1960年、東京都生まれ、同志社大学神学部卒、同志社大学大学院神学研究科修了(神学修士)。1985年に外務省入省。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、その後、モスクワの日本国大使館、東京の外務省国際情報局に勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、東京地検特捜部に逮捕、起訴され、無罪主張をし、争うも2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠』『自壊する帝国』『交渉術』などの作品がある。…続きを読む
小原克博氏は、組織神学(キリスト教の理論)が専門ですので、神学的な本筋を外さずに、広範な読者に理解できる言葉で終末論について語っています。ギリシア語で「終末」を意味するテロスには、目的、完成という意味もあります。つまりキリスト教における終末
今回の第2回ロシア・アフリカ首脳会議を妨害しようとする働きかけが西側諸国からあったことは、この記事で「ウクライナ戦争終結」を呼び掛けたサン=ンゲソ(朝日新聞の表記ではサスヌゲソ)・コンゴ共和国大統領が7月29日にプーチン大統領と会談した際に
横井裕氏は、<沖縄が日本の領土であることには十分以上の法的根拠と歴史的証拠があるので過度に心配する必要はありません>と述べますが、私には日本の法的立場、歴史的経緯についてもそれほど強いとは思えせん。近代的な国際法の枠組みで考えても、琉球王国
「私が聞いた限り、ウクライナ側が領土の一部を諦め、妥協して即時停戦の交渉に入ることに対して、全員が反対だった」と藤原さんは記しますが、現時点においてキーウでウクライナ国民の意見を聞けば、こういう回答になるのは当然と思います。 タイムマ
コメントの続きです。 質問: これに関連して、ロシア農業銀行のSWIFTへの接続があるかもしれませんね? 条件のひとつです。 V.プーチン:これは単なるおしゃべりにとどまっています。条件の一つではありますが。貨物もあります。SW
ウクライナの穀物輸出に対するロシア側の認識は、日本や欧米での報道とはだいぶ異なっています。プーチン大統領が7月13日に行った記者会見での関連部分は以下の通りです。 <質問:プーチンさん、よろしいですか? 穀物取引が脅かされております。
外務省の外国語研修システムは、優れています。仕事から完全に切り離して2~3年(期間は語学と職種によって異なる。専門職の場合、アラビア語が3年、ペルシア語が2年半、それ以外は2年)、語学に特化して勉強します。その前に東京の外務本省で1年2か月
小泉純一郎政権時代に日朝首脳会談の準備に従事した田中均氏が「毎日新聞」のインタビューで、岸田文雄首相が5月27日、日朝首脳会談の早期実現に向けて「私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と発言したことについて、興味深い見方を示しています。
藤田直央氏はベテランの政治部記者なので切り口が鋭いです。7月1日14時9分投稿のコメントプラスで藤田氏はこう指摘します。 <メディアにはありがたいのですが、岸田首相が異例なのはこうした首相と自民党幹部らの頻繁でわかりやすい会食です。要
7月1日09:45(ニューヨーク6月30日20:45)<米CIA長官がロシア側と電話協議 「プリゴジン氏の反乱に米国は関与せず」伝える 米紙報道>という記事が興味深いです。CIAとしては、プリゴジン氏の反乱でプーチン政権の権力基盤が毀損され
主体も能力も外因が作り出すという発想(予定説)は、プロテスタント神学においては、それほど珍しくありません。能力に対しては、神から得たものなので、その能力を神の栄光のために使わなくてはなりません。神から得た能力を神に返すということですが、具体
日本はウクライナに殺傷能力を有する装備品を供与していません。この路線を貫くことが重要です。一般論として、いつまでも続く戦争はありません。殺傷能力のある装備品をウクライナに供与しないということは、日本製の装備によって殺傷されるロシア将兵がいな
佐伯啓思氏は、<「価値観の戦争」は容易に決着がつかないであろう>と述べますが、重要な視点と思います。実はロシアから見ても、この戦争は「価値観の戦争」なのです。当初、ロシアはこの戦争をウクライナ東部のドンバス地域(ドネツク州とルハンスク州)の
6月29日16:25(モスクワ時間、日本時間01:15)から、モスクワでロシアのプーチン大統領が戦略的イニシアティブ庁が主催した第3回年次フォーラム「新しい時代のための強い理念」全体会議における演説と討論(全体で90分)は、ウクライナ戦争絡
内閣情報調査室(内調)は、日本のインテリジェンスにおける最重要機関です。 <内閣情報調査室は、内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務並びに特定秘密の保護に関する事務を担当しており、内閣情報官のもとで、次長及び総務
続きの続きの続きです。このコメントはこれで「止め」です。 なおロシアの民間軍事会社再編問題については以下の情報が興味深いです。 ロシアの民間軍事会社(ロシア人政治学者[イリーナ・アルクスニス]の見方)
続きの続きです。 なお、今回のプリゴジン氏の反乱をプーチン氏はテロ対策と位置付けました。そうなると主管官庁は、国防省ではなく内務省(国内軍)になります。FSB特殊部隊も協力しています。私の推定になりますが、プーチン氏の正規軍に対する指示
先刻のコメントの続きです。 <プーチン大統領とショイグ国防相の関係(ロシア人政治学者の見方) 2023年6月25日の通信アプリ「テレグラム」への投稿 情報源:アレクサンドル・カザコフ
カービー氏がプリゴジン氏の反乱をロシアの「国内の問題」と述べ、ロシア側に伝えたということには重要な意味があります。国際法上、外国は国内問題に干渉することができません。米国は、プリゴジン氏の反乱をウクライナ戦争と切り離すという米政府の意思表示
プーチン大統領がプリゴジン氏を名指ししなかったのは、意図的です。プーチン氏は、その存在を認知しない人物の固有名詞をあげない傾向があります。例えば、反体制ブロガーのナワリヌィー氏の固有名詞にプーチン氏は触れません。また日本の首相について言及す