も

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月1日18時10分 投稿

    【視点】今朝も、近所の公園で、保育園だか幼稚園だかの子どもたちがお手々をつないでお散歩しているのを眺めていました。危険があったらいけませんから、列から外れそうな子がいると、保育士さん(?)が、「ほら、○○ちゃん、ダメでしょ」と注意します。でも幼児からしてみたら、虫が飛んでいたり、花が咲いていたり、お魚が泳いでいたりする公園で、キョロキョロするなというほうが無理な要求ですよね。 置き去りはあってはいけません。でも、リスクをあまりに恐れると、園としてはますます子どもを管理したり、公園へのお散歩を短時間にしてしまったり、自由度を減らしてしまったり、そもそも外出の機会を減らしてしまったりするという判断につながりかねません。それでは子どもたちにとっては機会損失になります。 置き去りはあってはいけません。でも実態把握を進めるのであれば、起きてしまったことを罰するために実態を把握するのではなく、どういうときに置き去りのようなことが起きやすいのかを分析するための実態把握であることを周知して、現場が萎縮することのないようにしてほしいと思います。

  • 公立中学の部活、休日は学校外部へ 「教員頼み」卒業への第一歩

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    教育ジャーナリスト
    2022年6月1日17時56分 投稿

    【視点】気になっていた動きの詳細な記事、うれしいです。勉強になります。 日本の社会は、子どもの学びに関することをなんでも学校に押しつけてきました。その結果、子どもの居場所が学校だけになり、人間関係も学校に閉ざされたものになり、かつ、学校に行かなくなったとたんに学びにアクセスできなくなる社会になりました。 いま不登校に関する本を書いています。その結論は、学校以外でもできる学びを学校の外に戻していこう、学校以外にも子どもの居場所をつくっていこう、学校以外にも子どもたちが人間関係を持てる社会にしようということです。 部活の外部化はその流れに合致するものだと思います。 もちろんいろんな問題が生じると思います。でもトラブルシューティングしながら前に進んでいかないと、教員の多忙の問題だけでなく、子どもの居場所問題や人間関係の問題も良くならないと思います。 教員の働き方改革という意味合いだけでなく、子どもたちにとってもメリットがある制度改革であることをもっとアピールしてもいいと思います。

  • 「ええ加減にせえや!」 ATMで突然ぶつけられた声のわけ

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    教育ジャーナリスト
    2022年5月26日17時26分 投稿

    【解説】その関西弁の男性のなかには、うしろに人が並んでいるときには1つの操作を終わったら順番を代わるべきという価値観がある。それに従って「ヒゲの男」に順番を譲ったのにヒゲの男は自分の価値観に反することをしたから、自分の正義感に従ってヒゲの男に怒鳴ったと……。 自分の価値観に従って自分が行動するのは勝手ですが、その価値観を他人に期待するのはちょっとおかしいですよね。たしかに同じ構造をネット上での議論(というほど構造化されたものではありませんが)なんかでも見かけます。 心理学では「自他の区別をつける」という表現があります。自分の視点を離れて相手の視点に立って論理的に推論することを「心の理論」と呼んだりもします。その能力がうまく機能していないと、こういうトラブルが起こるのだと思います。 大人ならば当然こういう能力を十分に身につけている筈なんですが、心に余裕がなかったりすると十分に機能しないことがあるのかもしれないですね。 気をつけたいものです。 そういうトラブルが勃発してしまったときに大切なのは、どっちが正義かを争うことではなくて、どこから前提がずれてしまったのかをお互いの協力の下で論理的に探ることです。 これを私は著書の中で「論理的コミュニケーション力」とか「前提を共有していない人とのコミュニケーション作法」と呼んでいます。 多様な価値観、正義感、文化的背景をもっているひとたちと交流する機会が増えれば増えるほど、共感的コミュニケーション力だけではうまくいかない場面も増えるでしょう。そういうときに論理的コミュニケーション力が問われるのだと思います。 というわけで、怒鳴られたヒゲの男にとっても関西弁の男性にとっても災難ではありましたが、起こってしまったことはしょうがない。後始末が大切です。 ヒゲの男が振り返ったときに、怒鳴っていた男の正体がさっき自分に順番を譲ってくれたひとだとわかったのですから、きっと「あっ、さっき譲っていただいたのですね。それなのに私がなんども操作しちゃったのですね。それは気づきませんで、失礼しました」とひと言伝えたのでしょう。そうすれば関西弁の男性も報われます。「さっきはちょっと言い過ぎちゃったなあ。もっと言い伝え方が会ったかもなあ」なんてことまで思ってくれるかもしれません。 いずれにしてもそうすれば、お互いいい気持ちで飛行機に乗れます。 非常に参考になるケーススタディでした。

