曽我豪

曽我豪そが たけし

朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
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最新コメント一覧

  • 【速報中】「負けると政変」「スイッチ入った」 与野党大物の弁舌

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年6月22日17時12分 投稿

    【視点】私も今回、京都や仙台など、激戦区を見に行こうと思っていますが、先達たちに教えてもらった取材のコツを思い出しています。曰く、遊説は後ろから見よ。 前の方は、熱心な支持者や動員組が大勢いて余り差がないのですが、後ろの方の人々が、さてどう反応しているか。立ち止まり、腕組みして聞き、ビラをもらうのか。写メを撮って立ち去り、野次を飛ばし、あるいは無視して立ち去るのか。そこがポイントだというわけです。 案外、最後尾には、自民党や民主党の腕ききの選挙のプロがいて、同じようにチェックしていたりしました。物価高が争点になり、なんとなく、このまま無風で済みそうにもなさそうな今回は、さらに注意深く見ておかないといけないなと感じています。

  • 「提案型」の半年、揺れる野党第一党 「響かない」から脱却なるか

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年6月15日6時45分 投稿

    【視点】記事に出てくる、自民党の野党時代の谷垣禎一総裁や石破茂氏のエピソードを大変興味深く読みました。そうだったなあと思い出しました。 政党も人間も、不遇の時は何もかもダメなように見えます。記者も、よくある見方でなで斬りにしてしまいます。それがいかに薄っぺらいことになることか。 私も実は、泉健太代表には同じ感触を得ています。少し前に、5年ほど前の岸田文雄氏を見ているみたい、とも書きました。そう簡単にうまくゆかないかもしれませんが、もがかなければ変わりようがありません。叩くだけでなく持ち上げるでなく、政党と代表の現状を正確に伝えた記事で、早朝から得をした気分になりました。

  • 総理番が抱いた「違和感」 世論に翻弄される首相から見えたもの

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年6月2日17時32分 投稿

    【視点】総理番はその昔、佐藤栄作首相がゴルフ場の出などにぽつりぽつりと本当のことを言ってしまうので、慌てた各社の政治部幹部たちが付けるようにしたのが嚆矢と言います(諸説あり)。 旧首相官邸二階の執務室前まで行けるようになったのは、ロッキード事件を巡り闇将軍・田中角栄氏と闘った三木武夫首相が世論に直接呼びかけようとしたため、ともされます。 かくいう私も旧官邸で竹下登、宇野宗佑、海部俊樹の三代の首相の番でした。当時は日中はずっと付けたので足が棒のようになりましたが、あれはリクルート事件で竹下首相が退陣表明した翌日、自民党の元国会議員の葬式に出ていた首相の元に青木伊平秘書の自殺の一報が入り、弁当箱のような携帯電話の受話器を握りしめたまま、顔がみるみる紙のように白くなるのがオペラグラスの先に見えたのを思い出します。 それとこれは橋本龍太郎首相の時、総理番三人が「橋龍の法則」なるものを書き、伝法調で語るときは本音で、番相手に丁寧語になるときは本音でない、それなら財政構造改革路線の転換は本当だろうとデーターに基づき占ってみせました。それが当たったから言うのではなく、やはり記者の真髄は「現場の目」だというのが、あの記事の手柄だったと思います。 今回も、参院選を前にとても大切な記事です。

  • 自民、財政再建派と積極財政派が提言 黒字化目標「堅持」と「検証」

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年6月1日17時46分 投稿

    【視点】菅派の話とこっちの話のどちらに書こうかと思いましたが、政権党内で政策を巡って両論があることも、切磋琢磨があるなら派閥が誕生するのも、そのこと自体は良いと思います。 問題は、政策そっちのけで合従連衡など権力闘争だけが先走りしたり、さらに政局のために政策論争が形骸化したりしてしまうことです。岸田政権のここがダメだから旗を立てて自分たちが取って代わろうという意識より、不測の事態に備えて布石を打っておこうという底意が透けて見えれば、決して参院選にはプラスにならないのではないでしょうか(やはり菅派の話の方で書いておけば良かったかも)。

