【解説】国内で作られているグレープフルーツ「スタールビー」というひとつの品種から、2種類の色のジュースが完成したという話。なぜ?と思って、担当記者に聞いてみたら、以下のようなことだと説明してくれました。「今回は二つの農家でつくったグレープフルーツを
【視点】天丼チェーン「天丼てんや」が1号店を出したのは1989年のこと。「天ぷらの大衆化」を目指していたように、その味わいも自宅で揚げる天ぷらに影響していきました。天ぷら粉を作っているあるメーカーの担当者は1990年代の消費者の天ぷらの好みの変化を
【視点】 「洋服の青山」「AOKI」「はるやま」「コナカ」などの紳士服業界、スーツ業界はバブル経済の勢いが残っていた1990年代まで成長が続いていたと記憶しています。その後、少子高齢化から各社は女性向けスーツ、就活スーツなどに取り組み顧客層を広げて
【視点】銭湯や、店舗に洗濯機能があるクリーニング店は家族経営が多いと聞ききます。いずれの店舗数も長らく右肩下がりで、銭湯は1968年のピークから約10分の1になり、クリーニング店もこの20年でみると半減しています。もともとの後継者難や高齢化が背景に
【視点】ホームセンター業界も、コンビニなどと同様に各社の出店状況から市場が飽和状態にあると指摘されてきました。その中でも、2020年は新型コロナウイルス感染拡大で、消毒や衛生商品のまとめ買いの他、巣ごもり需要でDIY商品やベランダ菜園用の用具、苗が
【視点】緊急事態宣言が解除されても新型コロナ禍で影響が大きかった居酒屋やカラオケ業態の回復はまだ鈍いという結果が出ました。10月以降、繁華街のにぎわいは戻りつつあるようにみえますが、飲食業態でも空席が目立つ店舗が少なくありません。6月に東京都などが
【視点】私の周りでも紙巻きたばこから、加熱式たばこに切り替えたという喫煙者がずいぶんと増えました。 加熱式が急拡大したきっかけとして、取材に応じてくれたほぼ全員が上げたのはテレビ朝日系のバラエティ番組「アメトーーク!」でした。2016年に登場芸人
【視点】関西スーパーを巡る買収の駆け引きが始まりましたが、今回のオーケーの発表に対して、首都圏の人と関西の人の見方が結構違っていると感じました。オーケーを知っている首都圏の人からはその安さや使い勝手の良さ、経営手腕を評価する声が多いです。食品スーパ
【視点】神奈川県についての記事ではありますが、飲食業を中心とした雇用という視点では全国にも通じる話だと感じました。コロナ前から飲食業の多くはアルバイトやパートといった社員ではない非正規雇用に支えられてきていました。人手不足で人材確保に各社は奮闘して
【視点】新型コロナのワクチン接種は政府だけでなく、多くの企業も推奨に動いてきました。その方法は、職域接種の取り組みや、ワクチン接種日や接種後の体調不良のときに特別休暇を取れるようにする勤務環境の整備が中心でした。ワタミは取材に対して、社員の名札に接
【視点】新型コロナ禍で急拡大したというネット通販。いろいろなサイトを眺めて気づいたのは、商品やサービスそのものをPRするだけでなく、それが生まれた背景、作り上げるまでの過程といったストーリーを描くケースが増えたということです。そのストーリーへの共感
【視点】食品売り場は生活必需品とされて緊急事態宣言下でも営業を続けることができていました。スーパーの担当者の「営業するのが使命」という言葉にも、その責任感が表れているように思います。百貨店のデパ地下は季節性や話題性のある食品の発信で注目を集めること
【視点】 居酒屋や酒を扱う飲食店にとって、街中からほとんど人の動きがなくなった昨年4~5月の1回目の緊急事態宣言よりも、今年4月以降の宣言の影響の方が大きくなっています。ビール大手4社の今年上半期(1~6月)のビール類の売り上げは全社で前年同期を下
【視点】 4度目の東京都への緊急事態宣言発出では、飲食店の飲酒提供をめぐり、酒類販売業者に協力要請が出される見通しです。政府からの「お願い」の範囲でのことですが、要請される業者からは困惑の声しか出てきませんでした。6月以降、都内では宣言下にも関わら
【視点】 今年の株主総会は物言う株主や環境保護団体が、脱炭素や気候変動対応を企業に求める動きが目立ちました。そんな注目される大きな動きのほかに、株主とのやりとりから企業の抱える課題を浮かび上がらせたことを描いたこちらの記事を面白く読みました。
【視点】職域接種では、政府がワクチンの割り当て想定を上回る申し込みがあったということは、それだけ積極的に取り組んでいる企業や大学が多いということの表れだと感じました。一方で、「過大に申請していないかなど需給を精査している」とのこと。ワクチン余りで廃
【視点】「15人の最高裁判事 女性は2人」という表現をみて、思い出したのは、昨年9月の天声人語で紹介されていた米最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の言葉です。「判事9人のうち何人が女性なら十分ですかとの問いには、いつも『9人』と答えた。
【視点】職域接種での接種後にメディア取材に応えてくれた方からは「安心」という言葉が多く聞かれました。小売業や運輸業など対面で人と接する立場の仕事ならなおさらのことと思います。ただ中には、不安がぬぐえずに接種を控えている人もいます。ワクチンは希望者へ
【視点】緊急事態宣言解除で飲食店での酒類提供も解禁されました。しかし、その条件は自治体によって様々。再開できることを喜びながらも、現場の苦悩が多く聞かれました。大手居酒屋チェーンでは一律のマニュアルを作るわけにもいかずに、「来店客の良心を信じるしか
【視点】焦点だった飲食店での酒類提供について政府は、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行した地域について提供できるよう緩和することを決めました。4月25日に宣言が出されたとき、居酒屋関係者からは「時短だけなら利益を出せる運営の仕方を1年かけて