  • 子どもがぎゅうぎゅう詰め「圧縮学級」 特別支援学校の教室が不足

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    教育ジャーナリスト
    2022年5月26日11時48分 投稿

    【視点】過密な環境に押し込められる子どもたちにも、彼らに直接接する教員のみなさんにも、さぞかし負担が大きいことだろうと想像して、胸が痛くなる。 特別支援学級についても大阪の教育行政についても私は詳しくない。しかし、漏れ聞こえてくる情報やこの記事から読み取れるニュアンスから推測するに、この特別支援学校の教室不足は、教育行政のさまざまな不備のしわ寄せ的象徴ではないかと思えてくる。 なぜこのような状況に陥るのか、教育行政の構造的な問題に切り込んだ続報に期待したい。

  • 済々黌×修猷館 勝利の行方は…140周年行事で伝統校が野球対決

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    教育ジャーナリスト
    2022年5月25日16時57分 投稿

    【解説】まさに名門校対決。どちらも個性的な校風をもっています。つまらないことをいいますが、済々黌の創立者はたしかに藩校時習館出身ではありますが、済々黌と藩校との直接のつながりはないような・・・。それも広義で言えば「流れをくむ」か。

  • (取材考記)BPO「痛み」に見解 変わる笑い、番組作りは? 弓長理佳

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    教育ジャーナリスト
    2022年5月24日9時58分 投稿

    【提案】大切なのは「テレビの中と現実は違う」と教えることであって、子どもを無菌状態の中で育てることではない。 芸人さんたちのギリギリの笑いは、プロレスと同じく訓練されたプロの見せ技。 素人がプロレスの技をまねしちゃいけないと教えるのと同じように、芸人さんたちの笑いを素人がまねしてはいけないと教えるのがまわりの大人の役割ではないか。 ちゃんと説明すれば子どもだってそれくらいわかる。いや、わかってもらわなきゃ、虚実が入り組むインターネット時代に生きていけない。 その責任を放棄して、「リクスを排除しろ」と求めるのは、社会として正しい方向性なのだろうか。 昔のプロレス番組の「※プロレスラーは厳しい訓練を積んでいます。良い子はまねをしないでね」というテロップみたいに「※芸人は厳しい訓練を……」って画面の下に出しておくのじゃダメなんだろうか? そうすればむしろ、芸人同士のやりとりのどこが危険でまねしちゃいけないところなのかということを話し合うきっかけにもなるんじゃないだろうか。 「子どもが○○するといけないから」という理由で「リスク」を排除していくから、ちょっとでも危険がある遊具は公園から撤去され、刃物も火も使わせなくなるし、けんかもダメだということになる。 しかしそれでは子どもは育たない。

  • 「児相、何してるんや」と言われて 元所長が明かす虐待死ゼロの近道

    おおたとしまさ
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    教育ジャーナリスト
    2022年5月22日21時6分 投稿

    【視点】虐待の可能性と親子を引き離すことを天秤にかける。この判断をするのは神様だって難しいはず。 非常に高い専門性を要求される判断だと思いますが、それでも、親子を引き離して保護したところで子どもが不安で泣き出せば、自分の判断が過剰だったのではないかと心配になってしまうでしょうし、逆に保護をしなかったら、でもやっぱりいまごろ虐待を受けてつらい思いをしているのではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。 ましてや関わりをもった子どもが結果的に虐待の被害者になるようなことがあったら、いくら自分たちの判断がその時点では間違っていなかったとしても、児相の職員も心に大きな傷を負うことでしょう。 常に究極の判断を求められているのだと思います。その精神的負担は想像を絶します。それを18年間も続けてこられたというのはただただ尊敬します。 児相はゴールキーパーといいますが、本当のゴールキーパーならナイスセーブをすれば賞賛もされます。しかし児相がナイスセーブをしたり、未然に危機を回避する隠れたファインプレーをしても、それが報道されることはありません。 児相はあくまでも最後の砦。「『SOSが出せない』といった親の困りごとを、いかに引き出せるかが大切」という通り、児相だけでなく、保育園や児童館や子育て支援センターなどで早めに「にじみ出るSOS」をキャッチできる社会をつくっていくことが大事ですね。報道も、その視点を忘れてはいけないと思います。 ……記事の内容の繰り返しになってしまいました。すみません。