  • 立憲の泉代表、大阪で維新への対抗意識を強調 参院選に向けて講演

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月23日16時47分 投稿

    【視点】国民民主党の公約を読み、この立憲民主党の泉健太代表の維新批判を読めば、野党が結集軸を失って因数分解される様は明らかでしょう。世論調査の結果も野党の分断状況が改めて明らかになったということかもしれません。 ただ、あれ? 何だか一年ほど前にこういう人いなかったっけ? 前の党首が急に代わって、旗幟も鮮明でなく、普通の人っぽいけど迫力がなくて、これでじゃあ自民党総裁選で河野太郎氏に勝てるはずがないと思われていた人が。今や内閣支持率が発足以来一番高くなった岸田文雄首相です。天邪鬼な私は、永田町でみんなが同じ予想をする時は疑ってかかることにしています。

  • 【速報中】首相、防衛費の「相当な増額」表明 安保協力の拡大で一致

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月23日16時38分 投稿

    【視点】政治には、後から考えてあれが大きな分岐点だったと思うことがあります。 リアルタイムで進行中の日米首脳会談で、今後の日本の安全保障の道が選び取られつつあります。国会で経済安全保障推進法が成立し、さらに防衛費の大幅な増額は国際公約になります。選びとられた道は、夏の参院選で踏み固められるか、あるいは別の道を探るかの審判が下されますが、直近の世論調査を見れば一見、前者の道しかないようにも思われるでしょう。ただ、選挙はゼロサムの結果だけを残すとは限りません。外交・安保と選挙戦準備が同時並行で進むこの局面を慎重に見て行きたいと思います。

  • 維新・石井氏釈明 「顔で選べば1番」発言は「若さ強調の一つ」

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月20日14時29分 投稿

    【視点】経歴詐称問題を巡る「非常勤(講師)の定義が曖昧」という抗弁にも恐れ入ったが、不祥事や失言に関するこのところのこの党の「説明」の酷さは何なのだろう。 参院選の予想を聞けば、与野党の政治家たちも揃って消去法的に維新の「躍進」について語るのだが、勝てば官軍で良いのかと思う。

  • 安倍氏、積極発信「柱石たらん」 森元首相は苦言「数を誇っては…」

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月18日13時28分 投稿

    【視点】失言の多さで知られる森喜朗氏は、一方で面倒見の良さから「永田町の町内会長」と呼ばれたりもします。いずれにせよ古いタイプの自民党政治家ではあるのですが、それだけに自民党内の微妙な空気の変化には敏感なのでしょう。最大派閥に注がれる冷ややかな目を感じ取っての発言だったに違いありません。ただ、そうした苦言が足元の派閥はもちろんのこと、党内の若手らから出て来ないことが気になります。その意味でも、森氏の言葉を記事に締めにした記者のセンスが光ると思いました。

  • 沖縄返還50年、小渕優子氏が課す「宿題」 原点は父が見た名護の海

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月8日16時46分 投稿

    【視点】かつて沖縄特措法を巡り、小渕恵三氏と同じ「経世会」の実力者二人が激しい闘いを繰り広げたことがあります。野党・新進党の協力を得て成立を目指す梶山静六氏と、自社さの政権の枠組みでそれを図る野中広務氏です。橋本龍太郎首相と新進党の小沢一郎代表との二日にわたる党首会談の結果、梶山氏に軍配が上がり、衆院特別委員長だった野中氏が本会議で異例の「大政翼賛会批判」に及びました。 当時は梶山氏が「保・保連合」を狙い、野中氏が「自社さ路線」を守ろうとしたとされ、確かにそういう側面もあったのですが、後に話を聞き直すと二人とも、いかに米国側にプレッシャーを与えるか、その方法論で正面からぶつかっていたことを知りました。大多数で成立させる方がそうなると思う梶山氏と、ぎりぎりで成立させた方が得策だとする野中氏の違いです。 陸軍士官学校にいた梶山氏は「自分は臆病派だ」と言い、小沢一郎氏ら戦後派の政治家の戦争経験の無さを憂いていました。野中氏の沖縄戦への思いは言うまでもありません。 権力派閥と言われ、それこそ梶山氏は小沢、小渕、野中各氏とも権力闘争を戦う関係ともなっていったのですが、佐藤栄作元首相の沖縄返還を共通の思いにして「沖縄の戦後を本当に終わらせるのは我が派の責務である」といった共通認識がありました。 ともすれば思惑とか政局とかで政治家を斬りがちだった自分を反省しつつ、政治家の思いを取材し伝えていく大切さを改めて感じました。

  • 「ロシアより許せないのは今の与党」発言を謝罪 立憲・奥野総一郎氏

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年5月4日17時41分 投稿

    【視点】これはちょっと‥‥残念過ぎます。このコメントプラス欄を含め、改憲論議に関しては、ステレオタイプの見方を改めて、本当に必要な具体の論議を求める方向へと移りつつあるように思えるだけに、なおさら惜しまれます。「言い過ぎた」との謝罪の言葉も、程度の問題なのかと思いますが、何より「場所が場所でエキサイトした」という釈明が理解出来ません。エキサイトする場所が護憲派集会だと認めているということ? その「場所」にいた人はこれを聞いてどう思うのだろう。

  • 経済安保法案に抜け穴? 「基幹インフラ審査」に疑問の声も

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月30日14時5分 投稿

    【視点】法律は成立すればそれで終わりではありません。戦前の治安維持法をはじめ、改悪されたり問題点が放置された例は数多くあります。衆院が下した意思を改め直す良識の府である参院の審議で、問題点を洗い直しておく作業は絶対に必要です。成立が見えたからこそ、さらに追及の筆をふるおうとする姿勢に共感いたします。

  • 「明日、イエスかノーを」 自民と公明の主張衝突、緊急対策案でも

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月28日17時45分 投稿

    【視点】政策論議がヒートすること自体は悪いことだとは思いませんが、刹那的にイエスとノーを迫る協議のやり方が続いているのは暗澹たる思いがします。国民民主党と日本維新の会との合意文書も、破棄か否かという極端な話になるし。与党でも野党でも同じような現象が頻発するのは何故なのか。このところ与野党の政治家に会うと必ず聞くのですが、すいません、まだ答えがありません。

  • 立憲・泉代表、「夏の陣」へ打つ手はあるか 参院石川補選で敗北

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月25日14時30分 投稿

    【視点】補選が本選のバロメーターになった時もあれば、ならなかった時もありました。今回は、保守が分裂せず、野党が有権者の動員が出来ず低投票率になれば、与党を上回る得票が困難なことが分かりました。ただ、このままかどうかは分からない。世論調査でも、ロシアへの経済制裁を支持する声が堅調な一方、物価高に対する不安は高まり、その対策に関しては岸田政権への評価は高くない。首相の言動一つで選挙期間中に突然の逆風が吹くのが参院選です。自民党も圧勝だと浮かれている場合ではないでしょう。

  • 国民民主の「野党で政権交代」に自民・遠藤氏「違和感覚える」

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月24日14時23分 投稿

    【視点】「世の中はやはり確率の高いことから起きる」と言ったのは、故ナンシー関画伯だったか。 国民民主党がああでは、やはり自民党からこう言われてしまうのが当たり前かも。参院選で問われる「実績」以前の問題なのが辛い。玉木雄一郎代表らの善後策に期待します。

  • 「維新と一緒に政権交代を」 国民民主、合意文書めぐりゴタゴタ

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月23日14時17分 投稿

    【視点】政権公約や政権構想を巡る合意文書は、政党間協力の生命線。国会や選挙の協力も、その合意が前提のはずです。とにかく、この逆転現象には驚いた。

  • 派閥にいる方がお得?自民の所属割合増加 「義理と人情」限界指摘も

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月23日14時13分 投稿

    【視点】先だって自民党麻生派で離派の動きが顕在化した際も、通常国会の最中に派閥を離れると所属委員会での「人事」宙に浮く、という声が派内外で結構ありました。 あれやこれやと昔の自民党に先祖返りしている兆候が目立つ岸田文雄政権ですが、このように数字で裏付けすると大変にわかりやすい。「菅派」の誕生も喧伝されますが、それより、こんな調子では参院選の方が心配にならないのだろうか?