  • 「聖域に切り込む」 スポーツ少年団の全国大会廃止を検討

    おおたとしまさ
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    教育ジャーナリスト
    2022年5月22日8時45分 投稿

    【視点】「残念ながらスポーツ界においては指導者による暴力等の反倫理的行為が起きている」として、スポーツ少年団は、指導者への公認資格取得を登録条件とする制度変更も行っています。 https://www.japan-sports.or.jp/club/tabid274.html 週末に地域の親御さんが指導してくれるしくみはありがたい半面、親御さんが自己の経験に頼った指導をしていると、彼らが子どもだった時代(30年前とか40年前とか、つまり昭和時代)の「常識」を再生産する可能性もあります。そこを変えていこうとする意図だと私は解釈しています。 全国大会を廃止したりすればさらに登録者数が減る可能性があるとも記事中で指摘されていますが、実際には、一度減ったとしても長い目で見れば増えるのではないかと思います。 小さいころから「何が何でも(手段を選ばす)勝ちにこだわれ」みたいな価値観を刷り込むよりも、「勝ち負け」を超えたところにある充実感や相手への尊敬、謙虚な気持ち、感謝などへの感受性を育むことのほうが、子どもたちの人生にとってはよほど大切なことだと思います。 “競争社会”の中で生き抜いてきた大人たちの身体に染みついてしまった「勝利」への欲求を鎮めるために、ヒエラルキー的な大会構造をいちど解体することは英断だと私は思います。

  • 日本酒を海で寝かせて、まろやかに 瓶にはウニやナマコ、魚礁効果も

    おおたとしまさ
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    教育ジャーナリスト
    2022年5月20日14時25分 投稿

    【視点】海底深くでじーっと目覚めを待つお酒っていいですね。 「飲んでみないと今年の出来はわからない」 多少癖があっても、ユニークなら、いいんじゃないでしょうか。 それで思い出したのが、アクアヴィットという北欧のお酒。 ノルウェーに行ったとき、初めて飲みました。 ジャガイモを原料にした蒸留酒です。 樽に詰めて、船に乗せて、ノルウェーからわざわざ赤道付近まで航海して戻ってくると、独特の風味に仕上がるのだそうです。 きっと最初は偶然気づいたんでしょうね。 一見無駄に思えるような遠回りをして、気づいたら独特の風味になっているって、人間みたいでいいですよね。

  • 1メートルのワニガメ、用水路で捕獲 人に危害加える「特定動物」

    おおたとしまさ
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    教育ジャーナリスト
    2022年5月16日20時43分 投稿

    【提案】カメを飼うことはある意味結婚する以上に重い決断です。 私の仕事部屋のベランダには、3匹のカメがいます。クサガメ1匹とミドリガメ2匹。3匹とも小学2年生のときからの付き合いです。つまり飼育歴40年です。 カメは万年といいますが、ちゃんと飼えば本当に長生きします。 ペットショップではハムスターもカメも似たような値段で売られていますが、数年で寿命が来るハムスターを「買う」のとカメを「買う」のとでは意味合いがぜんぜん違います(ハムスターも繁殖し始めたら大変ですけれど・・・)。 手に負えなくなって池や川に放流された(捨てられた)カメたちがたくさんいるはずです。 それだって生態系を壊しますが、ましてやワニガメを放流なんてしたら、大事故につながります。 「何があっても君を手放さないぞ!」と、何十年も連れそう覚悟がなければカメ(ワニガメでなくても)を買うべきではありません。 でも、何十年も付き合う覚悟を決めて飼い始めるなら、本当に良いパートナーになってくれますよ。

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