  • 補正予算案、今国会提出へ 国会が監視しにくい「予備費」を積み増し

    曽我豪
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    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月21日17時33分 投稿

    【視点】鋭い指摘だと思います。経済安保法案や補正予算編成論議で与野党の協調が進むなか、立法府の行政権力への監視を意味する「国会の関与」が論点になって来たように思えます。 先日、無所属会派「有志の会」の北神圭朗衆院議員が毎日新聞政治プレミアへの寄稿で、改憲論議を巡り、緊急事態の際も国会の監視機能を維持する方策の必要性を唱えていましたが、危機対応が喫緊の課題だとしても、そこに立法府の本務を付与する努力を忘れない姿勢は大変に重要だと考えます。後半国会の論戦と、とりわけ岸田文雄首相の「聞く耳」の本領を見極めていきたいと思います。

  • 連合芳野会長が自民で講演 麻生氏歓迎「酒を飲めるところまできた」

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月19日13時17分 投稿

    【視点】官公労と民間労組が大同団結して連合が生まれたのは1989(平成元)年です。今日はウクライナ危機を受け「冷戦の復活」が指摘されますが、当時はまさに「冷戦の終結」と共に、安全保障面で日本の「独り立ち」が求められ始めた時代でした。 連合にすれば、官公労が支援する社会党と民間労組が推す民社党が同じ政治路線をとってくれれるのが願いだったでしょう。事実、自民党を過半数割れに追い込んだ89年参院選では、連合の統一候補が躍進したのです。しかし翌90年衆院選では自民党が復調、社会党の一人勝ちに終わり、「社公民路線」が崩れ始めます。92年、自衛隊の海外派遣を可能にするPKO(国連平和維持活動)協力法が「自公民」の国会協力体制で成立しました。徹底抗戦した社会党と修正協議に応じた民社党との間で股裂き状態になった連合は、その年の参院選で統一候補が惨敗しました。 その後、社会、民社両党が参加した非自民連立政権も一年足らずで崩壊、社会党が自民党と組んだ自社さ連立政権に民社党は加わらず、再び連合は股裂きの憂き目に遭います。 労働戦線の統一が政党の協力体制の構築につながらない歴史を再検証する時代を迎えたと感じています。とりわけ世界の激動期に日本でも安全保障論議が高まる局面なのですから。

  • れいわ山本太郎代表、衆院議員を辞職 夏の参院選への立候補を表明

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月15日19時12分 投稿

    【視点】立法府には立法府の、参院には参院の意義がある。政党の事情及び政局優先の発想は、熟議と重層構造を旨とする二院制、ひいては議会制民主主義の理念を揺るがすものではないでしょうか。世論の反応に注目したいと思います。

  • 経済安保法案が参院審議入り 首相「経済の萎縮には十分配慮」

    曽我豪
    曽我豪
    朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革
    2022年4月15日13時40分 投稿

    【視点】30年前の1992年に国連平和維持活動(PKO)協力法が成立しました。その経緯と影響を調べ直しています。 当時は「冷戦の終結」が喧伝される一方で湾岸戦争が起きた直後です。資金提供に限った日本の協力が批判され、戦後初めて自衛隊の海外派遣を可能にする同法が立案されました。見逃せないのは、野党の公明、民社両党との修正合意により国会承認規定が盛り込まれたことです。 立法府が権力をチェック出来るこの歯止め策は、同じように野党・公明党が賛成した周辺事態法でも踏襲され、有事法制では野党第一党の民主党との修正合意により国民保護法制が後に加えられました。 30年前の与野党の修正合意の知恵が平成の安全保障論議の財産となったのだと思います。ウクライナ危機を受け「冷戦の復活」が指摘され、情報と金融のネットワークが「武器化」する今日、30年前のPKO協力法にあたるのはまさに経済安保法案でしょう。その意味で、政省令でなく立法府の関与を求める立民の修正要求の意味は限りなく重い。参院審議は見所です、すぐに参院選で各党の姿勢と実績に審判が下るのですから。

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